1. 子どもの伸ばし方さえわかれば発達障害だって大丈夫!
学校が苦手な子のキャリアを切り拓く3つのチカラをテーマに今回はお届けします。
私は思春期の発達サポートにこだわって発達科学コミュニケーション(発コミュ)のトレーナーとして活動しています。
理由が2つあります。
1つは、高学年になって、療育ジプシーになるママを減らしたかったから。
発達障害の公な療育は、幼児や低学年の子がメインターゲットです。だけど発達グレーゾーンの子たちはグレーゆえに気づかれずに高学年・思春期を迎えます。
大きくなってからはじめて「あー、凸凹だったか」と気づくことも少なくないのです。というか、グレーの子たちはそういうパターンのほうが多いくらい。
じゃあ、その年齢から療育に通わせようと思っても
・グレーの子にまで順番が回らない
・通級などのサポートが減る
・あからさまな支援を子どもが嫌がる
仮に相談できても、グレーの子たちは「様子をみましょう」と言われて終わってしまうことが多い。
だから、思春期の子を発達させる方法があるよ!諦めなくても大丈夫だよ!ということを私は自分の体験から伝えたいと想ったのです。
そしてもう1つの理由は、
これから、進路という自分の人生を選択するステージにさしかかる子どもたちに胸をはって自分の人生を歩んでもらいたいし、そのためのチカラを手渡してあげたい!本気でそう思っているからです。
発達障害で凸凹があるから…
不登校を経験したから…
だから肩身の狭い思いをしながら人生を歩まなくちゃいけない、なんてそんなことはありません!
子どもたちの伸ばし方さえわかっていれば子どもたちも、ママも堂々と自分たちの人生を歩むことができるのです。
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2. 発コミュ流キャリア教育は11歳からのすすめ
では、どうやって発達障害グレーゾーンの凸凹の子どもたちが胸を張って人生を送ることができるようにしてあげられるのか?
学校が苦手な子のキャリアを考えるなら…11歳からがおすすめ!です。
キャリアというと”お仕事”のイメージが強いかもしれませんが、広い意味では「生き方」を指します。
日本では「キャリア」について子ども本人が本格的に考え始めるのは、中学校・もしくは高校からが多いですよね!
新・13歳のハローワーク(村上龍氏の著書です)なんていう本もあって、この本が出版されたばかりの時は「そんな早くから考えるんだ…」と驚いたことを覚えています。
ですが、私からの提案はその二歩先をいく11歳からキャリアを切り拓くための準備をしよう!なのです。
なぜ11歳からなのか。その理由は3つあります。
「中学生になりました!さあ何をしたいか考えましょう!」
と言われても、自信を失った学校嫌いキッズはそのスタートラインに立つのにちょこっとだけ時間がかかります。
心当たりありませんか?お子さんにあれこれ提案しても
「なんでもいい」「どっちでもいい」と言われ何も決められない…
なかなか耳を傾けてくれないし自分の世界だけでモノゴトを考えがち…(頑な、反抗的)
やってみたらいいのにと親は思うのに「僕にはできない」「どうせ無理」と言われてしまう…
発達障害グレーゾーンの凸凹キッズや不登校キッズはこんな課題を抱えていることが多いのです。
だから進路を考える中学生という時期を迎える前に
決めることが苦手。
耳を傾けることができない。
失敗を恐れて行動しない。
その困りごと一歩先に解消しておきたいのです!
それが、子どもたちが自分の進路や生き方を柔軟に考え始める第一歩なのです。
時間がかかるなら早めにスタートしてあげる。
それも発達障害グレーゾーン凸凹キッズの成長を加速してあげやすい毎日の関わりの中で伸ばしてあげられるのです!
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3. 3つの苦手を解消できた思春期凹凸っ子の変化
決めることが苦手。
耳を傾けることができない。
失敗を恐れて行動しない。
この3つの苦手の解消は、発コミュをやっていると自然におうちでできるようになっていきます。
発達凸凹思春期の子どもを肯定し、子どもの話に耳を傾け、会話を通して子どもの行動を促してあげるのです。
ママが方法を知っていると子どもはどんな変化を見せてくれるでしょうか?
我が家のケースを少しだけご紹介しますね!
我が家の息子も不登校モード真っ盛りの時期は何も考えられない状態でした。寝るメイン、時々食べる&ゲームをする、だけの生活でした。
ですが、親子のコミュニケーションを変えて、不登校時間を発達時間に変えたことで、息子は不登校のトンネルを抜け出して「俺はプロゲーマーになる!」と自分で決めることができました。(賛否は保留ししてくださいね)
そこから、プロゲーマーを目指す専攻がある学校をいくつも見学にいきました。ですが、うちの息子は、今は、その学校には通っていません。
なぜなら、学校の説明会に行き「プロゲーマーの職業寿命は24歳です」という話を聞いて彼なりに考えたわけです。
帰り道、ぽつりと「24歳までしか仕事できなかったら困るかも」とつぶやいたのです。
「じゃあどうしようか?」ということで、大人の助言を聞きながら、他の選択肢も考えるようになりました。
そして、最終的に普通科高校を受験すると決めました。
小中学校でほとんど勉強をしていない息子にとって受験はたくさんの不安もあったと思います。
ですが、思春期の息子は失敗を恐れずにチャレンジする道を選びました。
学校の通知表の点数が悪いと先生のところにいって「どうやったら点数あがりますか?」なんて相談をするまでになりました。
●決めること
●耳を傾けること(柔軟性)
●失敗を恐れずにチャレンジすること
文字にするととってもシンプルですが凸凹のある子にとってはどれも大変なことなのです。
「決める」という行動1つをとっても脳の中は大忙しです。
・情報を集め、理解し、記憶する
・どの情報を使うか考える
・嫌だな、できるかな、やりたい、やりたくない、など様々な感情の処理をする
・見通しを立てて「これにする」と決定していく
こんなに忙しく働いています。
停滞モードの子どもたちの脳は1つ1つの脳の働きのどこかもしくは複数に苦手さがあって日常生活や学校生活にも辛さを感じている状態。だからエネルギー切れの時は決めることすら難しくなるのです!
「耳を傾ける」「失敗を恐れない」も同様に、発達障害グレーゾーン凸凹の子たちの特性や、記憶の偏りが影響しているので、大人が思う以上に、実は、難易度が高いことなのです。
だから、世の中の当たり前の二歩先を行くのが、発コミュ。
世間一般では、キャリア教育というと高校生から、とか中学生から、とか言われますが私たちが始めるのは11歳!ここがスタートライン。
子どもたちの人生の選択肢を広げるのに「早すぎる」なんてことはありません。
進路を考えるために、そして。
社会で自立してやっていくために育てておきたい力があります。
それは、どこかに相談しなくても学校に行かなくてもおウチでの毎日の親子の会話で、発達障害・グレーゾーン・思春期の子どもたちを伸ばしてあげることができます。
さあ、3つの苦手を解消してお子さんに、胸をはって自分の人生を歩んでもらうチカラをママから手渡してあげましょう!
執筆者:清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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