長期休みに子育て大改革!激しいきょうだいげんかを和らげる2つの解決法

 

長期休みは楽しい行事が盛りだくさん!ですが「また激しいきょうだいげんかの日々になってしまう…」と不安を抱えていませんか?ぜひ今日ご紹介するお子さんとの関わりを実践していただき、楽しい長期休みを過ごしていただけたらと思います。
 

【目次】

1.激しいきょうだいげんかに疲弊する日々

 
 
私は、娘と息子、1歳8ヶ月差で年子育児中です。
 
 
下の息子の妊娠がわかったのは、ちょうど娘が1歳を過ぎた頃。まだまだ人見知りが続いていた頃で、産婦人科の診察台に、娘も一緒に乗ったことを覚えています。
 
 
幸いつわりはそこまで酷くなかったですし、妊娠の経過も悪くなく、出産も安産だったので、そこまでは順調でした。
 
 
ですが、息子は動き出しがとても早かったのです。1歳を過ぎると何でもかんでもやっちゃう、触っちゃう
 
 
 
 
もともと激しめなイヤイヤ期を迎えていた娘は、こだわりが強くなり、癇癪が出るようになりました。
 
 
思い通りにならないと、ギャーッと泣いて暴れる3歳になったばかりの娘と、お構いなしにやりたい放題の息子を前に、何度怒鳴ったかわかりません。
 
 
息子は、娘によるひっかき傷、噛み傷が絶えませんでした。娘を激しく怒って、私も思わず手が出ることもありました。
 
 
それでも私はこのとき、今さえ乗り切ればそのうち落ち着くはず!と思い込んでいました。
 
 
ですが、大きくなるにつれて息子も反撃するようになり、きょうだいげんかはエスカレート
 
 
そしてそれは、保育園でも繰り広げられ、友達相手にも起こるようになり、大きなトラブルが勃発
 
 
そこでようやく、気がつきました。
 
 
ああ、このままだと私の子育ては「早く大きくならないかな…」とイライラしながら今が過ぎていくのを耐えて待つだけになってしまう。
 
 
幼児期の子どもの可愛い時期を、暗黒の時代にしたくない!
 
早く対応しないと、終わっちゃう!
 
 
そう強く思った私は、子育ての大改革を始めました。
 
 
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2.なぜこんなに激しいの?けんかが減らない理由

 
 
激しいけんかをしているとき、子どもたちの脳の中では、感情に関係する脳部位興奮しています。
 
 
そのため、「今はこうしたらいい」などと自分で考える力が働きませんし、お母さんが何を言ってもなかなか伝わりません。
 
 
 
 
激しいきょうだい喧嘩や親子バトル
イライラしやすい
キレやすい状態
 
 
ずっとこのような状態が続いていると、子どもたちの脳の中に感情が爆発しやすい回路を作ってしまい、その回路を太く強く発達させてしまいます。
 
 
それは絶対に食い止めたいですよね。
 
 
きょうだいなんだから当たり前、私の忍耐力が弱いのかな、フルタイムの仕事をしているから心の余裕がないだけ、などと、もどかしい気持ちになったりすることもあります。
 
 
ですが、しっかりと脳を伸ばす関わりをしていってほしいのです。
 
 
次は、激しいきょうだいげんかがどうやって和らいでいったのか、私が実際にやってみて効果があったことをお話します。
 
 
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3.きょうだいが仲良く遊べるようになった2つの方法

 
 
まずは子どもの気持ちが乱れる関わりを避け、癇癪が起こるのを防ぎました。
 
 
どういうことかというと、子どものしていることを
 
・止める
・とがめる
・怒鳴る
・やり直させる
 
といった脳が嫌がる関わりをとことん減らしました。
 
 
反対に、子どものしていることを
 
・ほめる
・認める
・肯定する
・マネする
・喜ぶ…
 
といった脳が喜ぶ関わりをたくさん増やしました。
 
 
具体的には、スキンシップスマホの活用です。
 
 

◆脳が喜ぶスキンシップ

 
 
スキンシップをすると、皮膚の刺激が脳に伝わりオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されて、幸せを感じたり、ストレスを軽減したりという効果があります。
 
 
気持ちのコントロールができるようなるために、子どもがご機嫌なときにとにかくたくさんスキンシップをとりました。
 
 
興奮しているときにもオキシトシンが作用しますが、さすがに魔法の手ではないので、日常、何も起きていないときからスキンシップをとることが大事です!
 
 
 
 

◆スマホ活用術

 
 
子どもが目で見て、良いことやできていることがわかるよう、写真や動画をたくさん撮って見せるようにしました。
 
 
娘が一輪車を始めたのが、ちょうど年長さんの頃でした。
 
 
完璧主義なところがあり、上手くできないと癇癪を起こしてしまいがちでしたが、少しでもできた瞬間をスマホで撮って見せることを続けました。
 
 
すると、娘もできた瞬間に目を向けられるようになり、コツコツ取り組んで、できるようになったことを自分で数えるようになりました。
 
 
そして、小学生になるとみんなより上達がゆっくりでしたが、今ではすっかり得意に!
 
 
途中で諦めなかったからこそ、できなかったことができるようになった!という経験は、これから色々な場面で発揮されます。
 
 
・算数が難しいけれど、きっと勉強したらできるようなる!
 
・逆上がりが苦手だけど、練習したらできるかも!がんばってみよう!
 
 
このように、苦手だなことと感じることにもチャレンジしようとする、がんばる力が高まりました
 
 
また、気持ちのコントロールがうまくいくと、いろいろなことを落ち着いて考えられるようになり、思考力がUPしていきました。
 
 
すると、激しいきょうだいげんかが和らぎ、なかよく遊ぶようになりましたし、お友達と関わることも、グッと上手になりました!
 
 
 
 
子どもと一緒に過ごす時間が長い休みこそ、たくさん実践できる最大のャンス
 
 
ぜひ、スキンシップスマホでの褒めを活用し、笑顔いっぱいの楽しい休みを過ごしてほしいと思います。
 
 
 
 
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激しいきょうだいげんかも、脳科学をミカタにつけた関わりで和らげていきましょう!
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執筆者:はらしおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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