学校の先生からお叱りの電話がきたとき、ママが子どもを叱る前にしてほしいこと

 

小学校の担任の先生から子どもについて「○○というトラブルがありました。おうちでもよく言って聞かせてください」とお電話連絡がきたとき。ママはすぐに子どもを叱ろうとしていませんか?子どもの心は悲鳴を上げています。ママはSOSに気付いて対応してあげましょう。
 

【目次】

 

1.学校から、子どもの言動に関するお電話で動揺されたことはありませんか?

 
 
携帯電話に学校からの着信、それだけでも不吉な予感ですよね。
 
 
担任の先生から、
 
 
「こういうトラブルがありました」
 
「お母さん、家でよく指導しておいてください。」
 
 
と言われると、ママはショックですよね。
 
 
 
 
学校内でのできごとは、親からは見えない世界。
 
 
こうしたネガティブな情報が学校から入るとママたちは大変動揺されると思います。
 
 
先生からお叱りの電話があった時、ママは子どもに対してどのように接して対応していけばよいでしょうか?
 
 
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2.学習用のタブレットに悪口を書きあい、お叱りを受けました。

 
 
私自身も担任の先生から息子のことでお叱りの電話があったことがあります。
 
 
当時息子は小学校3年生。
 
 
総合学習の時間にタブレット上の学習アプリで、3人の男子たちがお互いの悪口を書きあっていたそうです。
 
 
 
 
6人のグループで課題提出を行っていたそうで、お互いのやり方が気に入らなくなってしまったとのこと。
 
 
「息子君が悪口を学習アプリに書き込んでいたので注意いたしました。今後このようなことがないように、ご自宅でも教育お願いします。」というお電話を受けました。
 
 

3.何か月も前から息子はSOSを発していました。 

 
 
学校からのこうした電話は、確かに気分いいものではありません。
 
 
ですが、息子はその前から様子に異変があったので、驚きませんでした。
 
 
事件の3か月前までは学校には楽しそうに通っていましたが、ある時を境に
 
 
・朝ランドセルを背負ったまま玄関に座り込んで、30分動かずにいることが増える
 
・意図的に遅刻する
 
・もともと早起きだったのに始業ぎりぎりまで起きてこない
 
 
などいわゆる、行き渋りの状態でした。
 
 
実はこの行き渋りの原因も総合学習の授業。
 
 
毎日2~3時間ずつあり、テーマが「道徳」で全く興味が持てない、授業のあいだがしんどいと息子が話していたんです。
 
 
 
 
スクールカウンセラーの先生によると、学習アプリ上でほかの子どもたちが提出した作品にいたずらを繰り返していたのだそうです。
 
 
そうした中でおこった問題でした。
 
 
お電話があった時点で、息子は精神的に限界だったのです。
 
 
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4.困った子は「困っている子」です!

 
 
子どもがトラブルを起こしたと電話を受け、「お母さんも言って聞かせてください」とまで言われると、思わず先生の言葉をそのまま復唱して子どもにいってしまいたくなるかもしれません。
 
 
ですが、その前にちょっと待ってください。
 
 
私の息子の例からもわかるように、電話がかかってくる時点で、子どもはものすごく傷ついているんです。
 
 
すでに先生からは怒られています。
 
 
電話の直後にママからも話を聞いてもらえずに怒られたら、子どもの心は完全においていかれます。
 
 
「もう誰もわかってくれないんだ」と心を閉ざしてしまいますので、それは避けたいですね。
 
 

◆①まずは家で楽しい会話で自信を太らせよう!子どもの言い分も聞きましょう!

