1.勉強の苦手がある子にどんなサポートをしていますか?
発達障害・グレーゾーンの子の中には、勉強の苦手がある子が多いです。
勉強の苦手さがある子にどんなサポートをしてあげていますか?
勉強が遅れると余計に学校に行くのがしんどいと感じるようになるのでは…と不安になって教材をたくさん買ったり、塾に通わせていませんか?
苦手意識が高まっているときに、無理にがんばらせるサポートをするのでは子どもが余計につらくなってしまうかもしれません。
今回は勉強の苦手がきっかけで学校に行けなくなった子が、再登校し勉強もがんばるようになった成長ストーリーをご紹介します!
2.ドリルが0点でも花マル!お母さんが関わり方を変えたら子どもが大変身!
Mさんの息子さんは、小学校5年生。不注意があって学校の授業に集中できないタイプでした。
問題を解いていてもうっかりミスが多く、おウチで宿題を見てあげるMさんもついついヒートアップ、そんな毎日でした。
だからMさんは頑張っていいと言われるドリルやタブレット通信教材をあれこれ試して、息子さんにトライさせていました。
ですが、お金を払ってまでやらせている教材なのにお子さんはなかなか取り組んでくれない‼
Mさんとしては「あなたのためにやっているのに!」とどうしても怒ってしまうことが増えていきました。
そうしているうちに息子さんは次第に家の中で荒れて暴言が出たり、兄弟に意地悪をするようになっていき…
徐々に学校に行くのがしんどいと感じるようになってきて、ゴールデンウィークが明けると息子さんは学校に行かなくなりました。
そんな時にMさんは発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学ぶ決断をしてくださいました。
そして、今までとはまったく違う子育てに勇気をもってチャレンジしてくれたのです。
怒らない、肯定する子育てに変えたことで息子さんとの会話はぐんぐん増えていったそうです。
そして、少しずつですが学校のドリルにとりかかるようになっていきました。
喜びいっぱいでMさんが丸つけをしてみたら…結果は全部間違い。
それでも発コミュスタイルを貫き通してくれたMさんは全部、間違いだったことは一切触れずに
「全問、がんばって解いたね!」と花マルをつけてあげたそうです。
こんな風に
「お!今日もやってるね」
「この問題とけたね!」
と、肯定的な会話を積み重ねていかれました。
そして、毎日取り組むことができるようになったころ、だんだん正解の数が増え始めました。
そして自信を取り戻した息子さんは、学校にも戻って行ったのです!
3.学校に行くのがしんどい子が、物事に取り組むのに必要なのは◯◯
どんなにいい教材があっても、どんなに評判のいい塾に通わせても、それを用意してあげるだけで子どもたちが取り組み始めるわけではありません。
ものごとに取り組むために一番大切なのは「自信」です。
「自信」がない子は動き出すことができません。動き出すことができれば成長につながります。
だから、お子さんが苦手なことがあって学校に行くのがしんどい様子が見られたら何かをさせるのではなく、お子さんの不安やイライラを落ち着かせてあげて自信を育む声かけをたくさん、たくさん、お子さんに届けてあげてくだい。
できないことがあっても、一生懸命取り組んだことに対してお母さんが花マルをつけてあげれば、それもお子さんの自信になります。
お母さんの毎日の声かけが、動き出すパワーになります。お子さんに自信を授ける言葉をかけてあげられているか、自分でもチェックしてみてくださいね!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケ―ショントレーナー)
子どもにエンジンをかける声かけの方法がわかります▼