2.アナログゲームで脳の成長をさせるとどうなるの?
アナログゲームを使って遊びながら楽しく脳の成長を促すことによって、何ができるようになるのかを具体的に解説していきます。
◆コミュニケーションを増やせる
相手がいるゲームを楽しむことで自分以外の人に関心を持つきっかけにもなります。
遊びやゲームを通して会話が多くなるため、コミュニケーションを増やすことができます。
また、やり取りを通して新しい言葉を覚えることもできます。
子どもの得意なことを見つけるとともに、ほめるきっかけとして活用することもできます。
◆社会性・自制心を育む
脳の前頭前野は、人間の行動をコントロールするための部位です。
主に集中力・思考力・計算力・記憶力・決断力を司っています。
前頭前野はいつもとは違う刺激や、他者とのコミュニケーションで活性化します。
それにより自制心を育むことができて「順番やルールを守る」などを覚えていきます。
◆手指を使うと大脳が鍛えられる
手や指は第二の脳とも言われています。
それほど手や指の神経は、大脳と密接につながっているので意識して使うと脳が刺激を受け活性化するのです。
特に物をつかむなど日常生活での動きではなく、普段しないような動きをすると効果があります。
また、利き手ではない手を使ったりするとより刺激されます。
あやとりや折り紙などで手指を積極的に使ったり、楽器の演奏をしたりすることも有効です。
◆五感への刺激で神経回路が強くなる
脳は、情報伝達を行う神経細胞で構成されており、神経細胞のつながりをシナプスと呼びます。
生まれたばかりの赤ちゃんは神経細胞がつながっていません。
生まれた後に五感(聴覚・味覚・触覚・視覚・嗅覚)に受ける刺激で、神経細胞を増やし脳が発達していきます。
新しい刺激や体験により脳が活性化すると、シナプスの数が増え、記憶力や学習力がアップします。
無理なく新しい体験を積むためにも、楽しく長続きするような遊びを取り入れることが大切です。