小さい子どもの癇癪にはまずこれだけ覚えて!脳科学的アンガーマネジメントの褒めない褒め方

小さい子どもの癇癪に困っているお母さん、最近よく聞く「心理的」アンガーマネジメントが効くのでは?と思っていませんか?残念ながら、思考系の脳が未熟な幼児さんにはできません!まずは「脳科学的」アンガーマネジメントの褒めない褒め方を覚えましょう!

小さい子どもの癇癪にもアンガーマネジメント!と思っているママ

イライラや怒りの対応には、「アンガーマネジメント」、最近よく聞きますね。

思い通りにいかないと、嫌なことがあると、すぐに癇癪をおこす小さい子どもをお持ちのお母さん、自分の子どもにも活用できるかも…と思っていませんか?

これは、小さい子どもつまり幼児さんには、正直、で・き・ま・せ・ん!!

よく耳にするアンガーマネジメントは、「心理的」なアンガーマネジメントです。

心理的なアンガーマネジメントは、「怒り」を上手にコントロールすることを言います。

怒ることが絶対にだめだという教えではなく、ちょっとしたことでイライラせず、怒りを上手に扱う方法です。

心理的なアンガーマネジメントは出てきた怒りに対して、

・6秒待って怒りのピークを超えましょう!
・本当に怒るべきだったか?怒らないべきだったか?考えましょう!

という対応をします。

しかし、自分を「客観視」できない小さい子どもには、これは 正直、できません!!

小さい子どもの癇癪に心理的アンガーマネジメントはできない理由

自分をモニターする力や、自己客観力を高めるのは、思考系の脳です。

しかし、この思考系の脳が育つのは、中学生後半くらいからです。

だから、小さい子どもには、自分の「客観視」が必要な心理的なアンガーマネジメントは難しいのです。

また、すぐに癇癪を起す子どもは、感情の脳が未熟で、感情のコントロールがまだ苦手なのかもしれません。

脳は、良くも悪くも「繰り返したことが定着する」という性質があります。

嫌なことがあった→怒る 

という行動は、繰り返せば繰り返すほど脳のルートとして定着しているのです。

そこで、幼児専用の脳科学的なアンガーマネージメントです。

脳にアプローチして「嫌なことがある→怒る」のルートを通らないようにしてあげたいんです!

発生した「怒り」をどのようにコントロールしていくか?という視点ではありません。

幼児専用の脳科学的アンガーマネージメントは、「怒り」を押さえ込むのではなく、「怒り」を受け取る脳のお皿を大きくし、『怒らない脳』を育てる方法です。

それができてくると、

嫌なことがある→言葉で伝える

あるいは

嫌なことがある→考える

など、癇癪ではない別の対応が取れるようになってきます。 

「対処できたね!」の成功体験を作るルートができるようになると、自分の脳を使う新しいルートができていきます!

これって最高だ!って思いませんか?これやりたいですよね〜!

子どもの癇癪に脳科学的アンガーマネジメントの褒めない褒め方

癇癪を起さない脳を育てる極意は、褒め方にあります。

癇癪を起こさない褒め方の極意 1位は…

褒めない!です!

え〜!!とブーイング覚悟です。

つまりどういうことかというと褒めない褒め方をしてほしいんです!

褒めない褒め方、ややこしいですね。

褒めずに肯定する! というとグッとわかりやすくなりますね!

つまり、褒める時にまず一番に意識してほしいのは 、「できた」とか「できなかった」という評価をしない!

・すごく上手にできたね〜!
・よくできてるね〜!

などの声かけを私たちは行いがちなんですが、 実は評価の声かけは脳を育てる妨げになってしまいます!

だから、まずは1つ覚えてください!

癇癪を起こさない褒め方の極意 1位は

評価しない肯定の声かけ!

どのようにやるかというと、私たちは実況中継と言っています。

〇〇したね!とシンプルに伝えていきます。

・「テレビ見たね!」
・「ご飯食べたね!」
・「おやつおいしかったね! 」
・「自分で起きてきたんだね」
・「歯磨きするんだね」

子どもの行動をそのまま伝えていきます!

まずはこれだけ覚えて下さい!

子どもに嫌なことがあっても、癇癪を起こさず教えてくれるようになったり、行動できるようになったり、切り替えられるようになったりしていきますよ。

執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

子どもの癇癪にもう一人で悩むことはやめよう!
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