1.不登校になっていつまでも罪悪感と葛藤している子を元気にしたい!
子どもが不登校になると、お母さんは一生懸命不登校について勉強しますよね。公的な学校以外にも子どもの学ぶ場所があること、学校以外の方法でも子どもは学べることに気が付くとお母さんは焦りから抜け出すことができます。
今の子どもに寄り添うことが大事だと思って、
「今はしっかり休む時期なんだ」
「学校じゃなくても学べるところはある!」
「ホームスクーリングだっていいよね」
と、今までの「学校へ行かせなければ」という考えを捨てて、新たな気持ちでお子さんに向き合おうとしていますよね?
そんな風にお母さん自身が変わって、子どもへの登校刺激もやめて、「休んで大丈夫だからね」と伝えた。
けれど…
子どもはいつまでたっても自分が不登校ということを気にしてイマイチ元気にならないんですけど!
と、ちょっとモヤモヤしてしまうことありませんか?
親から不登校を認めてもらえて
「やったー!お母さんが優しくなった!休むぞー!」
と、伸び伸びと自分の好きなように過ごせる子も中にはいます。
ですが、罪悪感を感じ、どうしても吹っ切ることができない子ども達も多くいるのです。
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2.子どもは子どもなりに将来について悩んでいる
なぜ、親の対応が変わったのになかなかポジティブになれない子どもがいるのでしょうか。
それは、不登校に対するイメージが子どもそれぞれ違うからです。
繊細で真面目なタイプの子は、嫌な記憶が残りやすく社会から自分がどう見られるかもとても意識しています。
これまでも、親の気持ちや先生の評価、友達からの視線をものすごく感じ取りながら過ごしてきました。
そんな子に、「お母さんはもうふっきれたんだから、あなたも明るく過ごしなさい!」と言っても、そう簡単に心のスイッチを切り替えることなんてできないんですよね。
小学生だと、まだ自分で正しく情報をリサーチする力もないので、「学校に行かなくても大丈夫」というような世間の価値感を自分で探してくることができません。ネットやテレビの一部の情報や友達や先生からの言葉で、「学校に行かない自分はダメなんだ」と思い続けてしまうことがあるのです。
子どもがネガティブな気持ちを引きずってしまっているのは周囲の責任、じゃあ、子どもが自然に吹っ切れるのを待つしかないのか…
そんなことはありません!
子どもが無理なく気持ちを変えていくことのできる方法があるんです。
3.不登校の子どもでも読める!おすすめの本3冊
今まで『不登校=悪』というデーターをたくさん詰め込まれていた真面目タイプの子ども達。
今度は、
『不登校だっていいじゃん!逆に不登校でおもしろいことができるんじゃない⁈』
『これからの時代はこんな生き方もあるんだよ!」
『未来はこんな仕事があるかも!』
というワクワクするデータを与えてあげればよいのです。
それには、お母さんが取り入れた情報を話してあげるのもよいのですが、子どもに本を読んでもらうのもオススメします!
発達に凸凹のある子ども達は、物事を理解する脳の仕組みが視覚優位であることも多いです。
視覚優位の子どもには視覚で理解できるデータを見せてあげると、聞くことよりもたくさん吸収することができます。
不登校という経験を生かして活躍している大人や、不登校を認めている教育学者さん達は意外と多くいて、そのような人達が書いた書籍を読むことで、頭にこびりついている嫌なイメージを、良いイメージになるように記憶を上書きしてしまいましょう♪
今回は、読書が苦手な子どもでも楽しく読める書籍を3つ紹介しますね。小学生でも楽しく簡単に読めるものを選びました!
◆とんでもオヤジの「学び革命」〜「京大3兄弟」ホーツキ家の「掟破りの教育論」〜
マンガ:小出真朱、原稿協力:宝槻泰伸、出版社:小学館
子どもの探究心を引き出す授業をすることで有名な探求学舎の宝槻泰伸さんが、不登校時代に体験したエピソードをユーモアに表現されているマンガです。
「勉強は本来楽しいもの」で、机に向かって問題集を解くことだけが勉強ではない。
そんな理念をもった宝槻さんのお父さんが3人の息子さんを塾にも通わせずに京都大学に合格させた、マル秘エピソードがたくさん詰まっています。
このお父さんの型破りな学びの提供方法がとてもおもしろく、子どもと一緒に笑いながら読めることまちがいなしです!
◆学校では教えてくれない 稼ぐ力の身につけ方ーーこども起業力!
著者:小幡和輝、出版社:小学館
小学校から不登校を経験した実業家の小幡和輝さんの本です。高校3年生で起業した経験をもとに、お金を稼ぐということ、子どもからでもできる稼ぎ方をわかりやすく教えてくれます。
学校教育では教わらない起業する力は、不登校の子どもにとってもお母さんにとっても気になるテーマではないでしょうか。マンガが入っていたり用語の解説もあるので、子どもでも読みやすい流れになっています。小幡さん以外にも実際にき起業している中学生へのインタビューもあり、親子で自立するということについて視野の広げられる内容となっています。
子どもが成長するために学校教育だけにとらわれる必要はないんだと、気づかせてくれますよ。
◆なぜ僕らは働くのか
監修/池上彰、 出版社:学研プラス
学校に行けない日があっても、人生は止まらない。そんなメッセージを感じる本です。マンガとイラストがたっぷりで、小学生から読めるやさしい内容になっています。「働くことってなんのため?」「将来、どうしたらいいんだろう?」そんな不安にていねいにに解説してくれます。
自分は、将来どうなっちゃうんだろう…?と心配な子に「焦らなくていいよ、人と比べなくていいよ」と伝えてくれます。中学生の不登校になった男の子が主人公として描かれるマンガでは、これから将来を考える不登校の子どもたちに希望を与えてくれますよ!
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4.親子で不登校にポジティブな会話を!
本を子どもにすすめるとき、まずはあえて何も言わずにリビングなど子どもの目のつくところに置いておくのがオススメです!
なぜかというと、子どもが自分で手に取り、「いい情報に自分で出会えた!」と成功体験を積むことができるからです。
もし、置いておいてもぜんぜん手にとってみてくれない…という時は、「この本、お母さんが読んで、不登校って悪くないんだなって勉強になったよ」と伝えてみてくださいね。
子どもが読んで、おもしろそうな表情をしていたら、
「どんな話だった?」
「真似してみたいことはあった?」
と、自分事に置き換えて考えることができるような質問をして会話してみてください。
子どもが「〜なこと自分もやってみたいな」と教えてくれたら、「お母さんもそれいいと思うよ!」と共感してくださいね。
本というツールで親子の話題を増やし、学校へ行かない期間をポジティブな記憶に上書きしていきましょう!
\遊びやゲームで読書力や勉強する力をアップできる方法もおすすめです!/
執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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