不登校の原因は〇〇から!?不登校を防ぐ親子のコミュニケーションとは?

 

学校に行きたいのに行けない…。お子さんが特に不登校になる原因も見当たらずお困りのママはいませんか?不登校の原因は不安な気持ちから!?不安の正体を知り、親子のコミニュケーションで子どもに自信をつけて不登校を解消!不登校を予防していきましょう。
 

【目次】

1.不登校にさせてごめんなさい、子どもの寝顔に謝った過去

 
 
現在、高校生の次男は小学3年生の終わりから登校しぶりがはじまり、4年生のGW明けに不登校になりました。
 
 
次男は夜に明日の学校の支度をするのに、朝になると「お腹が痛い」と言う…
 
「明日は頑張るね」と言うけれどやっぱり朝になると行けない…
 
 
そんな状態の次男を置いて仕事に行く時は、毎朝後ろ髪が引かれる思いでした。
 
 
当時、私は小学校の支援級に勤務していました。
 
 
児童たちと勉強している時や休み時間に子どもたちと遊んでいる時、給食を食べている時など、常に次男のことが頭によぎります。
 
 
留守番中の次男はもう、起きたかな?

今頃なにしているかな?

と心の中で思いながら、次男がひとりでごはんを食べているのを想うと胸がしめつけられる思いでいました。

 
 
 
 
不登校が悪いわけではありません。「学校に行かない」選択をしてそのほうが子どもも幸せで、ママもその選択を受け入れられているのならいいのです。
 
 
しかし、私は「不登校になった」そんな次男を見るのがただ、ただ辛かったのです。家にひとりぼっちで留守番をしている次男が不憫でならなかったのです。
 
 
だから、もっと早く次男の心のSOSに気づいてあげていたら…もっと次男の自信をつけてあげる関わり方をしてあげていたら…こんな想いをさせなくてよかったのでは?と今でも後悔しています。
 
 
眠りについた次男をみて「ごめんね、ごめんね」と何度と口にしたでしょうか…。
 
 
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2.不登校の原因は不安な気持ち

 
 
文部科学省の2021年「不登校生徒数の推移」の数字では、昨年度63,350人の不登校の小学生がいると発表しています。
 
 
定型発達のお子さんと比較して、発達凸凹キッズは早い年齢から不登校・登校しぶりが起きやすいことが研究からもあきらかになっています。
 
 
不登校の原因が発達の特性の困りごととしてあるのはもちろんですが、子どもたち本人の無気力・不安が強いことも大きな理由となっています。
 
 
では、なぜ不安な気持ちになってしまうのでしょうか?その正体についてお話しします。
 
 

◆ドキドキの正体は扁桃体?

 
 
脳の奥には私たちの喜怒哀楽の感情を司っている扁桃体という部位があり、自分や他人の気持ちを感じたり、自分の気持ちを作り出すと言われています。
 
 
また、扁桃体は、何かを見たり聞いたりしたときそれが生存に関わる重大なものであるかを一瞬のうちに判断します。
 
 
例えば、ふと目の前にヘビのようなものが見えたとします。「ヘビだ!」と意識が気づくより早く映像が目に飛び込んでわずか40ミリ秒後には扁桃体が興奮しています。
 
 
「これはやばいぞ!」と扁桃体が判断しているんです。 その結果、体はとっさに逃げようとしたり、心臓がドキドキ、筋肉は硬直したりと同時に嫌悪感も感じています。
 
 
つまり、感情とは扁桃体の判断を体に伝えるメッセージなんです。
 
 
登校しぶり・不登校のお子さんにとっては「学校」というものがさきほどのヘビと同様に、扁桃体が「学校」に対してなにかしらの危機!?不安を引き起こしているのです。
 
 
一旦、活性化しだした扁桃体はなかなか落ち着きません。ですからお母さんが「大丈夫よ!」と言ったところで、そう簡単に不安は消えないのです。
 
 

◆ネガティブ記憶が残りやすいんです

 
 
もう1つは、発達凸凹キッズたちは、家では特に困ったことがなくても、学校という集団生活を送る上ではたくさんのストレスを抱えています。
 
 
小学校の中学年になると、勉強の難易度もあがり授業についていけない…。
 
 
コミュニケーションが苦手でお友達とうまく遊べず、学年があがるとともにクラスでもひとりでいることが増え疎外感を感じている…。
 
 
そんな子どもたちがたくさんいます。
 
 
誰しもそういったストレスや不安を抱え日々のできごとを記憶していきますが、この記憶のされ方が発達凸凹キッズたちは独特なんです。
 
 
・ネガティブな記憶が残りやすい
・ネガティブな記憶を忘れることができない
 
という2つの特徴があります。
 
 
 
 
このため、時間がたってもネガティブな記憶がそのときと同じ感情で蘇り、子どもたちは何度も嫌な記憶に向き合わざるをえず辛い体験を何度もしています。
 
 
そういったネガテイブな記憶の蓄積のおかげで扁桃体から「学校」に行くと大変なことがおこるぞ!という危険信号の指令が出されてしまうんです。
 
 
登校しぶりや不登校の子どもは、学校に行かなければいけないことはわかっている!けれど心と体がついていかない状態なんです。
 
 
ですから子どもたちは決してさぼっているわけでもなく、怠けようとしているわけでもないのです。
 
 
「今の不安な気持ちのまま学校には行けないんだよ~」と心がSOSを出している状態なんです。
 
 
そんな子どものSOSに気がついて少しでも早くママには子どもの心に寄り添ってほしいと思うのです。
 
 
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3.不安を消し去る親子のコミュニケーション

 
 
それでは不登校の原因となる不安を消し去るにはママがどんな対応をすればよいのでしょうか?お家でママがとても簡単にすぐ始めることができますよ。
 
 

◆笑顔で接する

 
お子さんが行きしぶりや不登校になるとお母さんも心配になり、落ち込みやすくなりますよね? でも、そんな時こそ笑顔が大切です。
 
 
なぜなら、お母さんの笑顔はとてもすごい力があるのです。
 
 
お母さんの笑顔は、感情を司ると言われている扁桃体が他の脳の部分と関わり、コントロールできるように成長させていくことが脳科学ではわかっています。
 
 
扁桃体に良い影響を与えられるように、笑顔で褒める・笑顔で認める・笑顔で失敗しても励ます。このような関わり方をしていきましょう!
 
 
また、笑顔で過ごすことを意識するだけでママ自身も明るい気持ちになっていきますよ。
 
 
 
 
 

◆子どもの不安を吐き出させて、全面的に受け止める

 
 
嫌な気持ちは言葉として声に出すだけで、心が軽くなります。子どもが嫌な感情を言葉にすることで、その感情が処理されて扁桃体がおちついてきます。
 
 
言葉に出すときのポイントは気持ちそのものを言葉に出させることです。例えば「悲しい」「くやしい」「つらい」「さびしい」「イライラする」などです。
 
 
「大丈夫?」「何に困っているの?」とうまく聞いてあげてくださいね。
 
 
そして「どうしてそう思うのかな?」「ほかには?」「お母さんにできることはある?」などと子どもの気持ちを引き出すように質問してあげてください。
 
 
「学校を休んでもいい?」「学校に連絡してくれる?」などと子どもの素直な気持ちを聞くことができるようになります。
 
 
子どもの不安を受け止めてあげることで、子ども自身の自己肯定感が育ち自分で解決策を見つけるようになっていきます!
 
 
 
 
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執筆者:横山美穂
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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