1.イライラしがちな今こそお子さんとの接し方を考えてみましょう
先日、新型コロナウィルスの感染拡大に対応するため、11の都府県に緊急事態宣言が発令されました。
都立高校や一部の私立小中学校では分散登校が実施され、対応に追われているご家庭もあるかもしれません。
とくに、お仕事をされているお母さんは、仕事の調整など急な対応を迫られ、焦ったりイライラすることもあると思います。
ですが、こんな時だからこそ少しだけ落ち着いて、お子さんとの接し方を考えてみていただきたいと思います。
今は、1人ひとりが自覚を持って、感染を広げないためにも行動するべき時です。大切なことをしっかり伝えられる親子関係を築いていきましょう。
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2.発達障害グレーゾーンの危機感がうすいタイプの子ども達
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、突然の事態にさまざまな反応をします。
不安の強いタイプのお子さんは、「目に見えないこと」「わからないこと」にとても不安を感じます。そして事態が終息しても、その不安を長く引きずる特性があります。
一方で危機感が薄いタイプのお子さんもいて、授業がないとなると「よっし!休みになったぜ!何して遊ぼうかな」と衝動にかられて大切なことを見落として行動しようとすることもあります。
我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの息子はその典型で、昨年学校が休校になったときに「おれ、明日、自転車で○○まで行ってくるわ!」などと言っていて、まさに危機感が薄いタイプです。
本人が感染しないように気をつけることはもちろんですが、それだけでなく、周りにいる人を守るためにも慎重に行動しなければならないことを今のタイミングで子ども達にしっかり伝えていきたいですね。
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3.子どもへ大切なことを伝えるときの対応のポイントはこれ!
♦脳に伝えたい情報は少なくする
では、どうやったらお母さんの「伝えたいコト」が子どもに届くのか。それは、情報量が多すぎないこと。これがポイントです!
情報が多すぎると、子どもの脳は処理のキャパシティを超えるので、一番伝えたい、そして本当に伝えたい大事なメッセージすら「却下」してしまいます。
ですからこういうときこそ、伝えたいメッセージが最優先です。
脳がストレスを感じるのは、処理量を超える情報が入ってきたとき。ストレスを感じた脳は処理をストップします。
分散登校などがあると、家での子どもの様子が気になって「ちゃんと勉強しなさい、規則正しく生活しなさい」など次々注意をしたくなりますが、お母さんからの指示や命令が多すぎないように気をつけてみてください。
そして一緒に過ごす時間は楽しい時間になるように、お子さんと関わってみてください。
♦大事な話をするタイミング
話をするタイミングも、大事な情報を伝えるときに注意して欲しいところです。
お子さんが何かに夢中になっている時に話しかけても伝わりにくいことがあります。お子さんがゆとりがある状態のときに、じっくり話をしてみてください。
「そうは言っても、うちの子、家にいる時はゲームばっかりやっていて、ゆっくり話すタイミングがなくて…」というお母さん!ここは、行動の切り替えを促す声かけにチャレンジしてみてください。
たとえば、お子さんが家でずーっとゲームばかりやっているとします。
それでも…
「なんのゲームやってるの?」「勝てたの?」「へー、すごいね」
と関わってあげてから、行動の切り替えを促してください。
「いっぱいゲームできて楽しそうだったね。よし!じゃあ、それが終わったら一緒にご飯作ろうか!」
「じゃあ、1ゲームやったらお風呂掃除をお願いしちゃおうかな」
などと、ポジティブな言葉がけで切り替えをうまく促してあげてください。
そんなゆとりのある状態で「大事な話」をすれば、子どもたちもしっかり受け止めてくれるはずです。
そうは言っても、今の時点で親子関係がギクシャクしているおウチもあるかもしれません。
いつも以上に子どもと家で過ごす時間が多くなって、憂鬱になっていませんか?
そんな方は、お子さんとの接し方を見直す良い機会です!ピンチをチャンスに変える。子育ては待ったなしです。
こんなときこそお母さんは落ち着いて、普段はできないお家の中で一緒にできることを見つけたり、子どもへの接し方を見直してみたりするのもいいかもしれませんね。
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
突然のピンチもチャンスに!発達障害・グレーゾーンの子への対応術をお伝えしています。
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