1.頑張らせても動けない…運動会の練習を嫌がる子に起きていること
運動会の練習がある日の朝、
「今日は運動会の練習があって嫌だな」と言う。
練習中にも関わらず、座り込んでしまう。
どうしたらみんなと一緒に参加できるんだろう?
みんな頑張っているのに、どうしてうちの子だけ…
そう感じてしまうことはありませんか?
「ちゃんとやろうね」
「みんなできてるよ」
そう声をかけても、動けない。
運動会の練習を嫌がることは、わがままではありません。
見通しが持てない不安で動けなくなっているんです。

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2.運動会の練習を嫌がるのは「やる気」の問題ではなかった
運動会の練習を嫌がる子どもは、
見通しのなさによる不安で脳が防衛モードに入り、
行動が止まっている状態です。
運動会の練習は、通常の授業と違い、
・時間割が変更される
・2時間続けて行う
・同じ動きやパートの練習を何度も繰り返す
といった、「先が読みにくい状況」が多くなります。
こうした状況では、
いつまでやるのか
何をどれくらいやるのか
が見えにくくなります。
見通しを持てないと不安になる子にとって、
この“先が読めない状態”は大きなストレスになります。
「今日は何をするのか」
「いつ終わるのか」
それを考えるだけで頭がいっぱいになり、
行動にエネルギーを回せなくなってしまうのです。
その結果、
・練習を嫌がる
・途中で座り込む
・動けなくなる
といった反応が起きます。
これは登校しぶりと同じように、
「できない」のではなく、動けない状態なのです。
つまり、見通しのなさによる不安で、
脳が防衛モードに入っているということ。
そのため、
防衛モードから動けるようになるための関わりが必要になります。

3.励ましても変わらなかったのに、自分から参加できるようになった理由
我が家の子どもは小学校低学年の頃、
見通しが持てないと不安が強くなり、
泣き出してしまうことがありました。
特に運動会の練習はハードルが高く、朝から不安そうに時間割を見ては、
「今日は運動会練習がある…」
とつぶやいていました。
練習中に一人だけ座り込み、泣き出すこともありました。
当時の私は、
「頑張ればできるはず」
と思い、みんなと同じようにやってほしくて必死に励ましていました。
「みんな頑張っているんだから一緒に頑張ろう」
「せっかくなんだから、かっこいい姿を見せてよ」
でも、状況は変わりませんでした。
あまりに続くので、どうして嫌なのか改めて聞いてみると、
「2時間続けてやるのが長い」
「同じことの繰り返しで、いつ終わるか分からないから嫌」
と教えてくれました。
ここで初めて、
「やりたくない」のではなく、
いつもと違う学校生活が不安だったのだと気づきました。
息子にとっては、
・時間割が変更になること
・長い時間、何をするのか分からないこと
・同じところを繰り返す練習で終わりが見えないこと
こうした“見通しの持ちづらさ”が不安につながっていたのです。
これまで励まして参加を促す声かけをしても変化がなかった理由が分かり、ハッとしました。

この気づきから、
息子にとって見通しを持ちやすくするにはどうしたらよいか、
関わり方を改めて考えるようになりました。
・いつもと違う予定があるときは、
・何をするのか
・どれくらいやるのか
・終わったあとに何があるのか
一緒に確認する
・活動に参加するかどうかは本人に任せる
すぐに変化が出たわけではありません。
ですが、そうした関わりを重ねていく中で、
運動会の練習以外の場面でも、
不安なまま止まるのではなく、
分からないことを自分で確かめようとする場面が少しずつ見られるようになっていきました。
そして毎年ある運動会の練習でしたが、
高学年になるころには、
運動会の練習について
自分から先生に確認する姿も見られるようになり、
嫌がらずに練習に参加できるようになりました。
それは、
「できるようになった」というよりも、
分からないときにどうすれば安心できるかを、
自分で見つけられるようになってきた、そんな変化でした。
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4.いつもと違うときも「やってみよう」を引き出す関わり方
見通しを持ちづらい子には、どのように関わるとよいのでしょうか。
いつもと違うことが苦手で運動会の練習を嫌がる子どもに必要なのは、
「頑張らせること」ではなく、
見通しを持てる状態をつくることです。
見通しが持てない状態では、
・何をするのか分からない
・どれくらい続くのか分からない
・いつ終わるのか分からない
といった不安が大きくなり、行動が止まりやすくなります。
そのため、
・何をするのか
・どれくらいやるのか
・いつ終わるのか
を、子どもが分かる形で共有していくことが重要になります。
例えば、
・時間割を一緒に確認する
・練習の前とあとに何があるかを伝える
といった関わりです。
こうしたやりとりを重ねることで、
「分かれば大丈夫」という感覚が少しずつ育ち、
見通しを自分で持とうとする動きにつながっていきます。
同時に、
参加するかどうかは本人が選べる状態にしておくことも大切です。
「参加する」「見学する」どちらも選べることで、
・できてもいい
・できなくてもいい
という安心感が生まれます。
参加できた日は「やってみた経験」に、
難しい日は「不安を調整する経験」になります。
どちらも、次の行動につながる大切な一歩です。

今年も練習に参加できなかったとしても、大丈夫です。
今大切なのは、
見通しを持ち、自分で選べる状態をつくること。
毎年の経験は積み重なって、来年、再来年、数年後のその子の成長につながっていきます。
だから焦らずに、先を見据えて、「今」の関わりを大切にしてくださいね。
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執筆者:三吉あいこ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
▼運動会の練習を嫌がる子には理由があります。見通しを持てる関わりで、「やってみよう」を育てていきませんか?



