繊細な子どもは要注意!習い事をやめるときの「上手なやめ方」を伝授します

 

習い事をやめるとき、悩みますよね。とくに繊細な子どもが習い事をやめるときは、注意が必要です。なぜなら、やめ方次第で次のチャレンジへの意欲が左右されてしまうからです。そんなタイプの子が自信を失わずに習い事を上手にやめるコツをお伝えします。
 

【目次】

 

1.習い事は始めるよりもやめるときが悩む!

 
 
気軽に始めた習い事、始めるよりもやめるときが悩む!
 
 
そう、感じませんか?
 
 
私は、学校に馴染めない子をお家と習い事で伸ばす専門家として活動しているのですが、習い事ってやめてもいいの?というご相談をよく受けることがあります。
 
 
 
 
私の息子もバレエとスイミングをやめる経験をしました。そして、現在も習っているピアノも一時中断という時期を過ごしました。
 
 
バレエとスイミングは、体力的な面で息子にも私にも負担が大きくなったのでピアノに絞るためにやめることにしました。
 
 
やめるときはとても悩みましたが、習い事は、途中でやめてもいい!と私は思います。
 
 
ただ、「やめ方」がとても大事なのです!
 
 
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2.繊細なタイプの子はやめ方が大事なワケ

 
 
どんな子どももやめ方は大事なのですが、特に繊細なタイプの子どもには、より注意が必要です。
 
 
なぜなら、繊細なタイプの子どもはネガティブな記憶の方が脳に残る傾向が強いからです。
 
 
「練習しないならやめなさい!」
 
「素質ないし、向いてないかもね。やめたら?」
 
「やる気ないんだったらお金のムダだからやめよう」
 
 
こんな親の声掛けで習い事をやめてしまったり、やめさせたりしてしまうと、本人が自信をなくし嫌な記憶を残したまま終わることになります。
 
 
つまり、習い事が失敗体験で終わることになってしまいます。繊細な子はその気質から、嫌だった記憶をずっと引きずってしまうのです。
 
 
 
 
そんな繊細な子どもには「良かった記憶」でやめられると、次のチャレンジにもつながります。ですので、やめるときは成功体験で終わることがとても重要なんです!
 
 
チャレンジ=脳の発達に繋がりますから、やめたあとも本人が次に好きなことを見つけたらチャレンジのサポートがしやすくなります。
 
 
だったら、本人が満足する形で終わってあげたいですよね。
 
 
そこで、わが家の例を参考に、有終の美を飾る習い事の上手なやめ方について次項でご紹介しますね。
 
 
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3.終わり良ければ全て良し!習い事の上手なやめ方のコツ

 
 
先ほどもお伝えしましたが、習い事をやめるときは、成功体験で終わることが大切です。
 
 
ポイントは、お母さんのプロデュース力です!
 
 
お膳立てをして周囲の協力を得たり、子どもが喜ぶネタを仕込むなど、事前準備を念入りにしておくことが成功体験につながります。
 
 
わが家ではスイミングをやめるときは、息子と話し合って目標の級をとってやめることにしました。
 
 
「やった~!」で終わり、みんなに褒めてもらったので本人の中で得意になるまではいかなかったのですが、キライで終わってないんです。
 
 
そしてバレエは、最後に息子が弾いたピアノをスタジオで流していただき、先生が振りつけをして生徒さんたちで踊ってくれるというサプライズをしてもらいました。おかげで、バレエも大好きで終わっているんです。
 
 
週4回通っていたので私自身も送迎お疲れさまでした(笑)。
 
 
やめるに関してはいろんなケースがありますが、「成功体験で終える」を軸にすれば、別に教室でなくてもお家で発表会をして拍手で終わってもいいのです。
 
 
”頑張ったで賞”の賞状やメダルをプレゼントしてもいいですね。
 
 
お子さんの成功体験をプロデュースできたら、それでオッケーです!
 
 
ネガティブなことはより記憶されるという脳のメカニズムからも、やはり成功体験で終えたい。それが私の考えです!
 
 
 
 
始めてしまうとなかなかやめにくい習い事ですが、こんな風にして終われたら、繊細な子どもでも、次のステップにチャレンジしやすいですよね!
 
 
お母さんが最高のやめ方をプロデュースできるよう、ぜひワクワクしながら考えてみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:久保れいこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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