フルタイムで忙しい私が、完璧を目指していたころ
我が家には3人の子どもがいます。
当時、娘が2人が中学生、息子が小学2年生でした。
私はフルタイムで夜勤のある仕事をしていました。
夜勤の日は夕方から翌朝まで家を空けることになります。
出勤前の私は、子どもたちそれぞれに 「あれして」「これして」と次々に声をかけていました。
食事の準備や、家事を先回りして整えたりしてから出勤していました。
「子どもたちだけで大丈夫かな」
「負担をかけてしまっていないかな」
そんな申し訳なさと同時に、
「ちゃんと回るようにしておかないと」
という焦りもありました。
気付くと私は、すべてを完璧に整えてから出勤しよう としていたのです。
子どものためにと思ってしていましたが、気持ちはいつもいっぱいいっぱいでした。
余裕のないまま出勤し、余裕のないまま帰宅する。
そんな日々が続いていました。
良かれと思っていたその声かけ、
実は癇癪を長引かせているかも?
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「ちゃんとやらなきゃ」が脳を疲れさせていた理由
発達科学コミュニケーションを学んで気づいたことがありました。
当時、私が出勤前に指示を重ねるほど、長女はイライラしたり癇癪を起こしていたのです。
私や妹弟に攻撃的になるときもありました。

長女は、責任感が強い子です。
そして、何をすればいいのか 分からないわけではありません。
やろうと思えばできることばかりです。
けれど、私が指示を出せば出すほど
「これもやらなきゃ」
「ちゃんとやらなきゃ」 と
脳の負担が増えていったのだと思います。
そして、イライラや癇癪として表れていたのです。
これは長女だけでなく、私にも同じことが起きていました。
完璧にやろうとするほど、脳の負担が大きくなりイライラしたり余裕がなくなっていたのです。

だからこそ、必要だったのは やることを小さく分けること でした。
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やることを小さく分けて、子育てに余白が生まれた
1度に全部ではなく、1つだけお願いする
そこで私が変えたのは、指示の出し方です。
以前は「あれもこれも」とたくさんのことを伝えていました。
それを、1つの行動だけを伝えるようにしました。
ある日、長女には
「○○の作る肉じゃがおいしいよね。 私が野菜を切っておくから、味付けお願いしてもいい?」
と伝えました。
すると、それまで不機嫌だった長女が 「うん」と笑顔で答えてくれました。
次女には、
「夜勤だからゴミ出しお願いできる? 準備しておくね。いつもありがとう」
と伝えました。
次女は「オッケー」とさらっと引き受けてくれました。
伝えることを1つに絞ると、子どもたちの表情が少しずつ変わっていきました。
10ではなく、3や1に
元気な時は10できることもあります。
けれど、疲れている時に10をやろうとすると 脳にはとても負担になります。
しかも、それを指示されることはとてもストレスになります。
そんな時は、やることを10から5に、3に、1に 小さく分けてみる。
そして、1つずつ渡す。
私も1つやる。
脳の負担をとりながら「できた」が増えていきます。
夜勤から帰宅すると、娘たちが「分担してやったよー」と とても穏やかに教えてくれました。
それぞれができることをしながら、自分たちで協力して過ごしていたのです。
その様子を見て思いました。
「全部やろうとしていたのは、私だったのかもしれない」
完璧を手放してやることを小さくすると、子どもたちの表情も私の気持ちも 少しずつ軽くなっていきました。

今日からまず一つ、子どもへの声かけを「あれも」「これも」から「これだけ」に 変えてみてください。
忙しいママの子育てに、 親子で小さな「できた」が増えていきますよ^^
執筆者:森崎こころ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)


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