お箸の持ち方ってなかなか難しく、一度変な癖がつくと修正しにくいですよね。毎日の食事時間がお箸の練習時間となると子どもたちも食事タイムを楽しめなくなってしまいます。そこで我が家の6歳不器用男子が無理なく正しく持てた初めてのお箸「八角くんとなじみちゃん」をご紹介します。
【目次】
1.お箸の持ち方をついつい指摘して食事時間が険悪ムードになっていませんか?
2.「八角くんとなじみちゃん」形と役割の違う2本の箸が使いやすさを実現!
3.発達の順番とスプーン・お箸の持ち方&使い方!
◆まずはスプーンの持ち方レベルチェック!
◆八角くんとなじみちゃんの正しい持ち方
4.お箸を変えただけで自己効力感を育てられ、ママも希望を持つことができる!
1.お箸の持ち方をついつい指摘して食事時間が険悪ムードになっていませんか?
皆さんのお子さんはお箸上手に持てますか?
お子さんがお箸を正しく持てるようになるまでには体全体と手の動きの発達どちらもとっても大切なんです。
うまく育っていない状態で箸を与えても、もちろんうまくいきません。
スプーンでの食事がうまくできるようになって初めてお箸を使いこなせる力がついてきます。
ですが、スプーンの動きがうまくできるとはいってもお箸の練習はなかなか初めはうまくいきませんよね。
ご飯の時間になると毎回「違うよ」「こうやって持つんだよ」と何回も伝えても直らず、ご飯の時間が険悪ムードになったりしていないでしょうか?
うちの6歳の長男はADHD傾向があり不器用なところもあり、繊細な特性も持っています。
私は特性も知らずに毎日の食事での息子への対応でたくさんの失敗をしてしまいました。
そんな中で出会ったお箸をご紹介したいと思います。
2.「八角くんとなじみちゃん」形と役割の違う2本の箸が使いやすさを実現!
このお箸は息子の通う療育の先生とお箸職人さんがタッグを組んでこれから初めてお箸を使うお子さんのために作られた箸です。
お箸の名前は初めてのお箸「八角くんとなじみちゃん」
お子さんでも覚えやすいキャッチーなネーミングですよね。
八角形で動かしやすい「八角くん」と平らな面でピタッと手になじむ「なじみちゃん」 形状の違う二つのお箸が持ちやすさを実現しています。
また、この二つのお箸は形が違うのでお互いの役割を子どもが理解しやすいように色分けされています。
赤いお箸「なじみちゃん」は親指と人差し指の間に固定する。
青いお箸「八角くん」は親指人差し指中指を使って上下に動く。
信号機と一緒で赤は「とまれ」青は「動け」という風になっているので子どもにも理解しやすいですよね。
この「とまれ」と「動け」を意識することで正しいお箸の持ち方が自然と身に付きます。
素材はPBT樹脂という熱に強い樹脂でできているので煮沸消毒も可能。
食器洗い乾燥機対応でお手入れも簡単。忙しいママにはとっても嬉しいですよね!
3.発達の順番とスプーン・お箸の持ち方&使い方!
それでは実際にどうやって使っていけばいいのか詳しくお伝えしますね。
◆まずはスプーンの持ち方レベルチェック!
「上手持ち→下手持ち→バキューン持ち」の順にスプーンの持ち方は発展していきます!
上手持ち
下手持ち
バキューン持ち
お子さんはバキューン持ちが安定していますか?楽しく無理なくスプーンを持てるようにするには、発達に合わせて持ち方を変化させてあげることが大切です。焦らずにゆっくり進めていきましょう。
お子さんは今どのレベルにいるのか見極めてバキューン持ちができていなかったら無理にお箸に進めなくてもOKです。バキューン持ちができてはじめてお箸の出番です。
◆八角くんとなじみちゃんの正しい持ち方
①手をピストルの形にして親指のつけ根になじみちゃんをはさみ薬指の第一関節に渡すように乗せる。
②八角くんは人差し指と中指の間指先で挟むように持ちます。親指は第一関節ぐらいに添えるようにしましょう。
③箸を動かす際には下のなじみちゃんは固定したまま、箸をあげるときには中指を動かし、下げるときには人差し指を動かす。
以上のことを意識して食事の最初だけでもまずは使ってみてほしいと思います。
そしてもし難しそうだったら、食事の中盤からはスプーン食べOKにすれば本人も無理なく進められると思います。
その際にはバキューン持ちで持てるように見てあげるとよりよいですね。
4.お箸を変えただけで自己効力感を育てられ、ママも希望を持つことができる!
正直なところ、うちの息子は体や指の使いこなしの不器用さがあるのでどれを使ってもそんなに改善はしないのかなと思っていました。
しかし試しに買ってみると、使い始め最初から正しく持てている!しかもそれが継続できる!という点でとても驚きました。
今までは指摘すれば一瞬だけ正しい持ち方はできるものの力を入れて魚をほぐしたり、お肉をちぎったりする場面ではやはり指先に力を入れずらいために指を中指を丸め込んで挟み込むようにして力を入れないとできないのですぐ戻ってしまう状態でした。
しかし正しく持ち始めればしばらくは継続して持てるようになっているので無駄な力が入らなくてもうまく支えて力が伝わる構造になっているんだなと驚いています。
また息子に対してついつい持ち方を指摘するということが少なくなり褒められることが増えたのでうれしそうに食事をしたり、今まで残しがちだったメニューでも完食してくれることもありました。
ちなみに息子は使って一ヶ月ほど経った今、まだ完全に持ち方が直ったわけではありません。
しかし、できているときに褒めることを続けていけばきっとできるようになると希望を持つことができるようになりました。
ちょっとしたことでつまづいて自信を無くしがちな発達凸凹キッズたちがアイテム一つ変えるだけで自信がついて「自分は何でもできるんだ」という気持ちを持てたら最高ですよね。
お箸の持ち方習得のためいろいろやったけどうまくいかないと言う方や、今まさにお箸トレーニング始めましたという方に是非一度試していただきたいと思います!
【商品詳細】
・商品名:初めてのお箸「八角くんとなじみちゃん」
・サイズ:全長16cm
・公式HP:https://willassist.biz/column/581/
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執筆者:神保早苗
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)