無視してるわけじゃなかった!返事をしない子どもの理由と親ができる対応法

 

普段から、話しかけても返事をしない、目が合わない子どもの様子を見て、自閉症の症状かな?と不安になり、会話が成り立たない…と辛くなったりしていませんか。返事をしない理由を知って、脳を育てる関わり方をすることで、発達の土台を育てていきましょう。
 

【目次】

1.自閉症の症状?返事をしない子どものことで悩んでいませんか

 
 
日常の中で、なかなか目が合いにくくて、返事をしない幼児。
 
 
何かに集中しているときならまだしも、向かい合って話しているはずなのに返事をしなかったり、ぼんやりとした目線で目が合わなかったりする我が子を見ると、ママも苛立ってしまいますよね。
 
 
ついつい、「聞いてるの!?」と声を荒げてしまいがちになるのも、わかります。
 
 
家庭でそうなのだとしたら、幼稚園でもきっと先生を困らせているのでは…?
 
 
そんな風に思って原因を検索すべく、ネットサーフィンしたくもなりますよね。
 
 
 
 
「この調子でお友達とはうまくやっていけているのかしら?」
 
「発達障害の自閉症の症状なのかな?どうしよう…」
 
 
などと考えていると、悩みが深くなりがちです。
 
 
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2.返事を無視しているように見えてしまう理由

 
 
返事をしない・目が合わないことで、一見無視しているように見えるかもしれませんが、無視しようと思ってしているわけではありません。
 
 
考えられる理由を3つご紹介しますね。
 
 

◆脳の発達がゆっくりだから

 
 
 一つめの理由として、脳の発達がゆっくりだということが考えられます。
 
 
目を合わせたり返事をしたりすることは、相手から発せられる情報を五感でキャッチしていることが前提になります。
 
 
ところが、状況によっては必要な情報をキャッチし切れていないことがあります。
 
 
例えば、混雑しているディズニーランドを想像してみてください。
 
 
私たち大人でも、そんな人の多い賑やかな場所ですぐに待ち人を見つけるとか、呼んでいる声を聞き分けるなんてことは至難のわざですよね。
 
 
脳の発達がゆっくりな場合、同じようなことが日常の中で起きてしまっているということなのです。
 
 
おうちではうまくキャッチできても、幼稚園のように刺激の多い場所ではうまくいかない…という場合もあります。
 
 
必要な情報を受け取って行動するためには、しっかりと見て、聞くことが発達の土台として欠かせません。
 
 
ですが、その土台となる部分の発達がゆっくりなために、返事をするところまで至らない可能性があります。
 
 
 
 

◆目を合わせることに不快感やストレスを感じているから

 
 
自閉症スペクトラム(ASD)の傾向をもつ子どもの中には、目を合わせることに不快感やストレスを感じる場合があります。
 
 
視線のぶつかり合いに、いたたまれなくなってしまうのです。
 
 
自分に置き換えてみてほしいのですが、大人でも、日本人は長時間見つめ合うのってけっこう辛いですよね。
 
 
それが短時間でも苦しくなってしまうために、無意識に目が合うことを極力避けてしまうのです。
 
 

◆聞く力が弱いから

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の子どもの場合、聞く力が弱く、そもそも「声をかけられたことに気づいていない」ことも考えられます。
 
 
また、幼児期は発達障害であってもそうでなくても、不注意であることがほとんどです。
 
 
・自分が今やっていることに夢中になって、自分に声をかけられたことに気づかない
 
・話をしただけでは理解していないと感じる
 
・言われたことをすぐに忘れてしまう
 
 
普段からこのような様子が見られた場合は、聞く力を伸ばしていくことも考えていけると良いですね。
 
 
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3.肯定的な注目を届け、脳を育てる!効果的な2つのポイントとは

 
 
絶賛成長中の脳が一番スムーズに受け取るのは、肯定的なメッセージです。
 
 
一番、心地よいですから、否定的なメッセージよりも受け取りやすいのはうなずけますよね。
 
 
では、効果的に届けるためにはどうしたらいいか。ポイントは2つあります。
 
 
 
 

◆おうちの中こそ、肯定のメッセージを届ける意識

 
 
1つ目のポイントは、幼稚園などの集団場面ではなく、静かな環境であるおうちでしっかりと届けていくようにするということ。
 
 
ざわついた環境で、必要な情報を嗅ぎ分けるのはハードルが高いので、まずはハードルの低い場所でスタートしましょう。
 
 
もちろん、幼稚園の先生に協力をお願いするのも大事なことです。
 
 
その場合は、2人きりのときなど、少しでも刺激の少ない環境で声かけをしてもらえるようお願いすると良いと思います。
 
 
 
 

◆②目で見てわかる「肯定のサイン」をプラスする

 
 
2つ目は、視覚的な情報と聴覚的な情報をセットにするということ。
 
 
例えば、作ったものを「すごいね!」と認めてあげるとします。
 
 
そのとき、ただ「すごいね!」と遠くから声をかけても、聞こえたとしても「肯定されている」と受け止めるには少しメッセージ力が足りないです。
 
 
 
 
 
ところが、それにグッジョブサインや笑顔など、視覚的に肯定のサインを出しながら伝えたとしたら。
 
 
聴覚と視覚、2つの経路から「肯定」のメッセージが届くわけですから、よりダイレクトに伝わっていきます。
 
 
毎日、小さなことで構いません。
 
 
しっかりと届け続けることで、信頼している人の話を聞いて返事をしたり、顔を向けて目を合わせたりすることが自然とできるようになっていきます。ぜひ試してみてください!
 
 
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執筆者:はらしおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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