思春期・反抗期の凸凹っ子の子育てには、ママが褒めポイントを見つける「目」を養おう!

子育てにおいて、褒めた方がいいことなんて百も承知!だけど思春期・反抗期の凸凹っ子を褒めるのは、とってもハードルが高いですよね。まずはママが、褒めポイントを簡単に見つけられるようになる「目」を育てていきましょう!

思春期・反抗期の凸凹っ子にしつけは通用しない!

「褒めて伸ばす!」と言われて、

「褒めるといいと言われても…うちの子…褒めるところなんて1つも見つからない…」

なんて思っていませんか?

子育てにおいて、褒めた方がいいなんて百も承知!

だけど、思春期・反抗期の子どもを褒めるのは、とてもハードルが高いことです。

だって、暇さえあればYouTube。
ちょっと声をかければ反抗的な言葉に態度。

「この子のどこに褒めるところが!?」

と思うのも無理はありません。

日本は昔から、「しつけ」が子育てのベースにあります。

なので、ママたちは、できていないところをできるようにする!ということに必死になっています。

ですが実は、グレーゾーンのお子さん、凸凹っ子には、しつけが通用しません!

もともと苦手が多い思春期凸凹っ子は、長年のしつけのガミガミの蓄積で、暴言や暴力など、外に攻撃性が噴出してくる子。

鬱々して不安が募り、不登校や、引きこもりになるなど、内に問題が噴出する子。

などなど、二次障害に陥ってしまう子が少なくありません。

なので、しつけの子育てでは、思春期・反抗期凸凹っ子は伸ばすことができないのです!

反抗ばかりで褒めるところなんてない!?

さて、今日、どのくらいお子さんを褒めましたか?

「褒めるところなんてない!」と思いましたか?

私も、我が子の反抗期がひどくなってきた頃からは、その思いが強くなっていました。

できていることなんて、ひとつもないのに!
腹が立つことを言ってくるのに!
なんで私が褒めなくてはいけないの!

そんな風に思っていました。

「しつけ」文化の中で育った私たちにとって、「褒める」は苦手分野です!

もしかしたら、「褒める」が「おだてる」と同じように思えていませんか?

そんな風に思っていると、褒めることに抵抗がありますし、そもそも褒める機会がほとんどなくなってしまいます。

思春期凸凹っ子の反抗期は「長引かせない」が鉄則!

思春期凸凹っ子の反抗期は、特性とのかけ合わせでひどくなりがちです。

やらなくてはいけないことがあるけど、YouTubeをやめられない。
お母さんに言われないと、時間の感覚がない。
だけど言われると腹が立つ!

結局何もしない。

その状態は、脳がうまく使われていないということ。

反抗期が長引くと、その状態が長くなるということです!

想像してみてください。

「ありがとう~」「助かったよ~」とたくさん声をかけてくれる上司Aと、
重箱の隅を突いてくるように、お小言ばかり言ってくる上司B。

もちろん上司Aがいいな、と思いますよね。

もし上司Bに当たってしまったら、「言われたことだけやっていよう」と、考えることを放棄してしまうかもしれません。

なぜなら、考えたところで、何をやっても怒られるだけだから。

これを子育てに置き換えてみてください。

わが家に上司Bがいる子どもは、いつまでたっても脳が育たないということです!

思春期凸凹っ子の反抗期が長引けば長引くほど、子どもが自分の頭を使うチャンスがなくなってしまうのです!

褒めポイントを見つける「目」

反抗期を長引かせないためには、「褒める」が早くて効果的です!

…また「褒める」ですか?
と思いますよね。

確かに、反抗期の子どもを褒めるチャンスは、あまりないかもしれません。

だけど、今朝のお子さんの様子を思い浮かべてみてください。

朝、ママが叩き起こして、ようやくリビングに来たお子さんには「おはよう!起きてきたね!」

ママが叩き起こしたんですけど、そこはいいんです。

起きてきたこと、つまり「できていること」にフォーカスして、そのことを言葉にしていきます。

ごはん粒だらけのお茶碗だけど、食べ終わったお皿を片づけてくれたら「ありがとう!」
顔を洗ったら「顔洗ったのね~」
ハミガキをしようとしていたら「おっ!ハミガキするのね~!」

…幼児じゃあるまいし!そんなこと当たり前じゃない!と思いましたか?

その当たり前のことでも、できていること、やろうとしていること、何でもママが口に出していきましょう。

朝の時間だけでも、実は結構見つけられるのではないでしょうか?

子どもが小さい時は、ママも子どもから目を離さない時間が多いのですが、思春期の子どもとなると、そんな見ていなくても安全ですから見ませんよね。

だけど、反抗期だからこそ、しっかり見る時間を作って、子どもができてることや、やろうとしていることを見逃さず、そしてそれを伝えてほしいのです。

思春期の子どもの「できていること」にママがいかに目を向けられるか。

そして、それをママが常に言葉にしているか。

大層なことをしないと褒めるチャンスがなくなってしまう思春期の子育てですが、やっていることを伝えるだけなら、嘘でもお世辞でもないですよね。

見たままを言うだけですから。

こんなことで?と思わずやってみてください!

お子さんがグッと変わっていきますよ!

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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