発達障害の診断は関係なし!グレーゾーンの中学生男子の脳の発達を加速させるゲームとYouTubeの活用法

 

発達障害・グレーゾーンのお子さんは診断に関係なく、脳の発達には経験を積ませる行動が必要です。行動するにはエネルギーが必要で、好きなことから行動するのがポイント!中学生男子が好きなことから行動し、脳の発達を加速させていった経験をお話します。
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもに診断は関係なし。脳のネットワークを伸ばそう!

 
 
発達障害とは脳の未熟な部分が原因で、感覚過敏がある、コミュニケーションが上手にとれない、衝動的に怒ってしまうといった発達障害特有の困りごとが起こります。
 
 
実はこの困りごとは、未熟な脳のネットワークを発達させられれば解消するのです。
 
 
子どもの脳を発達させるとは、脳全体にネットワークをたくさん伸ばすことなのです
 
 
発達障害の診断がない発達障害グレーゾーンや定型発達の子どもでもこの発達のメカニズムは同じです。
 
 
脳のネットワークを伸ばせば困りごとの解消だけではなく、お子さんができることや得意なことが増えていきます。
 
 

 
 
脳は120もの部位に分けられています。
 
 
おおまかに、「視覚」「聴覚」「記憶」「運動」「伝達」「理解」「思考」など使われる機能に分けられています。
 
 
赤ちゃんは生まれる前、すでにお母さんのおなかの中でお母さんの声を聴いています。
 
 
赤ちゃんがおなかの中からこの世に生まれてからお母さんの声を聴くと、お母さんの声を耳からの記憶で覚えている、と言われています。
 
 
このように、聴いて、記憶を思い出すという複数の機能を使うことで、2か所以上の脳の部位の細胞同士がつながって脳にネットワークができてきます
 
 
脳の細胞をつなぐネットワークは何度も繰り返し使うことで、そのネットワークはより太く強くなり伸びていきます。
 
 
この太く強いネットワークができているところが、その人の脳が得意なことになります。
 
 
では、どうすれば脳のネットワークを太く伸ばすことができるのでしょうか。
 
 
今回は、脳の発達のメカニズムと、中学生の息子が自分で自分の脳を発達させていった様子を目撃した経験をお伝えします。
 
 
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2.脳のネットワークを伸ばすのに必要なのはコレ!

 
 
脳を発達させるのに必要なものは3つあります。
 
 
グルコース(ブドウ糖)、酸素、脳を使う経験です。
 
 
グルコースは脳の発達に必要な栄養源です。
 
 
脳がはたらいて酸素を使うと、どんどん血液が酸素を運ぶため、脳が活性化して発達します。
 
 
脳がはたらいて酸素を使えるのは、脳が「楽しい!」と感じたときです。
 
 

 
 
みなさんはわからなかった算数の問題が理解できて、急に勉強が楽しくなった経験はありませんか?
 
 
何をやっているか理解できないと勉強は苦痛ですが、「あ!わかった!」と理解ができたときには楽しくなりますよね。
 
 
これは脳の「思考」と「理解」の部分の算数に関係する細いネットワークがつながり脳が発達しはじめたという状態です。
 
 
発達すると算数への理解が進んでもっとできるようになり、さらに勉強が楽しくなります
 
 
楽しいから自分から勉強するようになって得意になります。得意なものがあると自信になりますよね。
 
 
楽しいからどんどんやり、さらに上達し自信がついてもっとやりたくなる好循環となります。
 
 
また、得意な部分から他の脳のネットワークも発達してうれしい相乗効果もでてきます。
 
 
これが脳を発達させる条件の3つ目の「脳を使う経験」が積み重なっていく状態になっていきます。
 
 

3.発達障害・グレーゾーンの中学生男子が大好きなゲーム・YouTubeで脳を発達させた話

 
 
発達障害・グレーゾーンの中学生男子が自ら脳を使う経験を積み重ねて、脳を発達させていった様子を目の当たりにした体験を聞いてください。
 
 

◆キーボードに興味を持った理由

 
 
中学生の息子の話ですが、ある日、急にキーボードを買ってほしいと言い出しました。
 
 
家ではいつも部屋にこもってゲームやスマホをいじっている子です。
 
 
特に音楽を習わせたこともないし、なぜ急にキーボード?と、驚きました。
 
 
息子に話を聞いてみると、合唱コンクールで男子がピアノを演奏しているのをみて
 
 
「男がピアノを弾けるのってかっこいい!」と思ったそうです。
 
 
ちょっと笑ってしまうような不純な動機ですが、こういった話は思春期あるあるでしょう。
 
 
欲しいならいいよと、軽い気持ちで買ってあげました。
 
 

◆息子のキーボード練習方法は親の想定外!

 
 
息子の音楽の経験は学校の授業でやったくらいです。
 
 
基本がわからず、楽譜が全く読めないので、どうやって練習するのか聞いたら、スマホのピアノ練習アプリを使って練習していました。
 
 
音楽に合わせて鍵盤が光り、光った部分の鍵盤を同じタイミングで弾けば曲が弾けるアプリです。
 
 
へえ、こんなのがあるんだ!と驚き、このアプリをみてゲーム感覚だなと感じました。
 
 
皆さんは任天堂switchの「太鼓の達人」というリズムゲームをご存じですか?
 
