食事を変えずに食べられるものを増やそう!発達障害の子どもに合う対応はコレ!

 

発達障害の子どもとの食事に疲弊しているお母さん。偏食にはASDの症状が関係しています。食事の見直しの前に、発達障害の子どもに合う対応をしてみませんか?
 

【目次】

 
 

1.毎日の食事が苦痛

 
 
発達障害の子どもとの食事って大変ですよね。
 
 
私の7歳になる息子は、幼児食がはじまったときに、急に食事の強いこだわりが出てきました。
 
 
息子は保育園には通っていなかったので、私が毎食準備をしないといけません。
 
 
・うどんは好きだから出したら「ワ~!」と泣きわめき何が原因か分からず大丈夫だよ」となだめる日…
 
 
・希望通りハンバーグを出したら「コレじゃない!!」と暴れ出す。
 
 
・食べられないと分かると、毎度のように椅子からズリ落ち悲鳴を上げる。
 
 
 
 
「何なの?」
 
「いい加減にして!」
 
 
一生懸命準備をしているのに、バカにされた気持ちになって、子どもに感情的に叫んだこともあります。
 
 
食べることは命にかかわることなので、食事を出さないと息子は死んでしまう。
 
 
頭では分かっているけど、食事は毎日何度もあります。
 
 
作っても買っても息子の理解不明な様子は変わらないので、次第に「もう作りたくない」「食事のことを考えたくない」と思うようになっていきました。
 
 
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2.偏食には、ASDの症状が関係している

 
 
息子は、自閉症スペクトラム症(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)の発達障害です。
 
 
偏食には、ASDの症状と感覚の過敏(過反応)や鈍麻(低反応)が影響しています。
 
 

◆ASDの症状「イメージすることが苦手」

 
 
「たとえ話が通じない、相手の表情を読み取ることが苦手」というように、食べ物に対してもイメージが苦手なことがあります。
 
 
ですから、息子は希望通りに出てきたハンバーグに対して「コレは何だろう…、知っているものと違う…ハンバーグじゃない!」となったのです。
 
 
大人はハンバーグには色々な種類があることを知っていますし、作る人や材料によって見た目や味が変わることも知っています。
 
 
イメージがしづらいのは、子どもの経験が少ないということもありますね。
 
 
大人でも、外国に行ったとき初めて見る食事に「コレ何⁈」と思った経験はありませんか?
 
 
そのときの得たいの知れない食事にイメージがしづらい不安さが、子どもと同じ心境なんです。
 
 
イメージをすることが苦手だからこそ「いつもと同じ」ことに安心感を得るのですね。
 
 

◆感覚過敏(過反応)・鈍麻(低反応)

 
 
味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚の感覚に特徴があります。
 
 
一部ですが、息子の感覚についてご紹介します。
 
 
・好きな豚肉だけど、豚丼だとご飯が混ざって気持ち悪い
 
うどんの固さや太さによって、食べられなくなる
 
温かいものが冷たくなると違う味がする
 
・においが美味しそうでないと食べられない
 
薄味だと美味しくないと感じる
 
 
感覚は人それぞれなので、親子であっても理解の難しさがあります。
 
 
また、眠さや疲れがあると感覚は強くなるので、昨日食べていたものでも今日は食べられないということも起きます。
 
 
発達障害の偏食は「野菜が食べられない」というようなハッキリした好き嫌いではなく、本人の頑張りでどうにかなるものではありません。
 
 
なかなか偏食を改善することができないのは、親が経験のないASDの症状や感覚のことが原因だと気が付きにくいからです。
 
 
特に、ASDは喜怒哀楽を作る扁桃体が過敏でもあるので、ネガティブな記憶を貯めやすいとも言われています。
 
 
食べたら吐いてしまった、無理矢理食べさせられた、怒られたなどというストレスがあると、食べることに良くない記憶が残りやすくなります
 
 
ですから、偏食を食事だけで改善しようとすると、子どもの偏食が加速してしまう可能性があります。
 
 
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3.発達障害の子どもに合う食事の対応

 
 
そこで、発達障害の子どもの偏食対応に疲れているお母さんに試して欲しい方法をお伝えします。
 
 

◆①面白く食事に誘う

 
 
息子の場合は、夫がしているロールプレイングゲームに興味がありました。
 
 
ですから「〇〇勇者!あそこに美味しそうな食べ物がありますよ!」と、ゲームの世界をリアルでも体感できるように誘いました。
 
 
乗ってこなかったら「う~ん、美味しい!〇〇勇者も1口!」と言って、私が食べたあとに息子の口に運んだこともあります。
 
 
期待通りの反応がなくても悲観しないことがポイントです。
 
 
面白く食事に誘う方法をするまでは、私は「ご飯だよ~」という一般的な呼び方でした。
 
 
「うん」と言っても全然テーブルに来る様子のない息子に、何度も同じ声掛けをして、冷めた食事を温め直すことが多かったです。
 
 
そんな息子も、この方法だとすぐにテーブルを見て、勇者になりきって席に座ってくれるようになりました。
 
 
お母さんは、やっぱり作りたての美味しいご飯を食べてほしいですよね。子どもが好きなことや興味があることで誘えるといいですね。
 
 
 
 

◆②好きなものを出す

 
 
偏食があると、親も子も「食事時間=苦痛」になっていませんか?「食事時間=楽しい」とするために、最初は好きなものだけを出します。
 
 

栄養のことを考えると、他のものも食べてほしいというのが親心だと思います。

 
 
私も「本当に大丈夫かしら?」と心配していましたが、好きなものを出すことで、私にも息子にも良い影響がありました。
 
 
食事は好きなものしか出ないと分かった息子は、すぐにテーブルに来るようになったことと、美味しい!と楽しそうに食事をしてくれることが増えたことが、私は一番嬉しかったです。
 
 
また、嫌々言わずに食べてくれることで、家族みんなで食事をする時間が増えました。
 
 
息子と楽しく食事ができるようになったのは、息子の特性を理解して、息子に合うコミュニケーションをしてきたからだと思っています。
 
 
発達障害の偏食を改善させる基本は、ポジティブなコミュニケーションです。
 
 
最初に環境を整えておくと、食事へのチャレンジもしやすくなってきますよ。
 
 
 
 
 
 
発達障害の子どもとの食事に疲弊しているお母さん必見!親子のコミュニケーションの秘訣をお届けしています!

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執筆者:渡辺ひろみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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