新しい年がスタートしました。今年の目標をなかなか教えてくれないお子さんはいませんか?親子でワクワクする新年の目標の立て方と達成するための継続力を養う方法を大公開!達成することで子どもの発達を促しましょう。 |
【目次】
1.新年の目標を立てて子どもの発達を促しませんか?
2.なぜ目標を立てることで脳が発達するのか
3.お子さんがなかなか目標を立てられない理由
4.ワクワクする目標を立てる方法
◆去年の振り返りをする
◆親も目標を立てる
5.新年の目標を達成するための継続力アップの方法
◆まずはお子さんの目標を肯定する
◆こまめに褒める
1.新年の目標を立てて子どもの発達を促しませんか?
あけましておめでとうございます。お正月は気持ちも新たになりますね。
新年を迎えてまず思うこと。それは、新たな目標を立てることではないでしょうか。
「今年はどんな年にしようかな?」
「今年は○○したいな!」
とワクワクしているお母さんもいらっしゃいますよね。
お子さんにも、「今年の目標は?」と聞いてみた方、多いのではないでしょうか?
ところが、お子さんから返ってくるのは、
「別に…」
「目標なんてどうでもいいし」
なんていう答え。新年早々、おうちのなかにネガティブな空気が漂っていませんか?
この記事では、
・子どもに目標を立ててほしい理由とは?
・どうしてお子さんは目標について語ってくれないのか?
・具体的に目標をどうやって立てていけばいいのか?
について、詳しく解説していきます。
2023年、目標を立てて充実した毎日を送ってほしい!と願っているお母さん、必読です。
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2.なぜ目標を立てることで脳が発達するのか
脳の発達の観点からも、目標を立てて、目標に到達するように行動することはとても有効です。
脳の発達に必要な3つの要素をご存じでしょうか?
脳の栄養となるのは
・酸素
・ 糖(グルコース)
・経験
この3つです。
酸素や糖が不足することは、現代の日本では通常あり得ません。となると、発達を加速させていくためにはより多くの「経験」を重ねていくことが不可欠です。
ところが、人は動き出す最初のアクションに一番エネルギーを使います。ですから、動きたくてもなかなか動き出せないのです。
そこで、「目標」の登場です。
目標を立てて、自分がやりたいことを明確にすると、行動しやすくなります。
2023年、「これに向かって頑張ろう!」と決めることで、今日から動き出すことができるんです。
3.お子さんがなかなか目標を立てられない理由
ですが、「新年の目標は?」と聞いてもお子さんが素直に答えてくれない場合もありますよね。
特に子どもが大きくなればなるほど、子どもは自分の気持ちを素直に伝えてくれなくなってしまいます。
その理由は…
・思春期・反抗期
・自分の能力を過小評価する
・親の体力的な負担や金銭的な負担を考える
・自分の発言を否定されることがある
など、さまざまです。
目標を聞くと、
「どうせ続かないでしょ?」
「それは無理じゃない?」
「○○ちゃんがやってるからやりたいんじゃないの?」
なんて、ついダメ出ししてしまう…これは絶対にNGです!
このような経験が、子どもは「お父さんお母さんに言ってもどうせだめだ」という気持ちや、「どうせ何にもできない…」という劣等感もたせてしまいます。
そして、ご両親に何も言ってくれなくなってしまうのです。
ですから、普段からの親子の会話が大事なんです!
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3.ワクワクする目標を立てる方法
子どもが目標を教えてくれるようにするには、普段から親子のコミュニケーションが良好になっていることが必須条件!
