朝いつも機嫌が悪く、お支度に時間がかかってしまって大変!こちらも思わずイライラしてしまいますよね。朝の不機嫌には理由があることを知ると納得して対応できます。子どもが笑顔で登園できるよう、おうちでのお母さんとの「朝時間」の作り方を紹介します。
【目次】
1.機嫌が悪い子どもの登園後の様子
2.子どもが朝に機嫌が悪くなる理由
◆年中さん以降の発達段階が関係するため
◆発達障害・グレーゾーンの特性、繊細な気質が関係するため
3.親子の笑顔が増える「朝時間」の作り方
①朝一番の「おはよう」をとびっきりの笑顔で!
②朝のお支度時は「できていることを言う」だけの声掛けを
1.機嫌が悪い子どもの登園後の様子
朝起きてから登園するまでずっと機嫌が悪く、準備にぐずぐずしている子どもに対して、お母さんもイライラしたり、焦ったりしますよね。
本当は、機嫌良く笑顔で連れて行ってあげたいけれど、いつも急かしてご機嫌ななめのまま登園してしまう…。
そんなお悩み、ありませんか?
私は以前、幼稚園の先生をしていました。
そのため、朝明るく「おはよう」と言うお子さん、ムスッとしたまま「おはよう」と言えないお子さん、どちらのパターンもたくさん見てきました。
ムスッとしたまま登園すると、気持ちがなかなか切り替わらずに、お着替えなどの支度が進まない場合が多いです。
すると、お友だちもどう関わっていいのかわからなくなってしまうため、昨日遊んでいたとしても、次の日また仲良く遊べるようになるまでに時間がかかってしまうこともありました。
やっぱり、朝は、笑顔で爽やかに園生活をスタートしたい!ですよね。
そこで今回の記事では、朝に不機嫌になる理由とその対処法をお伝えします。
2.子どもが朝に機嫌が悪くなる理由
◆年中さん以降の発達段階が関係するため
園の様な大きな集団では、色々な経験をし、様々な人に出会うため、お子さんのコミュニケーションスキルが大きく成長する場でもあります。
しかし、どんなお子さんも失敗体験や傷つき体験、モヤっとする体験は、必ずあります。
特に、色々なお友だちと活発に過ごすようになってくる年中さん後半以降は、うまくいった!と感じられるような形で毎回着地できるとは限らないのです。
例えば、子ども同士でよく見られる「かーしーて」「いーいーよ」などのやりとりが、しっかり身についていたとしても、うまくいかないこともたくさんありますよね。
◆発達障害・グレーゾーンの特性、繊細な気質が関係するため
また、人はできた!うまくいった!という経験をしてこそ、自分のスキルとしてインプットすることができます。
発達障害やグレーゾーン、繊細な気質をもった子どもたちは、うまくいった!という体験が少なくなりがちなため、お友だちとの関わるスキルを高めることがなかなか難しいです。
幼稚園や保育園にいる間、自分の想いが100%満たされるとは限らないからこそ、過去の出来事を引きづって、朝機嫌が悪くなることがあります。
そんな子どもたちに対しては、おうちでのお母さんとの関わりが大切になってきます。
次項で詳しく説明していきますね!
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3.親子の笑顔が増える「朝時間」の作り方
人の記憶は、始まりと終わりがインプットされやすいです。
そこで、おうちでの朝(一日の始まり)と、夜(一日の終わり)の関わりが安定してくると、日中、幼稚園や保育園での振る舞い方も、少しずつ変わっていきます!
「朝時間」に注目して、子どもの不機嫌が飛んでいく対応をお伝えしますね。
◆①朝一番の「おはよう」をとびっきりの笑顔で!
一日のはじめの会話を、目で見ても、耳で聞いてもポジティブになるようにスタートさせましょう。
そのために、ぜひやってみていただきたいことがあります!
お子さんを起こすときは、お子さんの視覚の中に入り込み、目が開いた瞬間、お母さんのとびっきりの笑顔を見せて笑顔で「おはよう〜」と言ってみましょう。
朝、目が覚めてお母さんの満面の笑みを見ることができたら、お子さんはきっと嬉しいですよ!
◆②朝のお支度時は「できていることを言う」だけの声掛けを
できていることにフォーカスして声をかけると、ぐっとお子さんが動いてくれるようになります。
その際、笑顔で、優しい声になるようゆっくりと話すことを意識してみてください!
例えば、パジャマに手をかけているときに「早くパジャマ脱いで!」と声をかけていたとしたら、笑顔で「パジャマぬごうとしてるんだね〜」と言ってみる。
園服のボタンが4つのうち1つしかはめていないときは、「早くボタンやってね!」と言うのではなく、「もうボタン1つできたんだね〜」と優しくゆっくり言ってみる。
このように、できていることに注目し、成功体験につなげる声かけをすることで、お子さんの中に「できた!」「できてる!」と感じる機会が増えていき、自然と機嫌がいい日が増えていきます。
もちろん、機嫌が悪いときもあるかと思います。
その状態のときはあまり取り合わず、穏やかな瞬間を探しましょう。
お母さんの笑顔と声かけで、一日を良い形でスタートできる日が増え、朝、お友だちや先生に会ったとき、そのままの笑顔で関わっていけますように!
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執筆者:はらしおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)