集中力のない子にオススメ!短時間で効率よく漢字を覚える秘訣

 

子どもに漢字を覚えてもらいたいけれど、机上での勉強が苦手で集中できず、お困りのことありませんか?我が家のADHD傾向の息子が、短時間で効率よく漢字を覚えられるようになったため、その秘訣をお伝えしていきます。
 

【目次】

 
 

1.短時間で効率よく覚えてもらいたい!

 
 
現在、小学3年生の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向があります。
 
 
机上での勉強が苦手で、できることならやりたくない。
 
 

 
 
その上、机に向かったものの、気が散りやすく、なかなか集中できないということもあります。
 
 
そのため私は息子に漢字を覚えてもらうためには、いかに短時間で効率よくやるか、いつも考えていました。
 
 
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2.漢字学習はなぜ必要?

 
 
漢字学習は小学生から始まります。
 
 
1年生で80字、2年生で160字、3年生で200字、4年生で202字、5年生で193字、6年生で191字、総数1026字を学習します。
 
 
これだけの漢字を学習するため、一度にたくさん覚えることは難しく、日々コツコツと覚えていくことが大切です。
 
 

 
 
また習った漢字は国語だけでなく、算数・理科・社会と他の科目の教科書の文章にも使われます。
 
 
わからない漢字が多いと、文章が読めず、理解できなくなってしまいます。
 
 
そのため、教科書をスムーズに読むためには、今までに習っている漢字が読めていることが大切です。
 
 
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3.効率的に覚えるためには記憶の特性を知ることが大切

 
 

◆繰り返し復習することで記憶できる

 
 
人間の記憶は覚えていられる時間の長さによって、短期記憶長期記憶に分けられます。
 
 
覚えた漢字は一度、海馬に短期記憶としてためられます。
 
 
そこで、繰り返し、同じ漢字を使うことで、海馬が『この漢字は大切』と判断して、長期記憶をためる大脳皮質にうつります。
 
 
長期記憶にうつることで、その漢字をいつまでも覚えていられます。
 
 
そのため、同じ漢字を繰り返し復習することが大切です。
 
 
つまり、一度に同じ漢字を10回書くよりも、3回書くことを3日間続けることの方が効率的に覚えることができます。
 
 

 
 

◆記憶に残りやすいタイミングで覚える

 
 
漢字を覚えてもらいたいときは、できれば寝る前に行うことが理想的です。
 
 
なぜなら、記憶は睡眠中に整理・蓄積されるため、寝る前に見たことや考えたことが、記憶として残りやすいからです。
 
 
以前、息子も初めて覚える漢字を6個勉強して、その直後に寝たところ、翌朝にほとんど覚えていたことがありました。
 
 
また、漢字を覚えたあとにゲームをすることは避けた方が良いです。
 
 
子どもたちがゲームで遊ぶ前に記憶した内容を、24時間後に覚えているかどうかも調べています。その中で、特に、いくつかの言葉を見せ、それをどのくらい覚えてられるかの検査で、何もしなかった子どもたちに比べ、ゲームを夜にしていた子どもたちの成績が低くなっていました。
 
 
『子どもたちに大切なことを脳科学が明かしました』著者 川島 隆太, 松﨑 泰 より引用
 
 
以上のことから、漢字をせっかく覚えても、その直後にゲームをしてしまうと、その漢字が記憶として残りづらくなる可能性があります。
 
 
つまり、夜に漢字を覚えてから、ゲームをせずに寝ることが最も記憶に残りやすい漢字学習のタイミングとなります。
 
 

4.効率よく漢字を覚えるための具体策

 
 

上記の記憶の特性を最大限に活用するために、息子のゲーム時間は夜ではなく、朝や日中にしてもらいました。

 
 
そして、息子はもともと就寝に近い時間になってから宿題や勉強をすることが多かったので、その時間を漢字学習タイムにしました。
 
 
あらかじめプリントに息子の記憶の曖昧な漢字の送り仮名をいくつか記載したテストを作成しておきます。
 
 
このとき、漢字の送り仮名を、たとえば「いえ」→「くるま」→「りょこう」→「せんせい」→「いえ」→「くるま」→「りょこう」→「せんせい」→「いえ」〜という順番に並べるようにすると効果的です。
 
 
なぜなら、一つの漢字を思い出そうとすることを何度かできるからです。
 
 
まず一回目に「いえ」の漢字を書くために思い出そうとします。
 
 
もし思い出せなかったら、お母さんにその漢字を書いてもらいます。
 
 
そして、一通りの漢字を1周したあとに、再度、「いえ」の送り仮名が出てくるので、再び思い出そうとします。
 
 
このとき、多少の時間が経っているだけなので、自分の力で思い出しやすくなります。
 
 
そして自分の力で思い出すことができると記憶にも定着しやすくなります。
 
 
また、「よく思い出せたね。」「漢字かけたね。」などと褒めることで、子どもの成功体験にもなります。
 
 
プリント1枚なので5分もあれば手軽に終わるため、ADHD傾向の息子も、集中力が持続できました。
 
 
我が家では、覚えた漢字が長期記憶にうつるように、この作業を、翌日、そのまた翌日と覚えるまで繰り返していました。
 
 
簡単な漢字なら平均で2〜3日、難しい漢字なら4〜5日程度で定着することが多いです。
 
 
そして一度覚えたあとも、1週間後や1ヶ月後に再度復習して、記憶を確実なものにしています。
 
 
 
 
現在、息子は毎日、寝る前に5〜10分程度、漢字の勉強をすることで、学校の漢字学習にもついていくことができ、どの科目の教科書もスムーズに読むことができています。
 
 
ぜひ、お子さんに合った方法で楽しく効率よく勉強してみてくださいね。
 
 
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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