朝からイライラ!毎朝、不機嫌なADHDの子どもに振り回されていませんか?
怒りっぽくて、いつも不機嫌な子どもに悩んでいるママはいらっしゃいますか?発達障害・グレーゾーンの子どもの怒りの問題は、本当に多くの方のお悩みとしてお聞きします。
とくに注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもは小さな頃から、いつも怒ってばかり!イライラしている子どもを見て、ママも一緒に怒ったり、不快な気持ちになったりしてしまいます。
私も息子の怒りに本当に悩みました。
何か理由がハッキリしていて怒りをあらわにしているなら理解もできるのですが、突然、何に怒ってるのかわからないことが多々ありました。
とくに理解できなかったのが、朝起きた瞬間の怒りでした。
目を開けた瞬間から不機嫌。
にらみつけられ、チッと舌打ち。
「くそがっ!」と暴言。
ときには蹴りを入れられ…一体私が何をしたのだろうか?と朝から涙が出てくるのでした。
平日の朝は親も子も、そうゆとりがあるわけでもなく、時間がない中で子どものイライラに振り回されていました。
いつまでも不機嫌でブチ切れている息子に「いいかげんにしなさい!」と朝から怒鳴りちらすことも多くありました。
息子は気持ちを立て直すことなく、そのまま家を飛び出すように学校に行くので、朝食も食べずに行ってしまうことが何度もありました。
朝から感情コントロールなんて言ってられません!
さっきまで寝ていた子どもが、朝起きた瞬間から怒りを感じているのはなぜでしょうか。
ADHDタイプの子どもは睡眠に何かしらの問題があることが多くあります。
というより、睡眠に問題があるがゆえに、ADHDのような状態になっている人もいると言われています。
どちらにせよ、寝つきがうまくいかなかったり、途中に何度も目を覚ましてしまったり、という睡眠のトラブルを抱えていないか、子どもの様子をチェックする必要はあります。
不眠状態が続けば、どんな人だってイライラが強まるのは想像できますよね。
また、よく「感情コントロール」という言葉を聞くことがあるかもしれませんが、朝起きた瞬間に「感情」などと言ってる場合ではないのです。怒りは二次感情と言われます。
・眠たい
・悔しい(昨日悔しいことがあった)
・怖い(怖い夢を見た)
などが一次感情です。
その感情を表す手段として不機嫌になったり、激しく怒りをぶつけてきたりするのです。
起きた瞬間に自分の一次感情にじっくり目を向けるなんて、なかなか難しいものですよね。
不機嫌な子どもに振り回されない2ステップの対応
感情コントロールなどとは言っていられないバタバタの朝時間に、不機嫌になっている子どもには、とにかく「お母さんが振り回されない」ということが大事です。
朝の不機嫌は思いきってスルー!
朝から不機嫌極まりない子どもがいても、とにかく相手にしません!
「始まった…いつものイライラ…」「どうしよう…何か言われたら…」などという雰囲気も出しません!
とにかく「お母さんはあなたのイライラを気にしてないわよ~」というスタンスでいましょう。
不機嫌さから何か暴言を言ってきても、取り合いません。
なぜなら、その暴言は多くの場合、本心ではないからです。
それをまともに受け止めては、お母さんが傷つきますし、否定しても子どもの怒りに、火に油を注ぐようなものです。
きっと何かネガティブな一次感情があるのでしょう。
それはそれとして、子どものイライラに取り合うことで怒りがすぐにおさまるわけでも、次から不機嫌にならないわけでもないのです。
イライラがおさまった子どもに特大のハナマルを!
子どものイライラをお母さんが華麗にスルーすることで、意外とあっという間に怒りはおさまっていきます。
もちろん、なかなかおさまらないということもあるでしょう。
だけど、とにかく待ってあげます。
数分でおさまっても、何時間とかかったとしても、子どもがイライラをおさめてきたら、ごく普通に接していきましょう。
「おっ!イライラおさめられたね~」と伝えても、子どもが嫌がらなければ、ぜひ笑顔で伝えていきましょうね。
不機嫌な気持ちを、誰かがおさめてくれたわけではなく、自分でおさめたというのは事実です。
それは本当に素晴らしいこと!子どもに伝えることができても、できなくても、子どもに特大のハナマルをあげましょうね!
子どもの不機嫌さに振り回されず、子どもが自分でイライラをおさめる経験を積み重ねていくことで、怒りの強さも頻度も徐々に減っていきますよ。
朝から不機嫌な子どもに振り回されているお母さん、ぜひ試してみてくださいね。
執筆者:津森あかね
(New Mammyアンバサダー★★)
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