苦手なことにまったく挑戦しない子ども
今日は、反抗暴言を抑えるためにママたちがやるべきことについてお話しします!
こんなお悩みはありませんか?
ママが宿題の「しゅ」を言った途端に機嫌が悪くなる…
ゲームでも負けそうになったり、1位になれなかったりすると、すぐに怒り出す!!
「ちょっとぐらいやろうよ〜!」と言っても、全く反応なし…
ゲームでうまくいかないと、暴言が出てしまう…
怒りだしたら止まらず、聞くに耐えない暴言の嵐…
聞いてるこっちが嫌になってしまいますよね。
宿題以外にもあるんじゃないでしょうか?
例えば、苦手なことにまったく挑戦しないというのも、とてもわかりやすい例ですね!
自信がないことにはなかなか手をつけられなかったり、やる前から諦めてしまったり…
もっと自分からやる気を出して、いろいろなことに挑戦して欲しいのに!!
重い腰をなかなかあげないで、ちょっと声をかけたら文句ばかり言う…
挑戦しない子どもによかれと思って声をかけても、すべて裏目に出てしまうと、ママ自身も諦めモードに入ってしまいますね。
挑戦しない子どもの根っこにあるのは、ネガティブ体験
挑戦しないこと、それは苦手なことに取り組む勇気を持てなくなっていることです。
なぜなのでしょう?理由は大きく分けて2つあります。
1.ネガティブ体験が蓄積されている
2.できたときしか声をかけてもらえない
発達に凸凹のある思春期の子どもは間違えたり、叱られたりすることが多く、失敗体験が積み重なっています。
苦手なことが多い中で、子どもなりに頑張っているにもかかわらず、です。
「ここは工夫したんだね」「頑張ってくれたから助かったよ」など、たとえ一部分であっても、認めてもらえたら子どもの心は満たされます。
大人ももちろん、褒めるのが大事なことは知っているし、褒めてあげたいと思っていますよね。
だから、できたら褒めようと思っているのですが、実はここが大きな落とし穴なんです!!
できた時しか褒めないので、子どもは「100%できることが大事!」とインプットしてしまいます。
だから、苦手の多い自分の「できないこと」にすぐにイライラしてしまい、次第にやらなくなっていきます。
それは自己肯定感の低さにつながり、挑戦しない、やる前から諦める、うまくいかないと暴言…と問題行動につながっていくのです。
まずは「できなくて困っている」から「やりたくない」ことに、ママが気づいてあげること。
そして挑戦しない子どもに「失敗していいんだよ!」「お母さんもこんなミスやってたよ!」と、ママが声をかけることが大切なんです!
間違えてはいけない、ママが声をかけるタイミング
では、ママが挑戦しない子どもに、どのタイミングで声をかけるのがいいのでしょう?
子どもが何かをやり終えたときに褒めるのではないというのは、もうおわかりですね。
やり始めたら褒める!
やっている最中に声をかける!
ここがポイントです!
宿題、めんどくさいと文句を言いながらでもノートを開いたら、「おっ、始めるんだね」
ゲーム中にキレて暴言を吐いていた子どもが少し落ち着いたら「自分で気持ちを切り替えられたね」
頼んでいたお手伝いをイヤイヤながらも途中までやっている子どもに「わぁ、もうこんなにやってくれたの?助かる~!」
もしあなたが、うちの子には褒めるところなんて何一つない!と思っているなら、褒めるというより子どもの行動を言語化してみてください。
何回起こしてもなかなか起きない子どもが、やっとこさ起きて部屋から出てきたら、「起きたね」
学校から重いカバンを持って帰ってきたら、「おかえり!カバン重かったね」
慣れてくるとスムーズに声をかけられるようになりますから、大丈夫です!
ポジティブな体験を、たとえ小さくても一つ一つ積み重ねることで、子どもの心の中に自信の芽が育っていきます。
その芽はやがて何かに挑戦する力になっていくのです。
挑戦しない子どもも、ママの声かけで必ず変わります!!
さっそく今日から取り入れてみませんか?
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーション マスタートレーナー)
小さな成功体験を積み重ねて、挑戦する力を育てましょう
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