つまり、ポジティブな声かけができているか?ということです。
そこで、具体的な目標をいきなり聞くのではなく、親子でポジティブな会話を重ねながら考えをまとめていく、ということにチャレンジしてみていただきたいと思います。
◆去年の振り返りをする
お父さんお母さんが1年を振り返り、子どもの1年も一緒に振り返ってみましょう。
例えば…
「お母さんは、忙しくてなかなか綺麗にお掃除できなかったな…」
「だけどね、去年は模様替えを頑張ったのよ!あと、料理苦手だけど時々新しいメニューにもチャレンジしたよ。」
などと、うまくできなかったこともあったけど、頑張れたところもあったということを発表するんです。
それから、「あなたは、去年は毎朝自分で起きれていたよね!部活も休まず出ていて、頑張っていたね!」と、1年間子どもが頑張ってきたことをどんな些細なことでもいいので褒めてあげましょう。
去年の反省があるからこそ、新年に有意義な目標をたてたいと思えます。さらに、前向きな気持ちにもなれ、楽しみながら具体的な目標を立てることができます。
◆親も目標を立てる
まずは親が目標を立てて、お子さんに話をしましょう。
「お母さんは、今年は〇〇を頑張る1年にする!」
「お父さんは、今年は〇〇にチャレンジするぞ!」
と、子どもに聞く前にお父さんお母さんが今年の目標を宣言してから「あなたはどんな1年にする?」と子どもに聞いてみます。
子どもにだけ目標を要求して頑張らせるよりも、家族みんなで目標を立てて各自がそれぞれ目標に向かって取り組むほうが、目標への意識も高くなります。
目標を聞いた時にもしも、子どもがお父さんお母さんに遠慮して目標を言えないように見えたら、「できるかどうかは別として、来年はどんなことがしたい?」と聞いてみましょう。
「できるかどうかは別として」という一言を付け加えると、能力や金銭面などのあらゆる条件は考えずに、本当にやりたいことを話してね、というスタンスを見せることができます。
何か話してくれたら、お父さんお母さんが励ましてやる気を引き出すこともできますね。
お父さん・お母さんも、お子さんが遠慮を捨てられるような、ぶっ飛んだ目標を発表してみてください!
4.新年の目標を達成するために継続力をアップする方法
子どもが今年の目標を教えてくれたら、目標に向かって努力してほしいと思うのが親心ですよね。
子どもの継続力がアップするにはお子さんへの声がけが鍵を握っています!それでは上手な声かけ術をお教えします。
◆まずはお子さんの目標を肯定する
子どもが目標を教えてくれたら、まずはお子さんの目標を肯定してあげましょう。
・「いい目標だね!」
・「どうして○○したいと思ったの?」
・「○○がしたいんだね!」
などと言いましょう。
「お父さんお母さんは自分の考えた目標をわかってくれた。」と認めてもらえたことで、「よしっ!やってみよう!」と目標を達成できるように頑張りたい!と思います。
もし、お父さんお母さんがよく知らないことをやりたいと言われた場合は、
・「○○ってお母さんあんまり知らないんだけどよく知ってたね!どこで知ったの?」
・「○○ってどこでできるか知ってる?」
・「○○ってどんなもの?」
と聞いて、子どもの本気度を探ってみましょう。
決して否定することは言わないでくださいね!
◆こまめに褒める
子どもがその目標に向けた行動をし始めたら、褒めてあげましょう。
・「今日はここまでできたね!」
・「ここ、上手だね!」
・「3日続けてできてるじゃん!すごい!」
と始めた段階で褒めていくことがポイントです!
結果だけを褒めるのではなく、その過程もしっかりと褒めてあげることで子どもは自分が行動したことを認めてもらえていると感じます。
すると
・「こうやればいいんだ!」
・「お母さんがみてくれて嬉しいな、明日も頑張ろう!」
と、行動を継続できるようになっていきます。
面倒になってきて「やりたくないなーサボっちゃおうかな…」と思う気持ちが出てきても、いつものお父さんお母さんの励ましを思い出して頑張り続ける力がついてくるのです。
もちろん、お父さん・お母さんが目標に向かって頑張っている姿を見ることも、パワーになるはずです!
新年という節目に、どんな1年にしたいのか子どもと話してみることはとても大切です。
お父さんお母さんの声かけ次第で、子どもの3日坊主が、いつか最後までやり抜ける子どもに変わって行きますよ!
お正月に新たな目標を立てて、それに向かって行動することで子どもの脳の発達を加速させる1年にしていきましょう!
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)