1.不登校・登校しぶりがある子の気持ちが揺らぎやすい時期とは?
もうすぐ新学期が始まって1ヶ月経ちますね。
長い間不登校だったり、登校しぶりのある子にとって気持ちが揺らぎやすい時期というのがあります。
それは「ハジマリ」の時です。
この「ハジマリ」とは新学期、新しい月、新しい週などのことです。
こんな時は、不登校や登校しぶりの子は「明日は学校に行く」と言うことが少なくありません。
この「学校に行く」発言。
実は気をつけたいポイントがあるのです。今回は、そのポイントについてお伝えします!
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2.「明日は学校に行く」と言う時の子どもの気持ち
子どもに「明日は学校に行く」と言われた時気をつけて頂きたいポイントとは、この発言に対してのお母さんの反応です。
なぜ反応に気をつけたいのかというと、不登校・登校しぶりがあるお子さんは敏感に周りの空気を読む子が多いからです。
「新しい年度になったし、そろそろ学校に行かないとお母さんも疲れてきそうだな」
「学校に行くと言ったらお母さん、喜ぶかな」
そんな思いで発言していることが多いのです。
「なんて他人想いの優しい子なんでしょう!」
…と喜んでいる場合ではありませんよ。
「明日は学校に行く」と言うときの子どもの気持ちは半分は本当で、半分は本心ではないのです。
この発言を投げかけることでお母さんがどんな反応をするかを見ている面もあるからです。
では、不登校だったり登校しぶりのある子の「学校に行く」宣言に対して、どのように返すのが良いのでしょうか?
3.「学校にいく」宣言に対してのNG対応と子どもが自ら行動しだすお母さんの対応
まず、お子さんに「学校に行く」と言われた時、満面の笑顔で「がんばってね」などと決して言わないようにしてください。
さらっと「わかったよ」くらいでとどめてください。
普段「学校に行けなくてもいいよ」と言いながら、お母さんが最大限に喜んでしまうと、「やっぱりお母さんは通学したほうがいいと思っているのかな」と思ってしまうのです。
そして宣言翌朝も学校に行く・行かないにかかわらず、いつものように「おはよう」などと軽い話題から入るのです。
仮に朝になって「やっぱり行けない」となってもガッカリしたり「昨日行くって言ったじゃない」と言わないでください。
お母さんにとっては我慢が必要なところかもしれませんね。
でもこの我慢で、お子さんが自ら行動できるようになっていきます。
もうすぐ連休が始まります。
不登校・登校しぶりがあるお子さんがいらっしゃると、「連休明けたら行けるかな…」と気になるところだと思いますが、親も気持ちを落ち着けて見守っていきましょうね!
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☆メルマガ読者さんからのご感想☆
不登校の息子をどうにかしたい、息子の気持ちを知りたいとネットサーフィンする中、パステルジャンプの記事にたどり着きました。清水畑さんのメルマガを読み始めたとき、思春期の子どもと会話が出来るようになんてなるの?と半信半疑でしたが、毎日届くメルマガの中に不登校を経験しても子どもの未来は明るい!とご自身の経験談が書いてあり、説得力がありました。(Oさん)
執筆者:青島明日香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)