すぐ怒ってしまうママが子どもにイライラしない方法を手にいれる魔法のワンフレーズ

また子どもにイライラして怒ってしまった…と毎日のように落ち込んでいませんか。子どもにイライラしない方法を手にいれて、笑顔で向き合いたいですよね。今回は、イライラの感情をコントロールできるようになる魔法のワンフレーズをご紹介します。

1.毎日のように子どもにイライラして怒ってしまう自分が嫌いになっていませんか?

発達グレーさんの子育ては、ママが「こうして欲しいな」と思う理想の行動と子どもの行動が全く違うことも多いですよね。

「いつまでテレビ見てるの」
「何でまだ宿題やってないの!?」
「早くお風呂に入りなさい」

など1日の中でも、何回も子どもにイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか?

 

そして、1日が終わる頃、「今日も怒鳴っちゃったな…」など自分がイライラしてしまったことを思い出して、

「何で怒っちゃうんだろう」
「自分はダメだな」

など自分を責めて、自分自身を嫌いになっていませんか?

今回は、怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントの手法の中から、簡単にトライできる子どもにイライラしない方法をご紹介します。

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2.イライラの原因は「〜すべき」「こうあるべき」というママの『べき思考』

発達グレーさんは、脳の特性から行動に不注意があったり、やることを忘れていたり、できていないことが目立ちやすいです。

例えば、

・忘れ物や失くしものが多い
・指示したことを忘れてやってない
・切り替えが下手でやめられない

など、大人からすると「できていて欲しい」「こうあって欲しい」という姿からはちょっと違う状況になっていることも多くなります。

そのため、「どうして、うちの子はできないの?」とイライラの感情が湧いてきてしまい、つい怒ってしまい、後から「また怒ってしまった」と反省する日々に疲れてしまいますよね。

このような子どもの行動に対してイライラの感情が生まれる原因は、「こうあるべき」「〜すべき」などの『べき思考』があるからです。

自分自身が信じている「〇〇すべき」の理想の状態が目の前で裏切られたときに、怒りの感情が生まれてくるのです。

この『べき思考』を上手にコントロールすることが、子どもにイライラしない方法=アンガーマネジメントです。

3.子どもの行動にイライラして大声で怒って後悔する日々

我が家には、小4の娘と小2の息子の2人の子どもがおりますが、2人ともゲームやタブレットに過集中になりやすい特性があります。ゲームに夢中になると遅くまで遊んでしまい、寝る時間が遅くなる、宿題をやり忘れるなどの困りごとがありました。

そのため、
「ゲームは2時間までにするべき」
「宿題はやるべき」
「21時までに寝るべき」

のように、私はたくさんの『べき思考』で子どもの行動にイライラする毎日でした。

また、娘が小学校に入学してからは、さらに子どもに求める「〇〇すべき」の『べき思考』は強くなってしまい

「提出物の期限は守るべき」
「忘れ物はしないべき」
「時間は守るべき」

のように、こうあって欲しいという理想が強くなり、「どうしていつまでもできないの!」と怒鳴っていました。

今でも、提出物の期限は守るべきの『べき思考』は強いです…

また、フルタイム勤務で、子どもと接する時間が短く、子どもとの時間は「笑顔で楽しく過ごしたい」と思っているのですが、仕事で疲れていると気持ちに余裕がなくなり、子どもに突然キレるお母さんでした。

そして、子どもが寝ついた後、静かになった部屋で冷静になり、「また子どもに怒鳴ってしまった…」「子どもを傷つけてしまった」と罪悪感で悲しくなりました。

このように、子どもに怒鳴ることで無理矢理子どもに行動させていた私でも、イライラしない方法を徐々に身につけることで、自分の感情を落ち着かせて、子どもと冷静に向き合えるようになったのです。

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4.子どもにイライラしない方法とは?自分のお気に入りの「魔法の呪文」を見つけよう

私が試した子どもにイライラしない方法は、『コーピングマントラ』です。

コーピングとは「切り抜ける」、マントラとは「呪文」という意味で、怒ってしまいそうなときに反射的に怒らないようにするための「魔法の呪文」です。

コーピングマントラの呪文の例として

・大丈夫、大丈夫
・大したことじゃない
・仕方のないこと
・大好き!

などがあります。

イラッとしたときに、自分の怒りに気づき、そのまま怒るのではなく「大丈夫、大丈夫」と心の中で唱えます怒りが落ち着くまで唱えてみましょう。

すると、ママ自身の「こうあるべき思考」も落ち着き、ス〜っと怒りの感情がクールダウンしていきます。一般的には6秒でクールダウンすると言われています。

自分のイライラを上手にコントロールできるようになると、子どもが何を考えて行動していたのか?を新たな視点で知ることができ、親子の信頼関係も深まります。

「怒らなくてよかった〜」と思える機会が増え、自分の『べき思考』を押し付けなくてよかったとも思えるようになりますよ。

我が家のある日のこと、小4の娘が宿題のドリルを学校に忘れてきてしまい
「次の日の朝早くに学校で宿題を終わらせる」と決めて登校したのですが…

帰宅後に「宿題間に合った?」と聞くと
「全然できなかった〜。友達と話しちゃった」という娘の返事がかえってきました。

それを聞いて、私の中でイライラの感情が湧いてくるのを感じましたが、
「大したことじゃない。宿題やらなくても大したことじゃない」と心の中で唱えました

以前の私なら「自分で決めたことなのに何でやらなかったの!」と怒っていたことでしょう。

コーピングマントラによって感情を落ち着かせ、
「友達と楽しい時間を過ごせてよかったね」と娘に伝えることができました。

すると娘が
「クラスで飼ってるカブトムシの幼虫がさなぎになってる!って盛り上がって観察してたんだ」
と理由を話して
くれました。

自分の怒りをコントロールして、子どもの行動を否定せずに肯定の声かけができたことが、学校のことをあまり話さなくなった思春期入りかけの娘から、学校での様子を聞き出すことに繋がったのです。怒らなくて良かったと思った瞬間でした。

とっさにぶつけたくなる怒りの感情をコントロールして、あんなに怒らなくても良かったかも…という後悔を少しでも減らしていけたら、ママの心も楽になると思います。

ぜひ、皆さんもイラッとしたらすぐに唱えられるようにお気に入りの魔法の呪文を準備してみてくださいね。



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執筆者:しろずみほ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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