あまり目立たない真面目でがんばり屋さんの女の子は、幼稚園や保育園で困りごとがあったとしても、先生の目に届きにくく疲れがたまって自信を失いがち。それをそのまま小学校に持ち込まないよう、頑張りすぎる子がほっとできる親子の関わり方をお伝えします。
【目次】
1.実は困っている?真面目で頑張り屋の大人しい女の子
2.小学校入学までに今すぐ対応したい、その理由
3.園で頑張りすぎる女の子がほっとできる、お母さんの対応
◆スキンシップ
◆子どもに届く褒めの声掛け
1.実は困っている?真面目で頑張り屋の大人しい女の子
真面目で頑張り屋さんな女の子は、一見困りごとがあるようには見えず、落ち着いていたり、しっかりした子どもに見えますよね。
ですが、実は「見えない困り感」を抱えていることがあります。
とくに大人しい女の子は、先生の目が届きにくく困っていることが多いのですが、周囲は困りごとに気付かず、できたことを褒めて、またさらに頑張らせてしまう、ということが起こります。
真面目な女の子ほど、とにかく言われたことをきっちり頑張って、褒められることを待つ、という思考になっていってしまいます。
そして、元々の性格が真面目で頑張り屋さんならなおさら、上手に助けを求められなかったり、ちょっとした無理を重ねてしまいがちです。
そのようなことが続いたある日、突然電池切れ…ということも。
・ちょっと疲れやすいな
・学校で無理しているのかな
・何かと自信なさそうだな
集団生活の中で元気のない様子が続いているのでしたら要注意!なのです。
2.小学校入学までに今すぐ対応したい、その理由
なぜ要注意なのか、なぜ小学校入学までに今すぐ対応が必要なのか?
その理由は、小学校に入ると人間関係が一気に変わるからです。
その中には、自分よりうまくやってる子や、ちょっと厳しい目線で自分のことを見る子に出会うこともあります。
密かに困りごとを抱えている目立たない頑張り屋さんの女の子は、コツコツと頑張ることでなんとか乗り切っている状態です。
そのため、小学生に上がった途端、お友達関係の中での微妙な上下関係や、先生との関係、難しくなっていく勉強など、さまざまな不安が出てきてしまい、まずます疲れてしまうのです。
すると、急激に自信が持てなくなってしまいます。
そうなってしまう前に、おうちでお母さんができる対応をご紹介します!
3.園で頑張りすぎる女の子がほっとできる、お母さんの対応
お子さんが疲れて帰ってくる日が続いたときに、意識的にやって欲しい対応は2つ。
・スキンシップ
・子どもに届く褒めの声掛け
◆スキンシップ
集団生活で疲れても復活しやすくなるよう、スキンシップで「素直さ」を引き出し、お母さんの想いを受け取ったり、行動に移したりする力を育みましょう。
具体的なスキンシップとして、ハグをたくさんする時間を増やしてほしいのです。
・お子さんからよく見えるところからハグをしにいく
・「嬉しいね」「楽しいね」「面白いね」と一言添えながらハグ
・触られるのがの苦手なお子さんにはさりげなく落ち着いた表情で、タッチだけ
もともと、男の子よりもスキンシップの効果が出やすいのは女の子です。やればやるほど効果が出るのはとても早いです。
お子さんが好きそうなハグを試してみて、できるだけスキンシップの時間を多めにとってあげてくださいね。
◆子どもに届く褒めの声掛け
お子さんに届く褒め方のコツは、頑張ったときに褒めるのではなく、毎日の当たり前の中にある褒めポイントを探して、伝えてあげることが大切です。
具体的には、
・自分で起きてきたね
・もう靴下履いたんだね
・洗濯物自分で出したね
など、簡単なことで、今できていること、やっていることを、実況中継のように声をかけます。
その際は笑顔も忘れずに!
この声かけが多ければ多いほど、失いかけた自信をグッと回復させることができますよ。
密に関わりやすい、幼稚園や保育園の年齢うちに、スキンシップとお母さんの声かけで、
頑張り屋さんの女の子を優しくしっかりと癒していけるといいですね!
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執筆者:はらしおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)