1.優等生のお子さんの勉強嫌いは、息切れ症状かもしれません!
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2.おウチコミュニケーションを学んだ家庭の変化
発コミュ講座を受講された小学校6年男子のママHさんの体験談をご紹介します。
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息子は、ASD傾向がある発達障害グレーゾーンだと最近わかりました。小さい頃は、マイペースなところやこだわりの強い部分はありましたが、学校にも元気に行っていましたし、勉強面でつまづくこともなく、あまり心配していませんでした。
学校の先生も「いつもテストでいい点数をとってますよ!」「委員会活動も委員長としてひっぱってくれています」と認めてくれていました。
私たち家族も、勉強や学校の活動でがんばっている息子をいっぱい褒めてあげていました。
ところが6年になって次第に勉強を嫌がるようになってきたのです。塾を休みたがる、宿題をやりたがらない。家でも無気力で過ごすことが増えてきて、学校へ行きたくないという。
そんな状態が数ヶ月つづき、スクールカウンセラーのすすめもあり発達検査を受けました。そして、発達障害グレーゾーンでASDの傾向があるということがわかりました。
発コミュを学んでわかったのは、知らずのうちに「あなたはできる!」「次も頑張って!」という声かけや大人の想いが、ASDの不安が強い特性のある息子に、プレッシャーになっていたということでした。
何かできるたびに「えらいね!」「すごいね!」「いい点数だね!」と褒めていたことが裏目に出ていたことがわかりました。
発達科学コミュニケーション講座で、不安が強いASDタイプの子の自信を取り戻すための声かけを学び、毎日の会話に取り入れたことで、ちゃんとできない自分をせめて不安になっていた息子は元気を取り戻すことができました。
そして、勉強も「またやってみよう」と取り組み始めるようになりました。
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こんな体験談をお寄せくださいました。
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3.これで不登校も防げる!脱・完璧宣言!
なぜ「えらいね!」「すごいね!」が、不安が強いASDタイプの発達障害グレーゾーンキッズや、繊細さをもちあわせるHSCの子どもたちに、ききにくいのでしょうか?
高学年になるまでは、勉強や学校生活を乗り越えてきた子でも、つまずきを感じやすくなる時期です。
・学習の難易度があがる
・周囲の大人からの期待値があがる
・周りのお友達もぐんぐん成長する
こんな子どもを取り巻く環境の変化の中で、それまで頑張ってきた子でも、「もういい成績を取り続けるのがしんどい…」と感じたり、「友達の○○くんに負けちゃったらどうしようか…」と心が折れてしまうことが起きやすい。
今までのようにできない自分を責め、自信を失って取り組めなくなってしまう子が増えるのです。
不安が強く、こだわり派のASDタイプのお子さんや、繊細さを持ち合わせるHSCタイプのお子さんは、「ちゃんとやらねば」の重圧と「今度ちゃんとできなかったらどうしよう」という不安からバランスを崩しやすくなります。
だから、私がHさんにお伝えしたのは、脱・完璧!作戦です。
すごい!えらい!のように、結果を評価する褒めのコミュニケーションは、”できることを求められている”印象を与えやすいので、不安が強いタイプの子たちには「できそうもない… 」だったら「最初からやらない」と思わせてしまいやすい。
こうなってしまうと、勉強だけでなく日常のあらゆる場面でチャレンジしない(行動しない)
ことが増えていくので、鬱々としたり、よりネガティブになりやすいのです。
今までできていたから、今までと同じやり方で大丈夫…なんてことはありません。
高学年を迎えた今、お子さんがつまずきや辛さを感じ始めているのであれば…それはお子さんからのSOSのサインです。今まで頑張れていた子が、頑張れなくなるなんてよほどのことです。
「優秀タイプ」「いい子タイプ」のHSCやASDのお子さんは、学校でも塾でも、その辛さが気づかれにくいタイプです。だからこそ、おうちでのケアが何よりも大切になります。
もし、お子さんの様子をみて、うちの子は不安が強いタイプかもしれない、と感じることがあったら、そのタイミングから声かけを変えてみてください。診断のありなしは関係ありません。
「○○やっているんだね」などお子さんの取り組みをそのまま言葉にして伝えたり、お子さんがやっていることに興味関心を示してあげる、そんな自然な肯定的なコミュニケーションにシフトしてみてください。
そして「失敗って悪くないよ」ということを、普段からお子さんに伝えてあげてください。「ママ、今日、仕事でこんな失敗しちゃったんだけど、周りが手伝ってくれて時間までにできたよ」なんてふうに、エラーしてもなんとかなる!ということを、普段の会話から伝えてあげてください。
こだわりが強かったり、正しくやらねばならない、と思い込んでしまいがちな子たちには、「いろんな結果がある」こと、そして「なんとかなること」を、普段のコミュニケーションを通じて学習させてあげると、柔軟性が育ちやすいです!
元々はチカラをもっているお子さんたちです。そんなお子さんが不安にならずに自信をもって取り組めるサポートを、お家からスタートしてみてくださいね!
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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