不安が強い引きこもりがちな中学生が家族と笑顔で会話もできるようになるコミュニケーション方法

小さいころから不安が強い子どもが中学生になり、部屋に引きこもりがちに…。脳の特性により、思春期という年齢的なタイミングは余計に不安が強くなってしまいます。思春期からでも笑顔で家族と会話ができるようになるコミュニケーション方法をお伝えします。

部屋に引きこもりがちになってしまった不安が強い中学生

中学生になったお子さんが自分の部屋に引きこもりがちになっていませんか?

学校に行ったり、友達と遊んだり、出かけたり…だけど、おうちに帰ってくると部屋に引きこもる。

思春期ならば健全かもしれませんね^ ^

ですが、学校以外はほとんど外出しない

外出するときは、夏でも長袖のパーカーを着て、帽子の上からパーカーのフードをかぶり、人目を避けるように行動する。

これ、わが家の息子が中学生のころの様子です。

息子は小さい頃から不安が強い子どもでしたが、「しつけ」「やる気を出させる声かけ」で私はなんとかしようとしてきました。

気づけば息子の笑顔は消え、家族との会話もほとんどなくなっていきました。

「親として、何か間違っていたのかな」

そんな思いが頭の中をぐるぐると回っていました。

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中学生になり不安が強くなったのは脳の特性だった!

不安を感じる、その中心にあるのが扁桃体です。

扁桃体は脳の“警報装置”のような役割を持ち、危険をいち早く察知して身を守ろうとします。

本来なら役に立つ働きですが、過敏に反応すると、ほんの少しの変化や刺激にも「危ないかもしれない」と感じ、必要以上に不安を強くしてしまいます。

とくに思春期の中学生は、扁桃体が過敏になりやすい時期です。

感情を素早くキャッチする扁桃体が暴走しやすくなる一方、その感情にブレーキをかける前頭前野はまだ未成熟です。

そのため、子ども自身も「理由はわからないのに不安が強くなる」「気持ちがコントロールできない」と感じやすくなります。

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笑顔で会話ができるようになったコミュニケーション方法

不安が強く、引きこもりがちになってしまった子どもには、ありのままの子どもの姿を認めていくところからです。

中学生ではありますが、小さなできていることをすべて伝えていきます。

部屋から出てきて食事をしようとしていたら「ごはん食べにきたんだね」

お風呂に入ったら「お風呂入ってきたんだね」

子どもに一生懸命伝えようとしなくていいんです。

ひとり言のように言っていればOKです!

家族との会話がなくなってしまうと、何から話したらいいのか、どんなコミュニケーションをとったらいいのかわからなくなってしまいますよね。

ですから、ありのままの姿をそのまま言葉にするだけでいいんです。

もう一つ!

「ありがとう」を伝えましょう!

お皿を片づけてくれたら「お皿片付けてくれたんだね、ありがとう」

このように、小さな感謝もすべて口に出していきましょう!

進路も自分で決めることができました!

家族との会話がなくなっていた息子に、

・今、息子ができていることを伝える
・ありがとうを伝える

この2点を徹底して続けたところ、1ヶ月ほどで不安が強かった息子の表情が柔らかくなり、家族と笑顔で話す時間が増えていきました。

中学生になると進路の問題も出てきます。

最初の進路希望調査では、紙を破り捨ててしまったのですが、次の調査では「進学」に○をつけ、希望する高校名まで書けるようになったのです。

そして、その後、高校説明会にも参加できるようになりました。

不安が強いからしょうがない。 思春期だからしょうがない。 …ではなく、進路の大事な話もできるようにしておきたいですよね。

そのためには親子でスムーズなコミュニケーションをとれることが大事です。

まずは、お子さんができていること、どんな小さなことでも見つけて伝えていきましょう!

たくさんの「ありがとう」もお忘れなく!

執筆者:笠井みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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