登校しぶりキッズに付き添い一緒に登校しているお母さん。いつまで続くの?と不安になりますよね。対応に悩んでいた小3の女の子のママがどのように付き添い登校から卒業できたのでしょうか?娘さんが変化成長した、3ヶ月おうちサポートをお伝えします!
1.いつまで続くの?付き添い登校・登校しぶり
私が登校しぶりキッズも不登校キッズも当たり前に活躍できる未来を創る!
皆さんにこんな未来像をお伝えしたいと思うのにはたくさんのママとお子さんの変化成長から、私もたくさんの勇気をもらっているからです。
付き添い登校はいつまで続くのかわからない不安、お子さんの対応にいっぱいいっぱいでお母さんの自分の時間が作れない、など負担が大きいです。
ですが、お母さんが登校しぶりキッズのことを理解し子どもが伸びる関わり方をおウチですることで、子どもに大きな変化が見られることがあるのです!
今回は「付き添い登校いつまで続くの?」というママさんのお悩みがこんなふうに変わっていった!
付き添い登校しかできなかった子が発コミュ開始3ヶ月で「行ってくる」とひとりで登校できるようになった!
そんな親子のストーリーをご紹介させていただきます。
子どもって対応次第でこんなに変わるんだ!将来、未来に、希望を持ってもらいたい。そんな思いでお届けします。
2.娘の笑顔のためにと付き添い登校を続けても続く困りごと
小学校3年生の女の子のママHさんが個別相談にいらした時のお悩みはこんなお悩みでした。
・小さい頃から人見知りや場所見知りをする
・下の子の出産を機にお母さんから離れるのを極端に嫌がるようになった
・小学校にはなんとか通っていたが小学校3年で登校できなくなった
・集団生活が苦手でいつも緊張している
・授業をみんなと同じペースでやるのがしんどい
人との関わり方も極端で友達はほしいけど作り方がわからない、そんな状態。
一時は全く学校に行けなくなってしまったけれど、お母さんが付き添っていけば学校に行けるとわかり、ついて行ってあげることで子どもの笑顔も増えたので「私ががんばってあげればいい」と思っていたそうです。
Hさんは、そうやって、続けてきた終わりの見えない付き添い登校に疲れてきてしまい…
日々どう接していけばいいかわからなくなってきてしまったそうです。
家では
・癇癪がとにかくひどくて弟たちに暴力を振るう
・朝起きられない
・時間通りにうごけない
困りごとは家の中でも外でも増すばかりでした。
こんなお悩みがあったHさん。
お子さんのために!と頑張って対応していたけれど
一進一退を繰り返すお子さんの様子にお母さんもお疲れの様子でした。
娘さんには
「もっと生きやすくなってほしい」
そんな想いで発達科学コミュニケーション(発コミュ)の講座受講をスタートされました。
3.たった3か月の対応で!?おうちサポートで起こった娘さんの変化と成長
受講をスタートして、3ヶ月の講座が終わる頃、お母さんの学びと実践のがんばりのかいあって、娘さんはこんなに変わったんです!
「朝の支度など、行動の切り替えができなかったのに発コミュで学んだテクニックでこちらもイライラせずにおちついて接すると、娘も「はーい!」と返事をして行動に移せるんだなーとわかりました。」
「イライラすると弟を蹴飛ばしたり叩いたりしていたのにそれも落ち着いてきました。」
「気持ちの切り替えが上手になったみたいで気持ちを伝えてくれることがすごく増えました。」
「今までは、おもちゃもお小遣いも全部自分のもの!だったのに、お小遣いで弟のためにおもちゃを買ってあげる優しいお姉ちゃんになりました。」
そんな日常のいろんなところで変化が出はじめたころでした。
弟さんが体調不良で、学校を休むことがありました。
お母さんが付き添い登校ができないので
「今日は、おやすみしていいよ」
と伝えたところ
「私、行くわ」と言ってお母さんの送りも付き添いもなしで娘さんは学校へ行ってしまったのです!
あまりに突然のできごとでお母さんもとても驚かれたそうです!!
以前は怖くてお友達の家にお泊まりに行けなかったり、
コンビニに車をとめてちょっと買い物をお願いしたり、トイレに行くことも怖がっていた娘さん。
今では、お泊まりも、コンビニのおつかいも、できるようになったのです!
Hさんから離れることができるまでに変わってきたことに驚きと喜びを感じ、
「この子はきっと大丈夫!きっと頑張れる!と
娘のチカラを信じられる母になりました。」
こんな嬉しいお話を講座の最後の日に聞かせていただきました!
私も、Hさんが、娘さんのこれからの人生の可能性が広がる一歩を踏み出されたことに感動しました。
4.登校しぶり・不登校キッズに明るい未来を手渡せる学びがあります
今日ご紹介したHさんは、講座でもとても熱心に参加してくださいました。
「こんな場面で、私はどうしても こんな声かけになってしまうんですが、
どうしたらいいですか?」
ご自身で、実践してみたからこそわかるつまずきポイントを、講座の中でしっかり確認しなおして
「次はできるように、次は頑張ってみよう」
と取り組んでくださったのです。
そして、こんなふうに語ってくれました。
「褒めて育てるのがいいとは聞くけど、どうしてそれがいいのか理由がわからなかったんです。
毎日の子育ては褒めてばっかりじゃやってられない!と正直思っていたんですが
褒める、肯定することの意味や理由がわかったので私もトライしてみようと思いました。
そして、やってみたら娘もやっぱり変わりました」
褒める・肯定するといっても、何かスゴイことができた時だけでなく、子どものエネルギーが落ちている時はとくに「当たり前のこと」を言葉にして伝えてあげるだけで良いのです。
・朝、起きてきた
・脱いだ服を片付けた
・ご飯を食べた
・お風呂に入った
こんな当たり前のことに「◯◯できたね!」と声をかけてあげましょう。
登校しぶりや不登校キッズはコンディションもアップダウンしますし、何かの壁にぶつかるとちょっと立ち止まってしまうこともあると思います。
そんな時、お母さんが迷わずに対応できる視点をもっていることはとても大切です!
そのまま放っておくのではなく、お母さんが学び・実践し、きちんと対応してあげれば変わりやすいのが子どもたちなのです。
不登校のこと、発達のこと、学ぶのって面白いですよ。
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケ―ショントレーナー)
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