1.発達障害グレーっ子が勉強しないのはなぜ??
中学生になるとお母さんもどうしても気になるテスト勉強があります。
こんなお悩みありませんか?
・定期テストが近づいてきても、勉強せずにスマホばかりみている。
・塾には週2回行っているけど、塾以外、家では勉強しない。
・テストのための課題も「やってある!」と言うのに実はやっていなくて提出できない。
プレッシャーに弱く勉強から逃避しがちな発達障害グレーっ子はプライドは高いのに勉強になかなか取り組まないのです。
そこには「完璧主義」が影響しています。
自閉症スペクトラム障害(ASD)のお子さんの場合、こだわりの強さが完璧主義になって現れることがあります。
例えば「テストでは△点を取らなければならない!」と思い込んでしまったらそれを曲げることができない、などです。
また、人一倍敏感な子(HSC)のお子さんの場合、周囲の期待に応えて「いい点を取らなければいけない」と思い込んでしまっていることもあります。これも完璧主義の1つですね。
「ちゃんとやらねば!」という思いがある一方で学年があがって勉強が難しくなるにつれて、勉強について
いくのがしんどくなったり、自信を失ってしまう。発達障害グレーっの子は不安が強い子も多いので
「できそうもないことは、最初からチャレンジしない」という選択につながってしまうのです。
プライドが高いのにプレッシャーに弱い、勉強に取り組めないのには、このような理由があるのです。
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2.勉強になかなか取り組まないプレッシャーに弱い発達障害グレーっ子
メルマガ読者さまからこんなご相談をお寄せいただきました。
(中学校2年生の男の子のお母さんより)
「定期テストが近づいてきても、勉強せずにスマホばかりやっています。
塾には週2回行っていますが塾以外、家では勉強しません。
息子は、プライドは高いのにプレッシャーに弱いところがあり、テストや大切な試合などがあると参加できないことがあります。
テストのための課題も「やってある!」と言うのに 実はやっていなくて提出できなかったこともありました。私も心配になってつい
「勉強進んでる?」
「課題終わっている?」
と聞いてしまいますが、不安の強い息子のプレッシャーになっていないか心配です。こんな時、どんな声をかけてあげたらいいのでしょうか?」
では、勉強になかなか取り組まないプレッシャーに弱い発達障害グレーっ子の不安を解消&取り組み後押しの声かけ、どんなふうにしてあげたらいいのでしょうか?
完璧主義だけど不安も強いタイプのお子さんには
「頑張れ!」「前回もできたからできるよ!」という励ましの声かけがプレッシャーになってしまうこともあるのです。
だから、不安を上手に取り除いてお子さんが最大のパフォーマンスを発揮するための「エールの声かけ」で上手にサポートする必要があります!
「あなたならできるよ!」
「問題集、解けているじゃん!」
こんな声かけは一見応援している声かけと思われがちなのですが、実はプレッシャーになりやすいです!
なぜかというと「できる」「解けている」は「ちゃんとできていること」を前提とした声かけだからです。
「俺にはできないかも」と思っているを求められるお子さんにとってはいい結果を出すことを求められている!と感じるお子さんもいます。
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3.プレッシャーにならない声かけで脳をご機嫌にしてあげましょう
では、完璧主義で不安の強い子への声かけ方法を公開しますよ!
こんな形に変えてお子さんの安心をつくりながら取り組みをサポートしてあげましょう。
試験や受験に関わることをダイレクトに言葉にするとプレッシャーになるのでそこには触れず
お子さんの「安心」を優先します!
例えば塾に送りだしてあげるとき「頑張って勉強してきてね!」というのではなく、笑顔で、
「行ってらっしゃい!」
「あなたの好きなおかず用意しておくよ!」
「帰ってくるの待っているね」
こんなふうに勉強のことには触れずに「勉強以外」の部分でお子さんが安心する声かけをしてあげましょう。
「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」の中には「あなたが勉強していること、わかっているよ」「応援しているよ」という肯定的な注目の意味合いもあります。
そして、帰宅後はいきなり「塾どうだった?」と聞くのではなくお子さんの好きな飲みものを入れてあげるなどリラックスさせてあげるのもGood!
お子さんが嫌がらなければ「おつかれさまー」と言いながら肩を揉んであげたりしながらスキンシップをするのもアリです。
こうやって、お子さんの「安心」を作ってあげたら、テストや勉強のこともサポートします。
例えば、試験のことを不安に感じているお子さんにはお母さんの体験談として
「お母さんも試験の時は緊張しちゃったなー」「試験のときこんな想いをしたわ」など
共感をしてあげます。
お子さんに「こうするといいよ」と直接言うよりもお母さんの体験談として語ることで
お子さんにプレッシャーになりにくいです。
勉強を完璧にできなくても少しでも取り組めたら肯定の声かけをしてあげると完璧にやらなくちゃ!のこだわりを、上手に和らげてあげる役割もあります。
課題が進まないなら「手伝えることあれば言ってね!」「一緒に1問やろうか」などと声をかけます。
見通しの立たないことを「一人でやりなさい」と言われると不安が高まりやすいので「一緒に」やることでハードルを下げてあげる効果があります。
ちょっと集中力が途切れている様子なら「りんご食べるー?」「ココア飲まない?」などと声をかけます。
お子さんが抵抗感を感じないことに誘ってあげることでリフレッシュしやすくしてONOFFを上手につくってあげます。
などなど。一例をご紹介しました。
必要以上にプレッシャーを与えたり不安にさせたることなくお子さんが持っている力を上手に引き出してあげられるといいですね。
ぜひ、サポートをしながらお子さんの背中を押してあげましょう。
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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