「褒めているのに、怒っていないのに、子どもが変わらない…」というママへ。子どもが自分から動く声かけポイント教えます!

「褒めてるし怒ってないし、一体どうしたら子どもが自分から動くの?」と思われている方いませんか?もしかしたら子どもの自信につながらない声かけをしてしまっているのかも。見直して欲しいポイントと、子どもの行動力を上げる声かけ術をお伝えします!

1.「褒めてるし、叱ってもないし、これ以上どうしたら…」というママへ

子どもにガミガミ言うのは良くないと聞いて、穏やかに接するようにしたり、褒めるように努力されている方も多いと思います。

子どもに勉強しなさい、片付けなさいなど、イライラしながら言ってしまうママに
(これ、過去の私ですが…)

お母さんが態度から「怒ってるんですけど‼」という雰囲気を醸し出していると、子どもも「叱られる、怒られる」と思ってネガティブな記憶を蓄積していくんですよとお伝えすると、「わかります」とおっしゃる方がほとんどです。

ですが、一方で
「褒めてるし、叱ってもないし怒ってもないし、これ以上どうやって伝えたら子どもが自分から動くんですか?」とおっしゃるママも多いのです。

今日は、優しく、穏やかに子どもに指示したりしてるのに、困りごとが良くならない…

わたし、怒ってないし、叱ってもないし、なんでなの??」と

思われているママへ。ご自身の声かけをふり返ってチェックして欲しいポイントをお伝えしますね!

2.これ言ってしまっていませんか?声かけ見直しポイント

「褒めてるんです。叱ってもないし、怒ってもないです。」とおっしゃる方の話を聞くと、言い方を間違ってしまっているケースがあります。

例えば…
「90点だったんだ。やればできるよね。」
➩やればできるよね!がプレッシャーになることもあります。

「こんなの簡単だよ。すぐ解けるよ」
➩がんばって解いたのに…簡単でないのに…お母さん、わかってくれてない

「ほらできたじゃない!お母さんが言った通りでしょ」
➩結局お説教ぽくなっている

「塾にいって、ワークしてたら、ちゃんとできるんだからね。がんばって!」
➩「ぼくは、いっぱいがんばってるのに…まだやらなきゃいけないの?」
「どうして、お母さんはわかってくれないのかな」

など、よかれと思って言っている言葉がお子さんを傷つけたり、不安にさせたり、お母さんに対しての信頼をなくしたりということもあるのです。

そして、思春期になると、言葉の裏を読んでくるようになります。

「またそんなこと言って、勉強させたいだけなんだろ!」
「毎回毎回うるさいな。」
「あー、またこっちの気持ちも知らないで言うんだろうな」

と子どもの中でネガティブな気持ちが生まれる。
自信もなくなるから、自分から動くこともしなくなる。

こんな、負の連鎖が生まれてしまうんです。

怒っていなくても、知らず知らずの間に子どもが動かない言葉かけをしてしまっているから、子どもたちの行動力を下げてしまっているんですね。

また、お子さんに
「疲れた、疲れた…」
「やりたくないな…」
「行きたくないな…」

という言葉が多くなってきたら要注意です。

お子さんの心のエネルギー切れの状態になっていることが考えられます。もう動けないな、しんどいなと
なってしまっているんですね。

そんなときに、怒って、叱って、ガミガミ言うのはもちろん、褒めたつもりの言葉のあとにチクリと嫌味を言ってしまったり、プレッシャーを与える言葉を言ってしまっていると、2次障害を引き起こす原因にもなります。

3.子どもが自分から動くようになるために、声かけをチェンジ‼

お子さんがエネルギー切れになってしまっている時は、例えば勉強をさせたくても習い事をがんばらせたくても、それをさせようと言い続けずに日常生活のできていることを肯定してあげるんです。

当たり前にやっていることできていることをちゃんと口にだして伝えて「ちゃんと見てるよ!」「認めてるよ!」と脳に届けることで、自信がついて、自分から動くように行動のエンジンがかかるようになってきます。

「歯を磨くんだね」
「お風呂入るんだね」

こんな当たり前でもいいのです!

勉強に関しても
「今からはじめるんだね」
「半分できたね」
完璧にできた時だけを褒めるのではなく、始めた時ににすかさず言葉かけをしてみてくださいね!

ご自身の声かけを振り返ってみて、「あれ、やっちゃてるかも?!」と思われたなら、お子さんにエンジンをかける声かけにチェンジしてくださいね!

執筆者:山南あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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