1.ゲームばかりの子どもにゲーム以外で興味を持たせたい
お子さんが学校を休み中の時、ママのイライラランキングの上位に入るのが
「ゲームばかりしている」
というお悩みです。
「やめなさい!」と注意しても、時間の制限・ルールを決めてもなかなかやめてくれませんよね?
注意をすればするほど逆ギレをしたり、ゲームを取り上げると言うと怒って泣き叫んだり、していませんか?
こんな様子が見られたら、ゲームが居場所になってしまっているかもしれません。
特に学校をお休みがちだったお子さん、そうでないお子さんでも2学期が終わって冬休みになると、がんばるエネルギーが低下してゲームばかりになることが考えられます。
ゲームばかりしている、ゲームしか興味を示さないというお子さんに、ゲーム以外にも興味を持たせたい…。
その前に、冬休みにやってほしいことがあるのです。
2.ゲームが自分の居場所になっている
「ゲームばかりしている」こんな様子がなぜ起きるかというと、子どもにとってはゲームの世界が「居場所」だからです。
現実の生活の中で認めてもらえるチャンスが少なかったり、学校でうまくやれずに自信を失ってしまっている…
心も体もヘトヘト、エネルギー不足だから、一番『ラク』なものを選びたくなるのです。
ゲームの世界には、もちろんゲームが好きでやっている人たちがいます。
その世界では「ゲームばかり!」と否定する人はいないので、とても居心地がいいのです。
だから自分の居場所、自分の好きなことを、むげに否定されることなく、良し悪しは別としてまずは受け止めてくれる人がいる、という環境を作ること。
これが大人には一番最初にやってほしいことなのです。
しかも、そのゲームを通じて子どもを発達させてあげることだってできるんですよ!
3.脳を活発にさせてあげることがカギ
ゲームで子どもを発達させてあげる、それは脳を活発に動かしてあげること。
その方法とはゲームを「受け身」にさせないということです。
画面につぎつぎと表示されるゲームをただやるだけだと「受け身」スタイルです。
これだけだと、あまり脳が活発にうごかないのでエネルギー回復になりにくい。
では、どうするかというとインプットしたことをアウトプットさせる!
ただゲームをやって終わりにするのではなく
「どんなゲームなのか」
「どの辺を面白いと感じるのか」
「勝てたのか、負けたのか」
「お母さんに教えてよ」
と、お子さんにゲームのことを語らせてあげて欲しいのです。
発達凸凹キッズの中には、「語る」のが苦手な子もたくさんいます。
そんな子は「好きなこと」をたくさん語らせるところからスタートしてあげると、言葉のコミュニケーションのトレーニングにもなります。
そうは言っても、
「声をかけるとケンカになってしまう」
「何を言っても耳を傾けてくれない」
そんなこともあると思います。
これは、お子さんのエネルギー回復に向けてのステップを見誤っているケースです。
お母さんが「気になること」ばかりを一方的に伝えても、子どものエネルギー回復にはなりにくいんです。
お母さんの声かけが、脳に届きやすい環境を作るところから冬休みはチャレンジしましょう!
ゲームをやめられないお子さんへの関わり方、こちらの記事も参考にしてください▼
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
お休み中にお母さんの声が脳に届きやすい環境のつくり方、他にもあります。