1.息子が思春期になり暴言がスタート
思春期になると、子どもが反抗的になったり、親子のコミュニケーションがますます難しくなります。
「関係を改善したいけれど、もう大きいから今からでは難しいのではないか…」と思ってしまうお母さんもいらっしゃると思います。
今日は、思春期の子どもの反抗や暴言に悩んでいるお母さんへ、未来への明るい希望を持っていただけるように「暴れん坊男子」の変身ストーリーをお伝えします!
その暴れん坊男子とは…我が家の長男です。
我が家の場合は暴言がスタートしたのが中学1年の時。
当時、私は、発達凸凹のある息子に対してできないことを厳しく指摘するスタイルで接していました。
ガミガミ言うだけでは当然できるようにはならないので、結果的に罰の登場です!
我が家の「罰」は何かというとスマホゲーム時間の制限です。
「○○しないと××できないからね!」という、よくやってしまいがちなヤツです。
※この罰の使い方は実は発達科学コミュニケーションの中ではNG対応です。
もちろん約束の条件をクリアした状態でゲームをすれば文句なしなのですが、なかなかそうは行かないのが発達凸凹の子たちの特徴でもあります。
来る日も来る日も「罰」が多くなってしまう…。
中学進学を機に「頑張らせよう!」という私の思惑と、子どもの問題行動の多さのギャップで言い合いが続いていました。
言い合いは次第にエスカレートし、取っ組み合いの喧嘩もしょっちゅうでした。
2.暴れん坊男子が“おだやか&がんばり男子”に急成長!
一時期は暴言もひどかった暴れん坊男子でしたが、今ではすっかり穏やか男子です。
たくさんあった苦手だったことにも今では頑張れるようになっていて、ずいぶんと成長しました!
例えば
・連絡帳をちゃんと書いて帰ってくる
・授業のノートを取ってくる
・学校の手紙を毎日持ち帰る
・宿題に取り組む
・部活をさぼらない
・時間を見て動く
・切り替えができる
などなど、こんな急成長を遂げたのです!
さらには本を読んで(もともとは読書嫌い)それに載っていたレシピをもとに料理を作るようになったり、祖父母の家に行った際は農作業や、家周りのメンテナンスのお手伝いで大活躍をしたり、頼もしさが増してきました。
こんな風に急成長したのは、発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学んで、私があることをやめたからなのです。
何をやめたのかについては、次にお話します。
3.思春期からでも遅くない!子どもの成長を促すコミュニケーションに変えていこう!
私が何をやめたかというと…
「息子のできていないことに注目する」のをやめる!
これだけです。
以前は
・勉強しないこと
・忘れ物をせずに学校に行くこと
・学校で授業に積極的に参加すること
・提出物を出すこと
・テストで平均点以上をとること
・部活でレギュラーになること
こんなことを息子に求めて「みんなと同じレベルでやれる子になってほしい」と思っていました。
私の中の常識でがんじがらめになっていて、できないことばかりに目を向けてしまっていたのです。
でも、発コミュを学んで、ガミガミ言うことが発達障害・グレーゾーンの子どもに効かない理由を知りました。
そして、初めて「できないことに注目する」というやり方を手放すことができたのです。
「できなくても、まあ、いいか」というスタンスです。
こう言うと、諦めているように思われるかもしれませんが、全然諦めてなんかいませんよ!
子どもの発達の特性を知り、感情的に対応しなくなることで子どもの「苦手」と「得意」が見えてくるようになります。
発達障害・グレーゾーンの子どもたちの「苦手」は本人のやる気の問題ではなく、生まれ持った脳の発達の特性によって起きているものです。
それを理解できると「どこから伸ばしてあげればいいのか?」という今までとは違う視点で考えられるようになり、感情的な反応を手放していったら子どもの暴言、暴力は全くなくなりました。
否定的な注目を捨てることで、子どもがもともと持っていた頑張るチカラがプラスに働くようになったのです!
もしかして「変われたのは清水畑さんだからじゃないですか?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません!
発達科学を学ぶと、感情的なママの視点から、冷静な専門家の視点に変わります。
そうすると「うちの子専門の発達サポーター」にママが変わります。
お母さんのマインドが変わることで子どもの行動が変わり、それを重ねて行くことでお子さんの未来さえも明るくすることができるのです。
今まで、病院や、学校、相談センターなどに相談するだけでは変わらなかった困りごとはありませんか?
その困りごとも、お母さんが専門家のスキル・知識を持つことで変えていくことができます!
親子バトルを卒業してわが子の成長を後押しするコミュニケーションに変えていきましょう。
「なんとかしたいけど、もう子どもが大きくなってしまったから…」と思うお母さんもいるかもしれませんが、今からでも遅くありません!
実際に私は、思春期の荒れた状態からスタートして、親子のコミュニケーションを変えたことで、息子は自分の力で頑張れる子に成長しました。
思春期からでも遅くありません!
お子さんのために、親子のコミュニケーションの改善は先送りにせず、今すぐ着手してみてくださいね!
執筆者: 清水畑 亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
思春期の子どものやる気をUPさせる親子のコミュニケーションの秘訣、お届けします!