小1の子どもの癇癪の時間をたった2週間で1/3に減らす脳科学的アンガーマネジメントの3S!

小1の子どもの癇癪に振り回されげっそりしてるママはいませんか?癇癪を起こす背景には、強いこだわりや聞く力の弱さなど『脳の特性』が隠れていることがほとんどです。3Sの実践で小1の子どもの癇癪の時間をたった2週間で1/3に減らすことができます!

小1の子どもの癇癪に振り回されてげっそりしているママ

小1の子どもが気に入らないことがあるとすぐに癇癪を起こしてママを振り回し、気力も体力も奪われげっそりしていませんか?

靴がきついから歩きたくない!
テレビを見た後でないとご飯を食べさせてくれなかった!
宿題をしないとなんでおやつをくれないの⁉
大好きなお人形をお友達がさわった!
シールをお友達がぐちゃぐちゃにした!

ちょっとしたことで怒り、ひっくり返って癇癪を起こしてしまいます。

最初はママも 「そんなつもりじゃなかったのよ」 「また、仲良く遊ぼうね」

と穏やかに対応していても 癇癪がおさまらないので

「もう、いいかげんにしなさい!」

ママが一言たしなめただけで、

「全部ママが悪い〜!!!」と感情を爆発させ、

おもちゃを投げつけたり、テーブルをひっくり返して大絶叫で叫び続ける。

子どものわがままな要求に家族全員が振り回されていませんか?

小1のHちゃんを育てているNさんもそんなお一人です。

「わが子の癇癪に振り回されてもう自分がどうにかなりそうです」そう言って

「自分が学ぶことで未来を変える!」と決断して、脳科学的アンガーマネジメントを学び始めました。

小1の子どもが気に入らないことがあると癇癪を起こす脳の特性

小1の子どもが気にいらないことがあると癇癪を起こす原因はなんでしょうか?

その背景には

➀強いこだわり、周りが見えていない
➁聞く力の弱さ
➂モヤモヤの発散

など『脳の特性』が隠れていることがほとんどです。

➀強いこだわり

自分の思い通りに物事を進めたい思いが強いのです。

ちょっとでも思い通りにならないことがあると、癇癪を起こしてしまいます。

わがままというよりは、周りが見えていません。

周りの人達も自分と同じようにやりたい思いを持っていることがわからないのです。

➁聞く力が弱い

気にいらないことがあると癇癪を起こす子どもは、聞く力が弱い場合があります。

好きなことを始めると没頭してしまうため、ママの声が聞こえなくなってしまいます。

ママは何度も話しかけているうちに、声が大きくなり、 子どもが声に気がついてママに顔を向けた時には、 「ちょっと聞いてるの!!」と大きな声になってしまっています。

そうなると、あっという間に火がついたように癇癪になってしまいます。

➂モヤモヤの発散

「癇癪」が頻繁に起きているお子さんは、心の中にあるモヤモヤを怒ることで発散していることがあります。

怒った後にスッキリ感を感じているため、癇癪が長引いている原因になっています。

このような「脳の特性」を背景に、「癇癪」は起こるべくして起こってしまっています。

ですから、起こってしまった「癇癪」にどう対応しようか?

という考え方は今すぐに捨てていきましょう。

「癇癪」をどうしよう!の視点ではなく 、

「癇癪」が起こるお子さんの「脳を育てる」にはどんなアプローチができるのか?

こどもという視点に今日から切り替えていきましょう!

小1の子どもの癇癪を減らす脳科学的アンガーマネジメントの3S

では、小1の子どもの「脳を育てる」アプローチとして何ができるでしょうか?

ポイントは、「癇癪」が起きていない時の声かけです!

脳科学的アンガーマネジメントには「3S」というテクニックがあります。

「3つのS」という意味です。

「Smile(笑顔で)」「Slow(ゆっくり間をとって)」「Sweet(優しい声で)」をさしています。

子どもの脳は言葉の中身よりも、表情や語調など「非言語情報」を先に処理します。

「癇癪」が起きていない時に、どんな表情・どんな声のトーンで言うかが大事です!

1.「Smile(笑顔で)」

ママの顔は、にっこり笑顔で口角をあげた微笑む表情をつくるようにします。

子どもがママの声に気がついてママに顔を向けた時に、ママの顔は笑顔でいましょう。

ママの真顔は、「この人怒ってる!」と捉えてしまい、癇癪が起こりやすくなってしまいます。

2.「Slow(ゆっくり間をとって)」

癇癪を起こす子どもは聞く力が弱い場合があります。

会話のコツは、「ゆっくり」言葉と言葉の「間」を取りながら、矢継ぎ早にポンポン話さないことです。

脳を発達させるために、脳が正確な処理をゆっくりと行うことができる声かけをします。

脳が一つ一つの言葉を処理する時間を取ってあげるのです。

一つの話をして、子どもが「分かった」という顔をしたら、次のことを話しましょう。

3.「Sweet(優しい声で)」

丸みのある甘めの声の方が脳に届きやすいです。

角のある厳しい口調より、子どもに近づいて優しい声で「着替えるよ」などと伝えるようにしましょう。

遠くから大きな声で「起きなさい!」「食べなさい!」と伝えてしまうことはありませんか?

ママは怒っている訳ではないのですが、子どもの脳は「怒られた!」と勘違いし、 癇癪が起こりやすくなります。

3Sで小1の子どもの癇癪をたった2週間で減らしたママ

Nさんには3Sを実践してもらいました。

Nさんのレクチャー1週間後の相談はこんな内容になりました。

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思った通りにならないと30分は叫び続けていた癇癪が15分には減ったけれど、
おじいちゃんにスリッパを投げてしまうという許し難い行動をしてしまいました。
どうしたらいいでしょうか?
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レクチャー2週間後の相談はこんな内容になりました。

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癇癪は起こっても10分でおさまるようになりました!
強いかんしゃくは同年代のお友達との関わり時に起きていることに気づきました!
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皆さんは、この2週間のNさんの変化にお気づきでしょうか?

1つ目の違いは、お子さんの癇癪の時間ですね!

30分の癇癪がたった2週間で1/3の10分に減りました!

2つ目の違いは、許しがたい行動の相談がママの観察の報告になったことです!

「癇癪」をどうしよう!の視点ではなく 「癇癪」を起こす時を観察して気づき、

「では、どうするか?」というお子さんの「脳を育てる」という視点に切り替わったのです!

小1の子ども癇癪に振り回されげっそりしているママさん、3Sを実践してみませんか?

お子さんは、癇癪が2週間で落ち着き

ママは、「では、どうするか?」というお子さんの「脳を育てる」視点に切り替えることができるようになりますよ。

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

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