ADHD傾向!幼稚園グッズの片付けができない年長の息子に悩んだ日々
年長の息子は幼稚園から帰ると、いつもカバンも帽子も床に置きっぱなし。
「片付けようね」
そう声をかけても、息子はそのまま遊び始めてしまいます。
移動ポケット(着脱式のポケット)もいつもつけっぱなし。
外してほしいと伝えると
「あとでやる!」
と強い口調で返事が返ってきます。
年長なのに、どうして片付けができないの?
何度言えば分かるの?
私の中には、焦りがありました。
もうすぐ小学生。
このままで大丈夫なのだろうか。
周りの子はできているように見えるのに、 どうしてうちの子はできないの?
気づけば私は、「できないところ」を探す目になっていました。

言えば言うほど空気が悪くなり、 結局、最後は私が片付ける。
そして自己嫌悪。
怒りたいわけじゃない。
だけど、このまま見過ごしていいとも思えない。
そんな毎日でした。
良かれと思っていたその声かけ、
実は癇癪を長引かせているかも?
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ADHD傾向の子が幼稚園グッズの片付けができない本当の理由
息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプです。
ADHD傾向の子どもは、「やることを順番立てて整理する力」が未熟なことがあります。
つまり、
・全体を一度に捉える
・やることを分ける
・順番を組み立てる
これが苦手です。

大人にとって「片付けて」は具体的です。
でも子どもにとっては、とても抽象的なんです。
片付けるとは、
・カバンを持つ
・中身を出す
・決まった場所へ置く
・いらないものを分ける
いくつもの行動の集合体です。
私たちは無意識にできていますが、 子どもにとっては“見えていない行動”なのです。
だから動けない。
動けないとき、人はどうするか。
後回しにする。
逃げる。
反発する。
「あとでやる!」は、反抗ではなく “どうしたらいいか分からない”のサインだったのです。
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年長の今こそ見直したい「できない」の捉え方
年長は、入学を意識する時期です。
「もう年長なんだから」
「小学生になったら困る」
その焦りが、つい言葉を強くさせます。
ですが、怒って動かしても 子どもの脳は育ちません。
育てたいのは、 「自分でできた」と思える力。

できない行動を叱るより、 できる形に整える。
この視点の転換が、すべてのスタートでした。
私は自分に問い直しました。
この子は本当に“できない子”なのか。
それとも、まだ“整理できない子”なのか。
答えは後者でした。
ADHD傾向で幼稚園グッズの片付けができない子が動き出した解決法
わが家でやったことは、行動の分解でした。
① 片付けるものを一つに絞る
まずは移動ポケットだけにしました。
② 定位置を一緒に決める
「ここに置こう」と息子と相談して決定。
③ 行動を順番で伝える
「外す」
「ここに置く」
「ハンカチを洗濯カゴへ入れる」
ここまで具体的にしました。

そして、できた日は必ず言いました。
「片付けてくれてありがとう」完璧は求めません。
できた事実だけを見る。
できない日があっても責めません。
そんな日は、私がそっと片付けました。
すると徐々に息子の行動に変化が出てきたのです。
私が見ていないところで、息子が一人で移動ポケットを片付けていました。
「ママが見てないうちに片付けたんだよ」
その誇らしげな顔を見たとき、私はやっと分かりました。
この子は、できない子ではなかった。
“分からなかっただけ”だったのです。
ADHD傾向の子どもが、片付けができないと悩んでいるなら。
まずは今日、ひとつだけ分解してみてください。
全部を変えなくていい。
ひとつを具体的にする。
そこから、子どもは動き出します。
ぜひ、今日からやってみてください。
執筆者:西野まこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)


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