吃音は長引いたら治らないと思っていませんか?実は吃音は大人になったって治ります!吃音が長期化している子を育てるママに読んでいただきたい吃音が良くなる理由とママがすぐに実践できる「魔法のことば」をお伝えします。
【目次】
1.小学生になったら吃音は治らないの?
2.発コミュだから吃音が治るメカニズム
◆脳の発達の順番
◆吃音を自覚している子の克服までの道筋
3.脳を伸ばすことと同じくらい大切なものはママのマインド
◆吃音と発達凸凹の関係
◆言葉の練習は必要ない!吃音が治るママのマインド
4.吃音が治るとっておきの「魔法のことば」
1.小学生になったら吃音は治らないの?
・吃音がよくならないまま就学したらと思うと不安。
・我が子はもう小学生。吃音が治るのは諦めた方がいいの?
という悩みを抱えていませんか?
吃音に対してネット検索や書籍で情報収集して、吃音が発症してから二年以上たっていたり、長期化している場合は治らないと諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか?
でも決して小学生だからと言って吃音がよくならない、なんて思わないでください。
大人になったってよくなるんです! それではなぜ吃音が治ると断言できるのかを解説していきたいと思います。
2.発コミュだから吃音が治るメカニズム
ではなぜ吃音は治ると断言できるのか。
それは発コミュ(発達科学コミュニケーション)が脳を発達させることに基づいたメソッドだからです。
◆脳の発達の順番
脳は後ろから発達していきます。
大雑把に言うと、
目で見る力
↓
体を動かす力
↓
聞く力
↓
話す力
という順番です。
この順番で発達させることによってどんどん言葉も発達していくんです。
今まで言葉だけなんとかしようと療育に通ったり、言語聴覚士とのトレーニングに通わせたりしても 全然効果が感じられなかったのはこの脳の土台ができていないからです。
年齢が上がり脳が発達してくると徐々にどもりにくい脳の土台が育ってきてどもりにくくなります。
そのためにもしっかりと脳の土台を育ててあげることが大切なんです。
こんな風に脳をしっかりと伸ばして土台作りを行えば何歳になっても言葉は発達します。
◆吃音を自覚している子の克服までの道筋
また、年齢が上がり 吃音を自覚して、吃音が長引いている子が吃音を克服するには下記の段階を経ます。
「吃音を忘れている時がある」
↓
「吃音をほとんど忘れている」
↓
「ふとした時に吃音を思い出す」
なぜこのような経過をたどるかというと、吃音は「どもらないようにしよう!」と話し方の工夫を始めると悪化し、大人まで残ってしまうからなんです。
そのため、自分が吃音があるということを忘れてしまうぐらいになればあともう一息!
「どもりたくない!」という感情を湧き上がらせないためにも吃音を意識せず、意識させずフラットな感情で対応することも、とても大切なことです。
3.脳を伸ばすことと同じくらい大切なものはママのマインド
◆吃音と発達凸凹の関係
また、吃音が長引いている子の中には発達凸凹や繊細さんなど吃音以外の特性を併せ持っている子が多いということもわかってきています。
発達障害や発達凸凹と聞くと、脳の器質的異常なら変えられない、変わらないんだと思いがちですがそうではありません。
診断名とか、
治る/治らない、 変わる/変わらないとか、 は重要ではないと思ってください。
大切なのは、吃音も発達凸凹もフラットな気持ちで一旦、受け入れてあげるマインドです。
まずはそこをスタートにしないと、
・吃音をなくしてスラスラ話せるようにしなきゃ!
・発達凸凹をなくして人に迷惑をかけない子にしなきゃ!
と言うことを目標とするようになり、子どもをみる目が変わってきてしまうからです。
◆言葉の練習は必要ない!吃音が治るママのマインド
発コミュを学ぶと、ママに考える軸ができるので、子どものいろんな発言で心がザワザワしても信じて待つことができるようになるんです!
だからこそ子どもたちが脳の土台を伸ばすための基盤が整い、ママがお家で子どもを伸ばす専門家になることができます。
私たちが目指すのはその子の持っている力を最大限発揮させてあげることです!
長所を伸ばして、自信を育て、子どもが自分の未来に希望を持てるように育てることを目標としませんか?
そうすれば必ず、吃音自体もよくなっていくはずです。
4.吃音が治るとっておきの「魔法のことば」
ここまで吃音が治る理由をお伝えした来ましたが、最後に、吃音が治るとっておきの「魔法のことば」をお伝えしますね!
それは「吃音は治るから大丈夫だよ」 このたった一言です。
吃音を自覚している子は
・このしゃべり方はいつかなくなるのか
・永遠にずっとこのしゃべり方なのか
不安に思っているいる子も多くいます。
だからこそママが胸を張って
「吃音は言葉を覚える時期に 出る子がいるけど、成長したら治るから大丈夫だよ。どもるのは気にしないでしゃべった方が早くよくなるんだって。」
と未来に希望を持てるように話してあげるんです!
それだけで子どもたちは吃音は気にしなくてもいいことなんだと安心することができます。
そうすれば自然と吃音を意識することが減って治りやすい状態になるんです。
もし「どもるのやだ…」とうつむく子がいたら、ママは余裕の笑顔と確信のある表情で言ってあげてくださいね。
ママの「魔法のことば」で吃音キッズのたちの心が晴れますように!
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執筆者:おざわつきこ
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)