 
 
まず家庭において大事なのは、心を癒してあげることです。
 
 
肯定的な注目を増やして、楽しい会話を増やして自信をたっぷりつけてあげることを最優先にしましょう。
 
 
そして、家ではトラブルに関して、子どもに存分に言い訳をさせてあげましょう。
 
 
ここで言い訳をさせてあげるだけで、ママには話していいんだ、という安心感を与えられます。
 
 
つらい気持ちを抱えている場合はすぐに話してくれないかもしれません。
 
 
その場合でも、「いつでも話したくなったら話してね」と、じっくり待ちましょう
 
 

◆②原因は必ずある!でもすべてママにわかるわけでないことに注意!

 
 
子どもが問題ごとを起こすとき、原因は必ずあります
 
 
原因として、心身の健康状態、発達特性、知能などの内的要因、担任の先生、学級の環境、指導内容などの外的要因があります。
 
 
そうした視点で問題の本質を見ていきましょう。
 
 
息子の場合は、
 
 
・担任の先生と人間関係が悪化していたこと
 
・総合学習の授業に負担を感じていたこと
 
・ローマ字入力や学習アプリ操作が負担になっていたこと
 
・グループ学習がうまくいかずストレスだったこと
 
 
が原因とわかりました。
 
 
背景を知ることで、ローマ字入力の練習や学習アプリの設定変更など家でできる支援、担任の先生に提案したほうがよい支援が見えてきます。
 
 
ただし、背景や原因の全てがママにわかるわけではありません。
 
 
学校内での様子をママが一日中張り付いてみているわけではなく、いやなことであればあるほど子どもは話してくれません。
 
 
大事なのは「子どもはSOSを発していて傷ついている」「子どもの心を置き去りにしない」ということ。
 
 
原因探りが先になってしまって、「なんでこんなことしてしまったの?」と必死で親が問い続けてしまうと、子どもはますます追い詰められます。
 
 
子どもの話が支離滅裂すぎて、原因が何一つわからないことも場合によってはあるでしょう。
 
 
楽しい会話をママと続けて、子どもの傷ついた心を癒しながら、背景をじっくり探って対策を立てていくのがよいでしょう。
 
 
 
 

◆③先生とこまめに連絡を取りましょう。

 
 
私は、この事件の前には、息子は学習アプリの操作が苦手であることを把握していませんでした。
 
 
タブレットの持ち帰りは普段しておらず、かつタブレットを授業でどのように用いられているか、私は全く知りませんでした。
 
 
宿題やテストを見て日ごろからつまづきがどこにあるか把握し、対応していましたが、タブレット学習は完全に盲点でした。
 
 
このトラブル直後に学校に出向いてはじめて、息子一人、この1年間「タブレットで提出したくない」と主張してすべて紙で課題提出していたと知りました。
 
 
担任の先生は、タブレットの苦手を問題と思っておらず私に連絡してくることは全くなかったわけですが、こうした「できない」の積み重なりが問題につながったと考えました。
 
 
特性がある子どもについては、学校には問題がおこってからではなく、日ごろから定期的に出向いて状況を確認していくことは大切ですね。
 
 
先生が問題と感じていなくても、子どもには小さな心の傷となっていることもあることも頭の片隅においてほしいと思います。
 
 
「家で指導を!」に応じた指導は子どもの心が回復した後でにしましょう。
 
 
子どもと楽しい会話を多めにして、子どもの自信を回復させ、子どもの話をじっくり聞いてあげましょう。
 
 
つらさから抜け出せる見通しを立て、安心感を持たせた状態になれば、同じことを起こさないためにどうしたらよいか、話し合うことができますよ。
 
 
すぐに叱り飛ばさず、子どもの傷ついた心を癒して、自信を回復させることを家庭では優先して対応してくださいね。
 
 
 
 
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♡小冊子のご感想
初級・中級・上級と分かれているだけでなく、基礎と発展バージョンもあり、色々な問題があって面白かったです。難しい問題もありましたが、ヒントを出しながら進めることで、子どもが嫌がることなくトレーニングできました。簡単な問題は、タイムレースで競いながらやると盛り上がりました!気軽にトレーニングできるのでオススメです!
 
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執筆者:いぬいまき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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