自分の意見が言えない子が決断できるように!不安が強い不登校キッズにおウチで教えたい大事なこと

いつもはっきり自分の意見を言えないお子さんに、イライラしてしまうことはありませんか?急いでいる時はなおさら「どうしたいの⁉︎」と言いたくなりますよね。でも、言えないのには理由があります。自分の意見を言える環境を、おウチで整えてあげませんか?

1.不安が強い不登校の子は自分の意見を言うのが苦手

自分の意見をはっきり言えなかったり、決断ができないお子さんを心配していませんか?
不安が強い不登校の子は、自分の考えを伝えたり、物事を決断するのが苦手という子が多いです。

理由としては以下のようなことがあります。

・過去に、意見を言っても怒られたり否定されてしまった経験がある
・失敗するのが怖い
・間違ったことを言ったらばかにされる
・どう言ったらいいのか、言語化できない
・周りや親が先回りして決めてくれることが多かった
・周囲の人から嫌われないかが気になって自分を出せず、周りに合わせてしまう

不安が強い不登校の子に、「どう思うの?」「意見があるなら言ってごらん!」などといくら促してもなかなか自分の意見が言えないので、ママはイライラしてしまうかもしれません。

グローバル化が進み、多様な価値観を理解し認め合うことが必要な時代に
自分の意見をしっかり相手に伝えることができるようになってほしい、と思いますよね。

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2.本音を出せない、自分で決められない子に、待つほうはイライラ

我が家の中学3年生の不登校の息子も、自閉症グレーゾーンの特性もあり、自分の気持ちを人に伝えることがそもそも苦手です。小学生のころから、何かを尋ねても、「わからない」「お母さんが決めて」ということがよくありました。

先日、義母の体調があまりよくないので祝日を利用して、夫の実家に行くことに決めていました。
そのことは、10日ほど前から息子にも伝えてあり、朝、早めに出発しないといけないこともあったため、数日前から日々予告をしていました。

ところが、当日の朝、起きるなりぐずり始め、なかなか動こうとしません。
母「どうした?行きたくないの?」
息子「やらなくちゃいけないゲームがたくさんあるから。間に合わない…」
母「じゃあ、どうする?」
息子「うーーーん…」

となかなか本音を言えないため、結論がでません。
早く出発したい夫はイライラが募ってきて、息子を叱り始めました。ますます息子も機嫌が悪くなり険悪ムードになってしまいました。

息子は不安が強いタイプで、「間違ったことを言いたくない」「自分の意見を言ったら怒られる」と過去の経験から誤学習をしてしまっていたようでした。

どのようにしたら、自分の意見が言えるようになるのか、次の章でお伝えしていきますね。

3.自分の意見を言えない子は、「自分で決める経験を積む」ことが大事

自分の意見を言えるようになるのに、一番大事なことは、「何を言っても否定されない」と感じられる環境で、自分で決める経験を積むことです。

◆ どんな意見や決定でも、一旦否定しないで受け止める

せっかく自分で決めたのに、大人からそれを否定されて「そうじゃない」「こっちにしなさい」と言われてしまうと、「自分で決断すると間違える」「間違えるのが怖い」と感じてしまいます。
不安の強い子はネガティブな記憶が残りやすいことが多く、さらに不安が大きくなり、ますます自分の意見を言えない状態になってしまいます。

まずは「そう思うんだね。」「教えてくれてありがとう。」と受け止めてあげてください。表情や声のトーンにも少し注意をして、共感を伝えましょう。

◆ 「No」も選択できる環境にする

やらない、行かない、参加しない、など、おうちでは「NO!」を選択してもいいと腹をくくる。

もしかすると、親御さん自身が子どものとき、「親にNoなんて言ってはいけない」と教えられてきた方もいるでしょう。「No」と言うなんてわがままが助長されるのでは?と感じるかもしれません。でも、「No」も大事な自己主張の一つです。
自分の意見が言えない不安が強いタイプのお子さんには、家の中では安心して「No」を選択できるようにしてあげて欲しいのです。自分の思いや考えを受けとめてもらえた、という経験を重ねることで自分の考えを人に伝えようとする力が育っていきます。

◆ 毎日の小さな選択から

自分で決めることに慣れていない場合は、

・朝食のメニューを決めてもらう
・次のお休みの時にいく場所を決めてもらう
・お手伝い、何をするか
など、簡単なことからでOK。

自分で考え、決めて、行動する体験を重ねて自信をつけていきましょう。

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4.日常のいろいろな場面で経験をさせてあげましょう!

「正解」をもとめて、なかなか決断できなかった息子には、「正しい答え、なんて考えなくていいよ。」「行かなくても大丈夫だよ。また、次の機会に行けば、おじいちゃんもおばあちゃんも喜ぶよ。」と伝えることで、「行かない」選択をすることができました。


お子さんは、自分の意見を言えていますか?
お母さんは忙しいので、子どもが意見を言うまで待てないこともありますよね。

でも、時間に余裕があるときはぜひ、ゆっくり考えて答えが出るまで会話をしてみてください。過去のトラウマや、思考のくせがわかったり、思わぬ本音も引き出すこともできます。

日常のいろいろな場面でたくさんの小さな選択を重ねて、自分の意見はいつでも言っていい、嫌なことは嫌だと言っていい、ということを教えてあげてくださいね。

執筆者:菊池のりか
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)

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