 
ゲームセンターにもある「太鼓の達人」の任天堂switch版なんですが、息子はこのゲームをやり込んでいました。
 
 
息子はコントローラーをばちにして遊ぶのではなく、指先でタッチパッドの画面をカタカタ叩いてゲームをしていました。
 
 
スマホの画面で光った鍵盤の位置をみて、その位置に合わせて鍵盤の上で指を動かすのは「太鼓の達人」をやり込んでいた息子には得意なやり方だったようです。
 
 
あっという間に一曲弾けるようになりました。
 
 
指使いは完全な我流で、親指をまったく使わず片手4本ずつ8本指で弾いています。
 
 
弾きにくそうに見えましたが、それでもちゃんと両手で弾いて曲になっていました。
 
 
スマホ画面を目で見て、鍵盤が光るタイミングに合わせて、実際の鍵盤上で指を動かします。
 
 
さらに、弾いた音も聞くので、脳の場所は「見る」「記憶」「運動」「聴覚」という4か所は使っていることになります。
 
 
しかも、太鼓の達人は同じところを叩けばいいけれど、ピアノは鍵盤で光る場所が変わるからそこを確かめて指を複雑に動かさなくてはいけないわけです。
 
 
さらに複雑な脳の使い方なので脳のネットワークは確実に伸びてるなと思っていました。
 
 

◆脳の発達が加速!ネットワーク大成長の展開

 
 
その1か月後、今度はギターを買ってくれと言い出しました。
 
 
「え?キーボード買ったばかりでしょ?」と内心思いました。
 
 
さすがにギターはハードルが高いように感じました。
 
 
でも、やってみなければわからないだろうから、できるようになるのかは半信半疑ながらも買ってあげることにしました。
 
 
家族はだれもギターを弾いたことがないので、どんなものを選べばいいのかとか、チューニングとか全くわかりません。
 
 
ギター買うのなら先生に習ってみることも勧めてみましたが、頑固なところがある息子は「YouTubeをみてやるからいい」と言ってききません。
 
 
今時はなんでもYouTubeに無料動画があり、ギター初心者にギターの選び方からチューニングのやり方、ギターの弾き方をわかりやすく教えてくれる動画があるのです。
 
 
ギターを選ぶところから、どんな種類のものがあるのか、初心者にはどういうものが向いているのかなど自分なりに調べていました
 
 
私も多少手伝いながら、通信販売で初心者用のギターを購入しました。
 
 
ギターが届いてももちろんすぐには弾けません。
 
 
しょっぱなから弦を張るときに強く張りすぎて切れる失敗もありましたが、どうにかチューニングまでできるようになり、そのあとは息子に任せていました。
 
 
毎日のようにギターは触っているようで、夜な夜な部屋からギターの音が聞こえていました。
 
 
それから1か月ちょっとたったある日、息子はリビングにギターを持ってやって来て、「できるようになったから聞いてよ!」と言ってきました。
 
 
そして、私の前であいみょんの「マリーゴールド」を弾きながら歌って聞かせてくれました。
 
 
これは…スゴイ!と、鳥肌ものの感動!
 
 
しっかり曲になっています。しかも歌まで!
 
 
私は息子が慣れた様子でギターを弾く姿をみて「ギターのネットワークができている!」と思いました。
 
 
こんな短期間で、自分一人で練習してここまでできるようになるんだ!と驚き、息子の成長と可能性を感じました。
 
 
ゲーム、スマホ、YouTubeという息子の好きなものから興味があったキーボードへ、さらにはギターへ展開していきました。
 
 
その習得も彼なりに試行錯誤し、自分のやり方を見つけて脳を使う経験を積んでいったのです。
 
 
ゲームやスマホを与えるとき、子どもへの悪影響ばかり考えてどうしようか迷うこともありました。
 
 
しかし、自分で興味を広げるきっかけになったり、自分でどんどん調べたりできるメリットを改めて感じました。
 
 
「好きなことから行動をして、脳の経験を積んで、自ら脳を発達させていく。」
 
 
私が発達科学コミュニケーションで学んだ脳のネットワークができていく様子を目の前で見せられた出来事でした。
 
 
 
 
この息子がこの後どんなことをやりだして親を驚かせてくれるか、ちょっとワクワクしています。
 
 
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4.子どもの可能性を広げる「好き」のパワー

 
 
子どもは楽しければその行動を自分から起こします。
 
 
行動すればするほど脳のネットワークが発達し太くなります
 
 
この脳を使う経験を積ませるためにはとにかく行動をすることが必要ですが、行動を起こすにはとてもパワーがいります。
 
 
子どもが楽しい気持ちで自分からどんどん行動を起こすために、子どもの興味や好きなこと、楽しいことを止めないでほしいなと思います。
 
 
子どもが好きなことは行動へのすごいパワーをもたらすものです。
 
 
子どもの脳の発達に必要なことは親が指示しなくても、実は子ども自身が知っていると、私は経験から身をもって感じました。
 
 

 
 
ここまで、脳の発達のメカニズムと私の経験をお伝えしてきました。
 
 
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執筆者:笹原みらい
中学生 発達 障害 診断 (発達科学コミュニケーショントレーナー)
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