反抗期の発達障害の子どもの問題行動に悩んでいませんか?キレる・暴言・手が出る・やらなくてはいけないことをやらないなどのトラブルを「反抗期だから」と放っておくしかないのかないのでしょうか?実は、ある対応をしていくと解決することができます!
【目次】
1.反抗期の発達障害の子どもの問題行動に悩んでいませんか?
2.反抗期の問題行動を諦めない!自分の力で子どもを伸ばすと決断
3.子どものトラブルが3週間で解決できた親の対応とは?
4.反抗期でも脳はまだまだ成長期です!
1.反抗期の発達障害の子どもの問題行動に悩んでいませんか?
私には、現在高校3年生の注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性のある、発達障害グレーゾーンの息子がいます。
息子は小学3年生のときに、「授業中に立ち歩きをしてしまいます」という指摘を受けました。
授業中の立ち歩きの他にも、
・思ったことをすぐに口にしてしまう
・声のボリュームが多い
・掃除などやらなくてはいけないことをやらない
・注意すると、逆ギレしてしまう
・カッとなると暴言をはく
・すぐに手が出てしまう
などの問題行動に困っていました。
発達障害を疑い、検査を受けてみましたが、「様子を見ましょう」と言われただけ。
具体的にどんな対応をしたらいいのかわからないまま、学年が上がるにつれ、問題行動、友達とのトラブル、特に喧嘩が多くなっていきました。
中学に入ってからも問題行動やトラブルはなくならず、部活動でイライラした息子が先輩に向かって「お前なんか下手くそなくせに! 」と、キレて悪態をついてしまうなんてこともありました。
彼のそんな身勝手な態度を正さなければいけない。
このままでは彼は大変な大人になってしまう!
そう思った私は、とにかく目を光らせて、彼の問題行動が起きないように見張るようになっていきました。
ですが、一生懸命怒っても、叱っても、言い聞かせても、
・キレてお友達と喧嘩したり
・怒られて悪態をついたり
・注意力がないので、部活の道具を電車の中に忘れてきては怒られたり…
なんてトラブルを繰り返すだけで、一向によくなることはありませんでした。
2.反抗期の問題行動を諦めない!自分の力で子どもを伸ばすと決断
中学2年生になって、私自身が彼のことを力づくでは押さえつけられなくなり、言うことを聞かせることができなくなりました。
スクールカウンセラーのところに行っても、担任の先生と話しても、具体的にどんな対応をしたらいいのかがわからない、問題行動やトラブルはおさまらない、という状態になりました。
そこで私は、
もう誰かに頼っていたのではダメなんだ!
息子の人生を諦めるわけにはいかない!
だったら、自分ができることを探そう!
と決心しました。
そして、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会った後、「子どもの脳に声かけが届く仕掛けづくり」をすることにしました。
なぜなら、発達障害グレーゾーンの子どもは、反抗期に加え、それまでの失敗体験、怒られた経験がたくさん記憶の中にある子が多いため、脳を育てるためには、まず、子どもの脳にお母さんの声かけが届く仕掛けづくりが必要だと知ったからです。
ここを怠ってしまうと、何を言っても何回言っても、子どもの脳にお母さんの声かけが届いていない状態なので、改善するどころか、ただ、うるさがられて、今よりも関係が悪化してしまうことになってしまいます。
そのため、子どもの脳に声かけが届く仕掛けづくりをすると決心しました。
3.子どものトラブルが3週間で解決できた親の対応とは?
私が具体的にやった対応は、肯定の注目を否定の注目より多くする。たったそれだけのことです。
さらに言えば、肯定の注目さえしていれば、声はかけていなくてもいいということです。
反抗期の子はすぐに部屋に篭ってしまって、なかなか声がかけられないということもあります。
ですが、学校から帰ってきたときに、「おかえり〜」と笑顔で迎えるだけでも、子どもの脳の反応が変わってきます。
子どもの好きな夕飯を作るだけでも、「今日好きなメニューにしておいたからね!」というだけでも、だんだんと、お母さんの声を脳が受け止めていく仕組みが作られていきます。
決しておだてる必要はなく、できたことをできていると伝えるだけでも効果があるので、私は「お!歯磨けたね!おやすみ〜!」から始めました。
やっていると、「あ!今の声かけ子どもに届いたな!」というのがわかってくるようになっていきました。
そして、子どもがこちらの声かけを受け取るようになってくると、子どもの方から話しかけてきたり、聞いてきたりすることが出てくるようになりました。
私は、「子どもの考える力を育てるチャンス到来!」と思い、こちらの考えは一旦横に置いておいて、「どうしたい?」と子どもの意見を聞いていくようにしました。
そして、いいなと思う時は「それいいね!」とニッコリ笑顔で応援。
突拍子もないことを言ってきたり、「それはないでしょ」ということを言ってきたりする時は、
「こうするのとこうするのとどっちがいいと思う?」
と、どちらを選んでも大丈夫な選択肢を話して、選んでもらったりしたりしながら、最終的には、本人に任せるということをしていきました。
すると、発達障害グレーゾーンの問題ばかり起こしていた息子は、どんどん自信をつけて行き、たった3週間ですぐにキレることも、学校でトラブルを起こすこともなくなりました!
4.反抗期でも脳はまだまだ成長期です!
大人もそうですが、全部が初めからうまくいくわけではありません。
子どもがお母さんの言うことを受け止められる仕組みさえできていれば、失敗してしまっても、「失敗しちゃったね、次はどうしよっか」と次の行動を一緒に考えられるようになります!
今完璧にできることが大事なのではなく、トライ&エラーを一緒に重ねていけることが大事になります。
反抗期でも脳はまだまだ成長期です!
大人だってまだまだ脳は伸びています!
大人だってまだまだ脳は伸びています!
まずは、脳にお母さんの声かけが届く仕掛けづくりをして、子どもと一緒にママも成功体験を積み重ねていく。そんな仕組みをぜひ作っていってください。
子どもの反抗暴言に悩んでいるお母さんは、ぜひこちらの無料小冊子も参考にしてくださいね!
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執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)