発達障害の不器用な子どもの困りごと4「力のコントロールがうまくいかない」

おはようございます!

発達障害の不器用な子の困りごとを
改善する方法についてお伝えしています。

4回目の今日のテーマは
「力のコントロールがうまくいかない」
です。

力のコントロールがうまくいかない子がいます。
これは昨日お話をした
「感覚が未熟」なことにも関係しています。

大きい声、小さい声がわからず
いつも大声で話してしまったり
自分の声がコントロールできない。

適度な力がわからず
本人は軽くタッチするつもりが
人を強い力で押すことになってしまい
事故につながることがあります。

これは先日、
娘が階段で
お友達に声をかけた時に
後ろからランドセルを押してしまい
お友達が階段から落ちてしまったのが
まさにこの例です。

階段という場面で
力のコントロールができなかったのですね。

いつも全力の力を出してしまったり
この時間にこの力を出そう、
というコントロールがうまくいかないのです。

本当に力を出してほしいときにも
力を出せないことにも関連しています。

常に全力であれば抜くところをしらず
エネルギーを使い果たしてしまいますよね。

だから疲れやすかったり
エネルギーが一日持たないことがあります。

これが感情のコントロールが
うまくいかないことにも
つながっていきます。

これを改善するには、
おおもとの脳を発達させることなのです。

ですが、一気に発達することはないので
対処方法は
子どもに理解できる方法で
適切な力を教えることです。

たとえば、声ならば
声の大きさを
一番大きいのが5の声
一番小さいヒソヒソ声を1の声

というように力の大きさを数字で教えてあげます。

この場面では2の声くらいがいいね、というように
適切な声の大きさを教えてあげる方法です。

数字のイメージがまだ難しい子には

下に示したイラストのように
5段階の声の大きさを示すと分かりやすいです。

一番小さいのはありさんの声
一番大きいのはぞうさんの声

その間は
ひよこさん、うさぎさん、くまさん

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力や声のような
目で見えないものは伝え方が難しいので

イメージがわかりやすいように
イラストや数字にして視覚化して
子どもがわかるように示してあげるといいですね!

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