「常識を疑うチカラ」が発達障害グレーゾーンの子育てを変える!私のシゴト&子育てのサクセスストーリー

発コミュトレーナーの私でも時間に追われて「指示・命令」ばかりしていた頃がありました。誤った接し方で親子関係を悪化させてしまった過去を告白します!発達障害グレーゾーンの子育てで必要な視点は「常識を疑うこと」。今までのやり方を変えてみませんか?

1.シゴトと子育ての両立の「迷路」に迷い込んだ日々

私は、発達障害グレーゾーンの子育てをしているママにこそ、ご自身の生き方も考えて欲しいと思っています。

今回は、私の子育て&オシゴトのストーリーを語らせていただきます!

発達凸凹の息子が、保育園だった頃。その頃から手がかかる子育てをしている自覚はありました。

「なんでこんなに思う通りに動いてくれないんだろう」
「どうしてみんなと同じことができないんだろう」

このように感じてはいたので、小学校に上がって何事もなくとはいかないんだろうと漠然とした不安は抱えていました

そんな私がやった進学準備は、子どもに何かあったら駆けつけられて、残業が少なく、やりがいのある仕事を探すこと。

そして運良く、家と、職場と、学校が、徒歩10分圏内におさまる理想的な環境でのお仕事が見つかったのです!

シゴトも、子育ても、これでがんばれるかもしれない、そう思っていました。

案の定、学校からの呼び出し電話があっても速攻かけつけることができました。

ですが、その状況もそう長くは続きませんでした。

経験を積んでいくとシゴトもだんだん任されるようになり…気がつけば残業も多くなり…「こんなはずじゃなかった」と思う反面やっぱりシゴトはやめられなかったのです。

なぜなら、習い事も遊びも旅行も、子どもに色々な経験をさせてあげたいと思ったから。

そう、子育てはお金がかかるんです。発達凸凹の子は、余計にお金がかかることも多いです。

だからやっぱり収入は必要!

そう思うと、余計になかなかシゴトを辞める決断はできずにいました。

2.親子の会話が「指示・命令」ばかりだった…

そんなシゴトと子育ての両立の「迷路」に迷い込んでいたのが息子が小学校1年〜3年の頃。その頃の私の子育てはこんな感じでした。

シゴトを終え
 ↓
娘の保育園と息子の放課後クラブに迎えにいき
 ↓
帰り道にその日にあったことを一気に聞き出す!
 ↓
帰宅後は指示・命令の嵐、です。

・宿題やって!
・テレビみてるんじゃないよ!
・明日の持ち物はなに?
・連絡帳見せて!
・ご飯早く食べなさい!(ご飯タイムはだいたいお説教も含まれます)
・お風呂早く入りなさい!
・寝る準備が遅い人は読み聞かせしないよ!

限られた時間の中で全てを「やらせねばならぬ」、私はそう思っていたのです。

「ママがシゴトばかりしてるからあのお家の子はトラブルばっかり起こすのよ…」
「しつけがなってないのね…」と言われたくなくて

とにかく「きちんと!」
とにかく「みんなと同じに!」

そんな私の子育ての価値観ゆえにこんな、指示・命令だらけになっていたんだと思います。

後から学んで知ったことですが、この「指示・命令」ばかりの会話は実は子どもの脳をのばしにくいのです。

言葉って発していればいいというわけではなくて脳が育つ声かけと脳が育ちにくい声かけがあります

ただの指示・命令は、発達科学コミュニケーションでは「会話」には含まれません

シゴトも、子育ても…と全力で頑張っていた当時の私にはそれが裏目に出ているとは思いもしなかったのです…。

そして、私は子どもの脳が育ちにくいコミュニケーションをしてしまっていたのです…。

3.ママが時間をつくれば子育てが改善するわけではない!

