学校説明会、◯◯しないで帰るのはもったいない!発達障害のわが子に合った進路を見極めるためのポイント

発達障害・グレーゾーンの子の進路選びは、情報収集が大切。学校選びは、説明会に参加してみましょう!先生とお話する中で「わが子に本当に合うのか?」が見えてきます。説明会に参加する時の大切なポイント、ご紹介します!

1.発達障害・グレーゾーンのわが子に合った進路、どうやって見つけますか?

発達障害・グレーゾーンのお子さんの進路を選ぶとき、どのように情報を手に入れていますか?

学校選びは、実際に足を運んでみることが大切!今回は、学校説明会に参加する時の大切なポイントをお話します。

わが家の息子は小学校3年生です。発達の凸凹による苦手がありながらも、公立小学校の通常級で学校生活を送っています。

学習面では書くことが苦手で、宿題にも日々苦戦しています。通級指導教室には通っていますが、授業中はとくに特別なサポートは受けていません。

書くことに苦手がある一方で、知的好奇心が強く、自分の好きな分野に関しては大人顔負けの知識を披露してくれます。

そんな息子を見ていると、私はいつも「この子が楽しく学べる環境を見つけてあげたい」という気持ちになります。

息子がどうしていきたいのかを大切にしながら、小学校編入や中学受験も視野に入れて色々な選択肢を持っておこうと考えています。

家から近い場所に私立の小・中・高一貫校で、以前から自由な校風でステキだなと思っていた学校があり、先日説明会に参加してきました。

その学校はとくに”発達障害の特性がある子どもを受け入れる”ということを謳っていない学校です。

「苦手がある息子には難しいかも…」と思いながらも、説明会のあとの個別相談会にも参加しました。

2.学校説明会の“あとの時間”が大切です!

個別相談会で、私は担当してくれた先生に、率直に息子にどんな苦手があるのかをお話しました。

先生は「凸凹があるタイプのお子さんなんですね。」とおっしゃって、今まで苦手がある子に対してどのように対応してきたのかをお話してくださいました。

小学校の卒業文集は手書きが基本だけど書くのが苦手な子にパソコンの使用を許可したことがあること、書くのが苦手な子に授業時間外にマンツーマンで指導したことがあること、など色々なお話が聞けました。

先生のお話から、特別なサポートを用意しているわけではないけれど、多様性を認め合うことを大切にしている校風のため、凸凹のある子も自分らしくイキイキと学校生活を送っている様子が伝わってきました

「前の学校で不登校ぎみだった子が、うちの学校に編入してきて皆勤賞とっちゃうことも多いんですよ。

友達づきあいが苦手だった子が学年の最後の日、担任の私のところに来て『先生、僕は人と関わることができるようになりました!』と言ってきたこともありましたよ。」

と先生は嬉しそうにおっしゃっていました。

その学校の先生達が、子ども達1人ひとりの個性を尊重しながら愛情を持って日々接していらっしゃることが伝わってきて、私はさらにその学校に魅力を感じました。

私立は合理的配慮が義務ではないので、発達障害の特性がある子を受け入れていると公表している学校でないと凸凹があるわが子は難しいかも、と思ったこともあります。

しかし、先生のお話を伺って「実際のところは、やっぱり聞いてみないとわからない!」ということを実感しました。

3.話を聞くだけではなく◯◯することで見えてくる実態

学校の説明会に参加したら、一方的に話を聞くだけではなく、“質問する”ことをオススメします!

説明会のあとの、先生に質問できる時間こそ大切な時間です。

「わが子がこの学校に入学したら…」と具体的にイメージして、お母さんが疑問に思うことを質問してみましょう!

その時、重要なのはお子さんの苦手を正直に伝えることです。その苦手も、自分でがんばれるレベルなのか、サポートが必要なのかどうか、率直に今の状況を伝えましょう。

背伸びして入学して、配慮が受けられなかった時に一番困ってしまうのはお子さんです。

また先入観やネットの情報だけで「うちの子には、この学校は無理…」と判断してしまうのも、もったいないです。

発達障害の子を受け入れているかどうか、だけではなくお子さんの個性に合う学校を広い視野で探した方が選択肢の幅が広がります。

お子さんと似たタイプの生徒さんを受け入れたことがあるのか、またその子に対して、どのように学校は対応してきたのか、実際のところを聞いてみましょう。

自分であれこれ調べるよりも、その方が確実な情報を得ることができます。

学校へ足を運んで、先生と会話する中で「お子さんがイキイキと過ごせる環境かどうか」をお母さんの目で見極めてください。

お母さんが進路の選択肢をたくさん持っていることで、子どもの未来の可能性は広がっていきます!

執筆者:滝麻里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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