子育て日記ではなく◯◯◯をつけてみた!子どもの成長を見守るときの大切な視点

子どもの様子を見ていると、昨日できていたことができなくなっていることがあります。子どもの成長は、その日の様子だけを見て一喜一憂するのではなく、長期的な視点で見守ることが大切です。私が子どもの変化に気づくことができた、ある方法をお伝えします!

1.子どもの成長は、実は一進一退

新学年がはじまってから1ヶ月。

始業式の頃に比べて、できるようになったことが増えてきた。
そんなお子さんもいらっしゃると思います。

昨日できたことは、今日も明日もできて当然。「子どもは、常に成長し続ける!」子どもの成長に対して、もしかしてそんなイメージを持っていませんか?

確かに身長が縮むことは、子どものうちはないかと思います。

でも、子どもの内面や行動の成長は、後退して見える時もあるのです。

「早く○○できるようにさせないと」と大人が思っていると、「後退することもある」ことを忘れてしまいがちです。

その結果「昨日できたのに、なんで今日できないの?やりなさい!!」

こんなふうに責めてしまうことも起きてくるのです。

2.後退して見える理由は怠けではない⁉

どうして子どもの成長が、後退して見えるのでしょうか?決して怠けているわけではないのです。

やれない「理由」があるのです。

特に発達の特性があるお子さんや敏感に物事を感じやすい子は、気持ち以外の面にかなり左右されます。

・台風が近づいている
・1日の気温差が激しい
・季節の変わり目
・(女の子の場合)月経リズム  など

大人でも「低気圧が近づくと頭が痛くて・・」という方、いらっしゃいますよね。

こうした変化に身体が反応し、さらに気持ちにもダメージを与えてしまう、そんなことがあるのです。

ですから、一進一退しても不思議ではないのです。

大切なのは、子どもの成長を1日単位ではなく、数ヶ月単位で見守るという視点です。

では、私が日々どのように子どもの成長を見守っているのか具体的にお伝えしますね!

3.子育て日記ではなく◯◯◯をつけてみた!

私には高校1年生の繊細なタイプの娘がいます。

毎日子育て日記をつけていて、最初はただ起きた事実のみを書いていました。

しかし、途中で「娘の立ち直りのスピードが速まっている?」と気づいたことがありました。

そう思ってから、過去にさかのぼってグラフにしてみました。

私の独断ですが、子どもの気持ちをグラフにしてみたのです。

1日のうちでも気持ちのUP DOWNが激しいと書きづらいですが、あえてグラフにしています。

そうすると、気持ちの切り替えに1か月かかっていた子が、1週間になっている!など、その日うまくいかないことがあっても、成長を実感できるようになっていったのです。

それだけでなく、天気・ホルモン周期などに影響を受けやすいということもわかってきました

そうすると娘に対しての対応もラクになりました。

目の前で子どもがつまづいていると、「また今日もか~・・」と落ち込むこと、ありませんか?

成長している実感なんてまるで持てず、「うちの子、自立できるんだろうか」と将来の不安を感じてしまう時もあると思います。私もそうでした。

でもこうして記録していることで、一進一退あるように見えても、少しずつ進歩していることがわかったのです!

これで自分の不安が和らぐこともあるし、「次はこうしてみようかな」と子育ての対応を自分で考えることもできるようになりました。

こうして、子育てに少しずつ自信を持てるようになってきています。

グラフまでは…という方も、目の前のお子さんの言動を見てツラくなったら、少し前はどうだったかな?と子どもの成長を長期的な視点で振り返る時間をぜひ持ってみてくださいね。

執筆者:青島明日香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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