ストレス社会の現代は大人も子どもも何かしらのストレスを抱えていますよね。子どものモヤモヤした気持ちを少しでも楽にしてあげたいと思っているお母さんは少なくないと思います。そんなお母さんに読んで欲しい内容になっています。
【目次】
1.1学期で抱えた不安を自信に変える夏休みにしませんか?
夏休みに突入しましたね!皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
1学期を振り返ってみてお子さんの様子はいかがでしたか?
・疲れることもあったけど頑張って学校へ行っていた。
・登校しぶりがひどかった…。
・常に緊張状態で子どもを見ていて心配になった…。
お子さんを見ていたお母さんには、様々な想いがあったのではないでしょうか。
お子さんにもっと気持ちを話して欲しいな、と思ったことはないでしょうか?
楽しい話はもちろんだけど、何か想い悩んでいるのなら話して欲しい。
辛い気持ちややるせない気持ちがあれば話して欲しい。
一緒に、悩んで解決してあげたいと思うお母さんは少なくないと思います。
その子どもの「不安」を「自信」に変える夏休みにしたいと思いませんか?
実は、頑張ってきたお子さんの疲れや不安などを癒す時期として、夏休みは絶好のチャンスとなります!
お母さんがホームカウンセリングをすることで、子どもの気持ちをリセットし前向きな気持ちにしていくことができるのです。
その方法についてこれからお伝えしていきますね!
2.カウンセリングとは?
ほとんどの方がカウンセリングという言葉を聞いたことがあると思います。
皆さん、カウンセリングと聞くとどのようなイメージを持っていますか?
民間のカウンセラー資格もたくさんあり、とっても人気がありますね。
今は病院にかからなくても、気楽に受けることができるようになっています。
「カウンセリング」と聞くだけで人を癒す魔法の言葉のようなイメージを持つ人も多いと思いますが、カウンセリングは一人ではできないということに気付いているでしょうか?
つまりカウンセリングとは、言い換えると会話です。
もちろん根底には、悩みを抱えている「あなたの話を聴きます」というメッセージが込められており、相手の話を聴くことをメインとしていますが、広く言えば会話によって成立しています。
また、カウンセリングをおこなうにあたって、最も大事なことは信頼関係があるかどうかです。
親子であれば、ある程度の信頼関係が作られているので、子どもをカウンセリングする場合には、既に信頼関係が構築されているお母さんとなら話がしやすいかもしれません。
信頼関係が築けていない大人に(第三者の大人)、子どもから色々なことを話すのはハードルが高いものです。
そういう意味でも、お家でお母さんがカウンセリングができると発達に凸凹のある子どもには強い味方になります。
そして、一般的には身体症状が出てから、カウンセリングを考えることがほとんどだと思いますが、実はその前に何らかの対処をしておくことが大事なのです。
症状が出ているということは、もうだいぶ問題が深刻化している状態と考えておきましょう。
次の章でお伝えするカウンセリングは、発達科学コミュニケーションに基づいたものとなります。
相手の脳を高める会話や、相手の脳を癒すコミュニケーションだと言い換えることができます。
発達の特性を持っているお子さんの脳のメカニズムに合わせた会話をすれば子どもたちが癒され高められるということです。
たかがひと言。されどひと言。お母さんのひと言の威力は絶大です!
子どもの不安を癒し元気づけるひと言。
子どもの脳を刺激して成長させるひと言。
そのようなひと言を話せるお母さんになれたら最高ですね!!
では、次でどのようなことを意識して子どもの話を聴いていったらいいのかを説明していきますね。
3.お母さんができるホームカウンセリング
気を付けておいて欲しいことが2点あります。
1つ目は、カウンセリングをする目的は子どものモヤモヤした気持ちをスッキリさせることが目的です。
決して、お母さんが子どもと一緒に問題解決するためのものではありません。
子どもが自分自身で解決できる力を蓄えるためのカウンセリングと位置付けてください。
2つ目は、親子の信頼関係がシッカリと築けてから行うということです。
親子の信頼関係が築けていない時にお母さんがカウンセリングをしても効果はあまり期待できません。
その場合は発コミュの褒めトレを先に徹底的にすることをおすすめします。
先ずは褒めトレをして親子の絆をしっかりと築いていきましょう。
良かったらこちらを参考にしてみてくださいね。
以上の点をしっかりと理解した上で、ホームカウンセリングに取り組んでいきましょう!
お子さんの気持ちがモヤモヤしていて何かしらのトラブルを抱えている時は、次のように関わっていきましょう。
♦①保留
親は解決しようと思い色々と口を出したいところですが、一旦親の態度を保留します。
先ずは子どもの話を聞くことに徹することが大事です。
問題解決しようとせず
「そっか~」
「そうなんだ~」
とありのままを受け入れると、しだいに子どもは落ち着いてきて安心した様子が見られてきます。
♦②受容
今は何をしても大丈夫よ、と子どもに安心・安全な場所であるということを認識させます。
そのためにはお母さんが子どもの不愛想な態度に巻き込まれることなく、気にしないような素振りをみせていくことが大事です。
どんなあなたでも受け入れるよ、という態度を表現していきましょう。
「泣きたい時は泣いていいんだよ」
「不安なことがあったら話していいんだよ」
などとメッセージを送ってみましょう。
♦③理解(発見)
子どもの考えていることより、何を感じているのかということに焦点を当てます。
何を分かって欲しくて不愛想な態度をとっているのか、子どもの感情を代弁し理解していきます。
「こんな時はこんな風に考えるんだなぁ」
「こんな風に考える傾向があるんだなぁ」
と子どもの考え方の癖を見つけたり、気持ちを理解していきます。
♦④共感
お母さんが子どものありのままの感じ方を受け止め理解を示すと共感が芽生えます。
子どもはお母さんに分かってもらえたと、気持ちが満たされ満足します。
その結果、自分で問題解決しようとする気持ちが沸いてくることになります。
子どもはお母さんに掛けられた言葉を全てしっかりとキャッチしています。
なので、お母さんがわが子の最良のホームカウンセラーになって分離不安の子どもや発達に凸凹のある子どもの不安を癒して欲しいと思っています。
夏休みはいつもより時間が多くとれるので、じっくりと話を聴く時間を作ってみてくださいね。
お母さんカウンセラーの勉強になる知識がいっぱいです!
執筆者:いたがきひまり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)