この動画を見れば、発達凸凹で「朝起きられない思春期の子」に、お母さんにして欲しい声かけの方法がわかります。
どうしても朝、起きられず行動の遅い思春期の子を持つお母さんにやって欲しいことは、アナウンスと実況中継をマスターすることです。
思春期の朝のグタグタはこれで解決!
[vimeo 355771910 w=640 h=480]
レッスンスクリプト
発達障害・グレーゾーンの子は基本的に朝の目覚めが良くありません。
特に思春期はホルモンの影響で心身ともにバランスを崩しやすく、生物学的に見ても夜型になりやすいと言われています。
思春期の子どもたちは勉強に、部活に、塾にとハードワークです。
眠くて、眠くてしょうがない時期です。
メチャクチャ眠い時期と、やらなければならないことが沢山重なりあっています。
心身ともに疲れ切っている思春期の子にお母さんがやってはいけないNG行動は「過干渉」です。
朝、子どもへの最初の一言が「早くしなさい!何時だと思っているの?」そんな声かけになってはいませんか?
子どもが起きてからも
「ほら、早くして!」
「ご飯いつまで食べているの?早く食べなさい!」
「まだ、着替えてないの?」
など、子どもを急き立ててはいませんか?
朝は時間がなくてイライラしますよね。
でも、このようなコミュニケーションでは、朝の支度はなかなか捗りません。
それどころか、子どもたちは勉強に部活に、塾にと大忙しです。
ただでさえ、疲れきった子どもに朝からお母さんの『ガミガミ攻撃』
これでは『朝』=『嫌だ、辛い』になってしまいますね。
そんな思春期の子どもの支度をスムーズにするには、お母さんがウグイス嬢になることです。
アナウンスと実況中継がオススメです。
ポイントは子どもができていることに注目して言うことです。
前の日、学校や部活で頑張って身体にムチ打つようして起きてきた思春期の子どもに、
「よく起きてきたよ~」
「昨日はあんなに頑張ったもんね〜辛いよね〜身体ね〜!」
「ご飯の支度できているよ」
と、けだるそうに起きてくる子どもを実況中継してみてください!
「あと、5 分で出かける時間だね〜」
「歯を磨いているんだね〜」
「もうちょっとで、出かけられそうだね」
「水筒 OK! 体操服 OK! タオル OKね!」
時間のアナウンスと実況中継をするのです。
西武球場のウグイス嬢と日本ハムファイターズの杉谷選手のような掛け合いになると最高なんですけどね!
思春期は親との関係が微妙になる時期です。
親が構うと子は離れたがります。
お母さんが過干渉にならずに、ニコニコ笑顔と穏やかな声で朝をスタートできれば、素直に「行ってきま〜す」と出かけて行ってくれますよ!
次回の動画は、頑張って帰ってきたお子さんへの声かけをどうするのかお伝えします。併せてチェックしてくださいね!
講師:遠藤有里
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)