急な予定変更で癇癪が続く子が、切り替える力を身につけるための関わり方

急な予定変更で癇癪を起こす我が子に悩んでいませんか?それは性格やわがままではなく、脳の切り替えが追いついていないサインです。本記事では、癇癪の理由を脳科学の視点から解説し、気持ちを切り替える力を育てるママの声かけをお伝えします。

急な予定変更で癇癪が続く子にどう向き合えば良い?

・急な予定変更があると、毎回のように癇癪を起こす
・楽しみにしていた予定が変わると「もう全部イヤ!」と感情が爆発する
・泣く・怒る・暴言が止まらず、どう対応していいかわからない
・「この子、将来大丈夫かな…」と不安になる

このように、急な予定変更で感情が大荒れする子に悩んでいませんか?

私自身、急な予定変更があるたびに感情が爆発する。

そんな衝動性の強い小学校1年生の息子に、ずっと悩んでいました。

たとえば、楽しみにしていた遠足が、雨で中止になった日。

「もう学校には行きたくない!!」そう叫び、大きな癇癪を起こしました。

また別の日は、急な用事で、友だちと遊べなくなったとき。

「なんで遊べないの?!」怒りと悲しみが一気に噴き出し、感情が大荒れ。

「そんなことで、ここまで怒る?」
「早く気持ちを切り替えてくれたらいいのに…」

そう思ってしまう自分もいました。

 叱っても、なだめても、どんなに説明しても、癇癪はおさまりませんでした。

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癇癪が起きている瞬間、脳ではどんなことが起きている?

小学校低学年の子どもは、予定を変更するための「脳の切り替える力」が、まだ発達途中です。

・楽しみにしていたことを手放す
・別の行動に移る
・気持ちを立て直す

これらはすべて、大人が思う以上に、子どもにとってはとても難しいことなのです。

急な予定変更は、子どもにとって強いストレス刺激。

すると、感情を司る脳のエリア(扁桃体)が一気に反応し、「怒り・悲しみ・不安」が同時に噴き出します。

この状態では、「落ち着いて考える脳のエリア」はほぼ働いていません。

つまり、癇癪は、脳の「感情のエリア」が暴走状態なのです。

特に、

・衝動性が強い、注意欠陥多動性障害(ADHD)

こうした特性がある子は、

・感情にブレーキをかける
・次の行動へ切り替える

この2つがとても苦手です。

だからこそ、「わかっているけど、できない」そんな状態に陥りやすいのです。

つまり、急な予定変更で癇癪を起こしてしまう子というのは しつけや、わがまま、本人の性格の問題ではないのです。

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今こそ育てたい、急な予定変更に対応できる脳の育て方

「大きくなれば、自然に切り替えられるようになる」

急な予定変更で癇癪を起こすわが子を前に、 そんな言葉をかけられたことがあるママも多いかもしれません。

たしかに、子どもは日々、成長していきます。

しかし、自分自身で気持ちを切り替える力は、ただ待つだけでは育っていきません。

そして、知ってほしいこと。

それは、急な予定変更で感情が大荒れするのは、「気持ちを抑えられない子」だからではないということ。

それは、 切り替えを担当する脳の回路が、まさに発達途中だから。

この時期に起きる癇癪は、脳が「うまく切り替えたい」と頑張っている証拠でもあります。

だからこそ、今の関わり方が、これから育つ脳の土台になります。

もし、癇癪のたびに

・叱られる
・急かされる
・気持ちを否定される

そんな経験が続くと、子どもの脳には「切り替え=つらい」という記憶が残ってしまいます。

すると次に急な予定変更が起きたとき、脳はさらに強く反応し、癇癪は大きく、癇癪の時間も長くなりやすくなってしまうのです。

一方で、

・気持ちを受け止めてもらえた
・落ち着くまで待ってもらえた
・別の楽しみを一緒に見つけられた

こうした経験は、「感情は立て直せる」という回路を脳に残します

小学生の時期というのは、この回路をつくるのにとても大切な時期なんです。

今ここで「できなかった」ではなく「少しだけでも切り替えられた」と経験を積むことが、将来の

・感情コントロール
・ストレス耐性
・自己肯力感

へと、つながっていくのです。

急な予定変更でも、気持ちを整られる子になるママの声かけ

まず、癇癪の最中に気持ちを切り替えるということは、衝動性の強い子どもにとって、とても難しいことなんです。

だからやってみてほしいのは、子どもの気持ちを代弁する、こんな声かけです。

・「行きたかったね」
・「すごく楽しみにしてたよね」
・「今、どんな気持ち?」

ここで大切なのは、否定しないこと。正そうとしないこと

「そんなことで怒らない!」「仕方ないでしょ!」この言葉は、子どもの感情をさらに刺激してしまいます。

そして、癇癪を起こしているとき、子どもは自分の気持ちをうまく言葉にできません。

だからこそ、ママが代わりに気持ちを代弁してあげてほしいのです。

「悲しかったんだね」「つらかったんだよね」これだけで、感情の脳は少しずつクールダウンしていきます。

私自身、この関わりを続けていくうちに、息子に少しずつ変化が現れました。

急な予定変更が起きても、以前ほど感情を爆発させることが少なくなったのです。

すぐに切り替えられるわけではなくても、癇癪の時間は短くなり、気持ちを言葉で伝えられる場面が増えていきました。

そして、一番変わったのは、私自身でした。

息子の癇癪に振り回され、イライラし続ける時間が減ったのです

「また癇癪だ…」ではなく、「今は切り替えが難しいだけ」そう思えるようになりました。

急な予定変更で起きる癇癪は、性格や、わがままではありません。

それは、脳が育つ途中で出るサイン

感情を受け止め、言葉を代弁し、安心の中で切り替えを経験させていく。

この積み重ねが、将来の「自分を立て直す力」へとつながっていきます。

今日の癇癪は、明日の成長への一歩かもしれません。

執筆者:華田さち
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)

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