時間がない私は息子にもっと厳しくちゃんとしなさい!と言うようになりました。

小学校5年を境に息子の困りごとは一気にふえていきました。

学級内で起きるトラブルのあらゆることに首を突っ込んでいる息子。

発達障害・注意欠陥多動性障害の特性が強く出がちなので
トラブル=「なになに?興味ある!」となってすぐに食いついてしかも、空気も読めない、切り替えも遅い、ので結局一番最後までいたずらをしていて先生にとっ捕まえられる…そんな毎日でした。

授業も聞いていない、
宿題も出さない、
掃除や委員会のシゴトをさぼりってトンズラしてしまう…

夕方になると、私のスマホは学校や、お友達や、習い事の先生からなにかしらのトラブル報告でいつもにぎやかに鳴っていました。

夕方の私はシゴトどころではありませんでした

オフィスのビルの非常階段でいつも電話の対応に追われるそんな生活になりました。

そんな時、スクールカウンセラーから「このまま中学生になったら困りますよ!お母さん!」突然のイエローカード宣告

そして、私はもう一度はたらき方を見直すことにしました。

とにかく子どもとの時間をつくれるはたらき方を最優先に、自分のやりがいは二の次!

そして、残業ナシのライフスタイルをゲットした私の子育ては落ちついた…

かというと

そんなことはなく、もっと悪化していったのです。

時間ができた私がやったのは息子のできないことを見つけては徹底的にやらせるしつけの子育ての強化でした。

苦手なことを発見しては「もっとがんばって!」「ちゃんとやりなさい!」と言い、ちゃんとやらなければガミガミとお説教する。

その結果、息子の困りごとが落ち着いたかというと、それどころかそれまでできていたこともやらなくなり、問題行動も増え、親子関係はあっという間に悪化し子育てはどんどん難しくなりました。

あれ?時間をつくったのにどうしてうまく行かないんだろう…

発達障害グレーゾーンの子を伸ばすために、最初にやるべきこと!その視点が私には欠けていたのです。

 

4.発達障害グレーゾーン子育ては「常識を疑うこと」からスタート!

発達障害グレーゾーンの子育てで最初にやるべきこと

それは・・・

子育ての常識を疑うこと

でした。

時間ができた私がやろうとしたのは「しつけの子育て」。しっかりしつけをすれば何かが変わると思っていたんです。

だけど、息子にとってはただ「苦手なこと」をずっとやらされるだけの時間

楽しくもないし脳だって育たない、そんなやり方をしてしまっていたのです。

子育てを「がんばろう!」と思ったときに今までのやり方で頑張ろうとする人は多いですが、発達障害グレーゾーン子育てにおいては、やり方を変えることの方が大切

私はそう思っています。

私は、発達科学コミュニケーションの創始者吉野さんに会い、発達障害グレーゾーンの子が伸びる親子の関わり方を学びました。

吉野さんからは、それまでの子育ての常識をひっくり返されることをたくさん提案いただきました。

スマホやゲームに固執する息子のことに悩んでいたら…
「ゲームってさ…24時間やらせたらダメなの?」と。

定期テストの2週間前になっても勉強をしないことを心配していたら…
「息子くんの集中力なら1週間前でも長いくらい。3日前から勉強すれば十分」と。

非常識すぎる!
斬新すぎる!
正直驚きましたが、今になってみればなるほど!納得!のやり方なのです。

どうやったら脳が元気に育っていくのかその仕組みさえ分かっていれば子どもが伸びる・変わる関わり方をしてあげられるんです。

発達科学コミュニケーションのトレーナーが自信をもってママたちの子育てをサポートできるのは我が子を変えた経験を持っているからです。

そしてなぜ我が子が変わったのかという、科学的な裏付けとなる知識も持っているからです。

ママが発達の専門家になるという、一見非常識にも思える方法は、子育てに悩むママと発達障害グレーゾーンの子ども達の人生を変える新しい発達支援です!

ママ達のチカラが発達業界の常識を変える!

こんな野望にワクワクするママがたくさんになるといいなと私は思っています。

執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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