失敗が苦手な思春期の発達障害キッズが無敵の心で動き出すお母さんの声かけ

失敗が苦手、不安で行動力がなかなか上がらない思春期の発達障害キッズにどんな声かけしたらいいのかなと悩んでいませんか?失敗上手は学習上手です!思春期の発達障害キッズが無敵の心で戦略的に動き出すお母さんの声かけをお伝えします。

1.思春期の発達障害キッズは失敗が苦手!?失敗を恐れるのはなぜ?

みなさんは「失敗」というワードにどんな印象をもっていますか?

もしかしたら、ちょっとネガティブな印象をもっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、そんなことありません。実は子どもの発達にとって、とっても大切なことなのです。

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子どもの脳は「行動」から学習します。体験したことなら「つぎはどうしよう」と考えることができますよね。

だから、いかに上手に子どもに「行動させるか」がポイントになってきます。

ところが、プレ思春期~思春期を迎えた凸凹キッズや不登校を経験しているお子さんたちは、たくさん怒られたりうまくできない失敗体験を積み過去のネガティブな記憶を引きずったままになっています。

その状態で、いくら行動させようと無理強いしても不安恐怖が先立ってしまい行動を起こせなくなっている状態です。

「どうせ俺なんて」
「うまくできない」
「やっても無駄」

が口癖の子たちの行動力はいつまで経っても上がってきません。

本当は、苦手ながらにも取り組むチカラもあるし、やらなければいけないこともわかっているのにそのチカラを引き出せていないというもったいない状態なのです。

2.失敗上手は学習上手!我が家の息子の体験談

実際、我が家の息子もたくさんの失敗から学習して、いまの成長を手にしています。

たとえば、中学校では提出物を出すのが苦手だった息子が高校ではどうして出せるようになったのか?

それは、中学校の時に出さなかったら受験のときにちょっぴり苦労したという体験があったからです。

また、学校に遅刻しそうでギリギリだった!という日があったらその翌日は起きる時間を変えて遅れないように工夫をしていました。

凸凹キッズは、認知の偏りがある子も多いので、口でいくら正しいことを延々と説いて聞かせてもとどかなかったり、スルーされてしまうことが多いのです。

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だから、自分で行動したり体験したりしたことを記憶し、整理し、次の行動につなげていく方が子どもたちは圧倒的に『学習』しやすいし、『行動』が定着しやすいのです。

失敗した(=壁があった)ときにへこたれて終わり・・・

ではなく、その壁をどうやってクリアするか、工夫、努力するチカラがあればこの先困難に遭遇したときもチャレンジすることができます。

では、そのためにどうしたらいいのか?次にお話ししますね。

3.我が子の発達が加速するおうちサポート3STEP!

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①等身大の自分を認めるチカラ〜自己肯定感のばし〜

できないことに注目しない!肯定的なコミュニケーションをします。

お母さんがお子さんの「良いところ」言葉にしましょう。

自己理解の力も育ってきますし、共感肯定をしてもらえることで自信も育ちます。

「おはよう。自分で起きれたね!」
「ご飯たくさん食べたね!」
「学校がんばったね!」

毎日当たり前に出来ていることを、言葉にして声かけしてみてください。

②感情のコントロールをマスターする

イライラや不安は脳の発達を減速させやすいので注意が必要です!

子どもが感情的になっている時は「思考」「判断」「行動」などの脳の活動はお休みモードになります。

だから子どもがイライラ、怒っている時間をいかに短く、少なくしていくか、それがとっても大切なのです!

子どもに反抗されても応戦する言葉を言わない。
子どもが暴言を言ってきても、笑顔でスルーする。

などが効果的です。

③背中を押す行動力ONの声かけ

過去の失敗をひきずらずに行動できるようになる声かけが必要です!

行動を起こして、体験することで脳は成長します。失敗したくない、不安がっている子どもを行動させるために必要なのが、お母さんの声かけです。

例えば、不安が強い子どもに「そんなに心配しなくて大丈夫!」と言わずに「心配だよね、その気持ちわかるよ」と共感します。

このように3つのステップで、発達障害思春期キッズの発達はおうちでしっかり伸ばせます!

ぜひお子さんを『失敗上手』にして、立ち直る力を育ててあげてくださいね。

執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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