【座談会レポート】不登校の子育てがつらいママに読んでほしい。4人が語る!わが子に合う関わり方が見えてきたきっかけ
あき子先生脳科学レッスン不登校・登校しぶり

トレーナーもやっていた。不登校の子のブレーキが強まる「支援」

小さい頃は
学校に行けていた子が

学年が上がって
これからの成長が楽しみ〜
と思う
タイミングで

学校に行かなくなったら。

不安になったママは
次、何をするでしょう?

今日は

私も含めた
チームのトレーナー5人に
共通していた

子どもの行動のブレーキを
強めていたもの…

についてお話をします。

ーーー

お子さんが起立性調節障害で
不登校になった
大下さんは

とにもかくにも
起立性調節障害の
治療やサポートで

「こうしてね」といわれることを

1つも漏らすことなく
やらなくてはいけない

と必死でした。

朝は光をあててください
と言われ
顔の至近距離で照らしたり、

薬はきちんと飲ませないと
いけないから、きっちり管理、

水は1日2リットルは
飲ませるように言われ、、、

言われたことを
しっかりやらなければ

本当に頑張っておられました。

だけど、ある日、お子さんは
部屋に鍵をかけてしまいました。

お子さんからすると

1日の中で
ちょっとしか起きていられない
その貴重な時間は

ママの
あれやって、これやって、

を聞かなくちゃいけない時間に
なってしまったのです。

ーーー

また

不登校になって
これからの進路のことを心配した
沢木さんは

勉強の遅れを
なんとかしたい、と

学校を休んでいる息子さんに
「タブレット教材やる?」
「オンライン家庭教師やる?」
「せめて別室登校する?」
「授業を配信してもらう?」

思いつく限り
やることの提案をしていました。

結果、息子君はついに

「やりたくてもできねえんだよ!」

と大声をあげて泣き崩れてしまった…

そんな苦い経験をされていました。

ーーー

もしかしたら
似たような経験を
されているかもしれません。

お子さんのためにできることは
なんでもやってあげたい…

それが親心というものです。

だから

考えられることは
全部やってみた…というのは

決して悪いことではありません。

お母さんのがんばりの証として
誇って欲しいくらいなんです。

ですが

このお母さんの情熱が
実はお子さんのプレッシャーになって

行動のブレーキが
より強まってしまうことがあるんです。

子どものために
「これもいいかも」
「あれもやった方がいいかも」

と良かれと思って
支援を次々と繰り出す。

これを
“必殺技”のフルコース
と私は呼びたいと思います。

何度も言いますが

これはお子さんを想って
こそのことなので

決して悪いわけでは
ないんです。

ですが

学校という場所で
自分で処理しきれないほどの
ストレスを抱え込んだ子にとって

これでどう?

こっちならいいかな?

と、知らないうちに
ストレスを積み重ねてしまうと

子どもの脳には

それが「愛情」としてではなく

「自分を追い詰めるもの」として

届いてしまうことがあるのです。

そうすると

子どもの脳は

「よしやろう!」ではなく

「逃げたい」「やりたくない」

というモードに
入りやすくなります。

実際に

私のチームのトレーナーの
お子さんたちは

一度
荒れたり、拒絶したり、

というルートを辿っています。

これは

子どもの
やる気がないからではなく

考えたり
動こうとしたりする前に

脳が危険を察知して
防衛反応を
示しているということ。

ここが

周囲からの期待値が
あがりやすい

小学校高学年・中学の
子どもたちのサポートで

特に注意しておきたいところです。

ママも焦ってしまうから
余計に、”必殺技”を
つぎつぎと提案してしまいがち。

一方で、子どもは

思春期にさしかかって

自分で決めたい、

親にいわれたくない、

そんな発達ステージに
入っていく時期。

だけど
不登校で思うように動けない。
周りと同じようにやれないことへの
苛立ちや不満もある。

この狭間で

子どもの脳内はストレスで
パンパンになっているんです。

だから

ママのサポートや提案が

子どものパフォーマンスを
下げてしまう場合もあるのです。

高学年からの
不登校サポートは

必殺技を
フルコースで繰り出す
対話術ではなく

子どもに
余計なストレスをかけず
行動を引き出しちゃう
対話術が必要です。

今日は1つ
考えて欲しいことがあります。

最近

お子さんに繰り出した
“必殺技”は何でしたか?

それをお子さんに伝えた時
どんな様子でしたか?

・嬉しそうでしたか?
・辛そうでしたか?
・怒っていましたか?
・それとも、スルーでしたか?


「良かれと思って繰り出した“必殺技”」
を少しだけ考えてみてください。

 

次回からは

“必殺技”の連発をやめた
その先のお話を

お伝えしていきます。