アナログゲームというと、すごろく、トランプなど沢山あります。今回は、多くの人が1度はしたことがあると思う「UNO」について紹介します。公式ルールもあり大人数でも遊べるんです。負けず嫌いのお子さんの困ったときの対処法についてもお伝えしますね。
【目次】
1.アナログゲームで遊びながら、冬休みの親子の時間を思い出の時間に!
2.「UNO」をしながら、いろいろなことに応用できる○○の力を伸ばそう!
3.対象年齢より小さい子にアレンジした使い方もできますよ
4.「UNO」で負けた時の対処法について
1.アナログゲームで遊びながら、冬休みの親子の時間を思い出の時間に!
今年も早いもので師走も後半、子どもたちの楽しみな冬休み前になりました。
今回は、冬休み中に家族や親戚と一緒に楽しい時間を過ごすことができるアナログゲームについてお伝えしたいと思います。
アナログゲームの良い所は、すばり、コミュニケーションが取りやすいことです。
ゲームをする相手がいるので、相手と話をしながら進めることができますね。一緒にしているゲームについて話をすることで、「何を話したらいいかわからない」ということもありません。
親としては、一緒にゲームをすることで、お子さんが作戦を考えながらプレイしているな、と感じられることもあるでしょう。
お子さんによっては、ゲームに負けると悔しくて癇癪を起こしてしまって困る場合もあると思います。そのときの対処の方法も、最後にお伝えしますね。
2.「UNO」をしながら、いろいろなことに応用できる○○の力を伸ばそう!
UNOには、実は公式ルールがあるのをご存じでしたか?
”UNO 公式ルール”と検索をすると、詳しく説明しているサイトがあるので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
もしかしたら、UNOのルールだと思っていたものが、公式ルールでなく驚かれるかもしれません。でも、親子で楽しく過ごせるなら、○○家オリジナルのルールで遊んでいてもいいと思います。
ちなみに、わが家にもありますよ。
公式ルールにはないですが、
1. あがるときの最後のカードは数字だけ。(これは最後のカードがドロー2などであがると次の人が嫌な気分になるため、息子が提案)
2.同じ言葉のカードなら次に出せる。
例えば、ドロー2を出した次の人もドロー2を出せることにしています。皆が持っていたら、一気に8枚ぐらいとることになって、持っていない人は悲惨なことになります。
でも、カードを出すことで、持ち札が少ない相手の札が増えることもあるので反撃も可能ですよ。
3.最後の一人になったら終わり。一番の人が決まっても続ける。
として、遊んでいます。
親子でゲームしつつ、オリジナルルールを使って楽しむのもいいですよね。
UNOをしながら、鍛えられそうな力として、
暗記力:相手の捨て札を見て、「黄色と緑のカードばかり捨てているから、赤色持っていないかも?」など考えるため
思考力:「隣の人の持ち札が少ないのであがりそうだから、ドロー2だしてみよう」など、作戦を練ったりするため
があると思います。
UNOは2人から10人までできるそうなので、お正月など人が集まるときにはぴったりですね。
公式ルールで遊んだり、オリジナルルールで遊んだりと、いろいろトライしてみてくださいね!
3.対象年齢より小さい子にアレンジした使い方もできますよ
UNOの対象年齢は7歳以上になっていますが、数字が読めたら、小さいお子さんでも以下のように工夫すると参加できますよ。
・大人とペアになって参加
・まずは数字だけのカードでゲームしてみるなどして、基本的なルールを少しずつ覚える
わが家の場合は、息子が幼稚園の時、最初は「ドロー2」(2枚カードをとる)「ドロー4」(4枚カードをとって色も変える)「ワイルド」(色を変える)のカードなしで遊びました。
このUNOは数字以外の「ドロー」「ワイルド」「スキップ」「リバース」がマークで表されています。最初に「反対周りになるカード」と「一人飛ばしにするカード」があって、このマークがその意味であることを伝えました。
そして、一緒にする親の方も場に出すときに、
「出してあるカードが赤の5だから、持っている赤の3を出すよ」
「このマークのときがスキップで一人飛ばすよ」
「この矢印が二つあるときがリバースで反対周りになるよ」
と説明しながらゲームをしました。
何回か遊ぶうち理解ができて、説明がなくても自分で出せるようになったんです。
その後、「ドロー2」「ドロー4」「ワイルド」のカードのマークを説明をした後に、それらのカードを含めてゲームできるようになりました。
何度もゲームするうちに、相手のカードを見て
「あと○枚しかない!誰か止めて。でないと、あがっちゃうよ」
と考えを述べたり、
ゲームの途中で
「UNO言った時に捨てたのが、○色だったから○色持ってるんじない?」
など、捨て札を覚えておいて推測してみたりという行動も出てきました。
こういった力は他のゲームでも応用できる力だと思うので、ぜひ伸ばしていきたいですね。
4.「UNO」で負けた時の対処法について
ゲームなので、もちろん負けるときもあります。仕方がないことですが、負けず嫌いな子にとっては悔しくて泣いてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、「悔しかったよね」と気持ちを代弁してあげてくださいね。そして、落ち着いてきたら、お母さんが気づいたポイントを伝えてみてください。
「急に色を変えられたから、出せなくなって焦ったわ。もしかして作戦だった?」
「ママがあがるのを阻止しようと思ってリバース捨てたのかな?」など、お子さんが考えた作戦かな?と思われることを伝えてあげるといいですね。
お子さんも自分のことを客観的に振り返ることができて、自分の作戦の良い点に気づけますし、次の時にはもう少し考えながらゲームができるようにしよう、と目標にもなると思います。
UNOは最初にカードが配られたときの持ち札の運もあるとは思いますが、息子は数字以外のカードがないとモチベーションが下がり気味で、そんな時に負けそうになると癇癪を起こしていました。
そんなときは、「悔しかったよね。でも、最後までゲームを続けてがんばったよね」とゲームを続けた行動を肯定しました。
そして、カードが配られたときの親の持ち札がよくないときは「うわー、なんかいい札がないから負けるかもしれないけど、どうなるかはわからないから頑張るわ」と、親の気持ちを素直に伝えたりもしていました。
そういった対応をして、ゲームをする機会を何度も持っているうちに、負けることへの癇癪もぐっと減っていきました。
発達凸凹のお子さんは「負けること=嫌なこと」が記憶に残ってしまうと、ゲームをすること自体が嫌いになってしまいます。
もし、お子さんが負けることが続いてしまうときは、親の方で、子どもが最後にならないような工夫をしてみてください。
面倒だと思われるかもしれませんが、嫌な記憶より楽しい記憶をお子さんに作ってほしいので、ゲームに慣れる最初の間だけでも気にかけてほしいと思います。
わが家にあるUNOはドラえもんのキャラクターがついていて、スペシャルカードがついています。(そのカードを出すと他の人のカード1枚を見せてもらえ、色も変えることができる)
他にもキャラクターのものがあるようなので、お子さんの好きなキャラクターのUNOで遊ぶのも楽しいと思います。
クリスマス、お正月とお子さんと一緒に過ごす機会が多い冬休み、ぜひ、親子時間を満喫してくださいね!
ー商品詳細ー
【商品名】エンスカイ 「UNO」 ドラえもん
【サイズ】15X9X2cm
【購入先】Amazon.co.jp: エンスカイ UNO ドラえもん : おもちゃ
親子時間を充実させる遊びをいろいろとご紹介しますね!
執筆者:松尾歩
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)