空気が読めない発達障害の子が遊びながら周りが見えるようになる!ビーチコーミングの楽しみ方

 

空気が読めない発達障害の子どもの対応に、日々奮闘していませんか?この記事では、困りごとの背景と共に「状況を観察する力」を育てる遊びとしてビーチコーミングをご紹介します。親子で楽しみながらお子さんの発達をサポートできますよ。
 

【目次】

1.空気が読めない子どもの集団生活での困りごとに悩んでいませんか?
2.発達障害ASD/ADHDの子どもが空気を読むのが苦手な理由
3.遊びながら状況観察力を発達させるビーチコーミングの楽しみ方

 
 

1.空気が読めない子どもの集団生活での困りごとに悩んでいませんか?

 
 
空気が読めない子どもはその場の状況を察して、自分が何をすべきなのか・してはいけないのかを判断することが苦手ですよね。
 
 
・思ったことをその場で言ってしまう
 
・自分の話したいことを一方的に喋り続ける
 
・相手の意図や気持ちが分からず会話がかみ合わない
 
・状況を確認せず言ったりやったりしてトラブルになる
 
・みんながやっていることに一人だけ気づかず行動が遅れる
 
 
このような特徴が見られると、園や学校で困る場面が多くなりがちです。
 
 
我が家の自閉症スペクトラム(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)の傾向がある息子も、一方的で空気が読めないタイプです。
 
 
以前の私は、子どもに「よく見て!」としょっちゅう声をかけていました。
 
 
 
 
印象に残っているのは、1年生の時のエピソードです。
 
 
鬼ごっこをしている息子がボール遊びをしている他の子ども達の輪に気づかず入ってしまい、注意を受けたことがありました。
 
 
すると彼は、「遊んでいたら急に注意をされた」と勘違いして文句を言い始めたのです。
 
 
私が状況を説明すると理解してきちんと謝ることはできたのですが、こんな風に周りが見えないことが日常茶飯事なのかと思うと、頭を抱えてしまいました。
 
 
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2.発達障害ASD/ADHDの子どもが空気を読むのが苦手な理由

 
 
発達障害の子どもが空気を読めない背景には、どのような理由があるのでしょう?
 
 

◆対人関係・コミュニケーションの難しさ

 
 
ASDの子どもは相手の視点に立つことが難しいため、意思疎通がうまくいかなかったり、場が白ける発言をして浮いてしまうことがあります。
 
 
また、こだわりを貫き通すと、悪気はないのにわがままで自分中心的に見えてしまうかもしれません。
 
 

◆不注意・衝動性

 
 
ADHDの傾向があると、今言わなくていいことをうっかり失言したり、興味が移りやすく話がズレていって相手と噛み合わない、といったことが起こります。
 
 
気持ちをコントロールするのが苦手な場合は、状況はわかっていても場にそぐわない行動をやめられないことがあります。
 
 

◆状況判断が苦手

 
 
空気が読めないと一口に言っても、このように困りごとのタイプによって様々な理由があるのですね。
 
 
多くに共通しているのは状況判断の難しさです。
 
 
状況を判断するためには、ものごとを広い視野で見渡し、観察して、何が起きているのかを理解することが必要です。
 
 
 
 
ですが、空気の読めない子どもは視野が狭く、じっくり見る力が弱いのです。
 
 
片目をつぶった状態でサッカーの試合状況を把握しようとしたら、大変そうだと想像できますよね。
 
 
ですが、狭い視野を広げて観察する力を高めてあげれば、周りが見えやすくなって空気が読めるようになるのです。
 
 
空気が読めないことで叱責されがちな子どもは日常生活の中でネガティブな記憶をためていきやすく、自信を失う原因になります。
 
 
お母さんの力で上手にサポートしてあげたいですね。
 
 
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3.遊びながら状況観察力を発達させるビーチコーミングの楽しみ方

 
 
実は、家庭の中で遊びながら周りを見る力を育てる方法はたくさんあります。
 
 
野球やサッカーなどフィールドを見渡すことができるスポーツは、実際にプレイするのも、観戦するだけでも効果抜群です。
 
 

◆広い場所で宝探しをする

 
 
うちの子は不器用だしインドアタイプだからスポーツはちょっと…という場合にお勧めなのが、アウトドアで宝探しです。
 
 
落ち葉や石ころなどを、子どもの頃に夢中になって探した経験がありませんか?
 
 
自然が作る色や形は一つとして同じものがなく、無限の面白さを秘めています。
 
 
我が家で特にブームになったのがビーチコーミング、海岸に漂着したものを見つけて楽しむ遊びです。
 
 
海辺で遊ぶというと夏のイメージがありますが、ビーチコーミングは季節を問わず楽しめます。
 
 
海水温が低くなる冬〜春も、さまざまな貝が打ち上げられるベストシーズンです。
 
 
広い浜辺を見渡すと、打ち上げラインと呼ばれる波打ち際の跡に沿って漂流物がよく拾えます。
 
 
子どもと一緒に楽しみながら辺りを見回してお宝を探してみてください。
 
 
子どもが気になる何かを見つけられたら、
 
 
「これは何だろうね?」
 
 
と問いかけたり、
 
 
「よく発見したね!」
 
 
と、できたことを見つけてたくさん褒めてあげてくださいね。
 
 

◆お題を決めて観察力を養う

 
 
少しレベルアップする場合、お題を決めて探します。
 
 
シーグラス、流木といったモノ縛りでもいいですし、白くて丸い石など観察して判断することが必要なテーマにすると難易度が上がります。
 
 
漂着ごみを見つけるのも、環境問題を身近に感じて興味関心が広がるいいきっかけになりますよ。
 
 

◆集めたものを分類・観察する

 
 
集めた宝物は仲間分けして、ぜひじっくり観察してみてください。
 
 
漂流物で人の顔や動物の形を作る見立て遊びや、持ち帰って工作に使うのもお勧めです。
 
 
分類したり、ものの形を見ながら考えて工作することで、楽しく見る力を伸ばすことができます。
 
 
 
 
我が家の場合、初めは浜辺で何でもかんでも拾い集めていた息子が、そのうちに貝殻、特にタカラガイという貝を気に入って集めるようになりました。
 
 
よく見かける上に、種類が豊富で見分けるのも楽しいからです。
 
 
小さくて丸っこい貝殻を見つけると、これはタカラガイなのか否か?判別することで観察眼が育ったように思います。
 
 
図鑑で調べることで種類もよく分かるようになりました。
 
 
古くはお金として流通していたと言われるタカラガイ。まさに宝探しにうってつけで拾える場所も多いので、良かったら見つけてみてくださいね。
 
 
貝殻が拾いやすい場所は本やインターネットで調べられます。
 
 
砂地か岩場の多い浜なのか、また地域によっても拾えるものが違ってきますのでとても奥深いです。
 
 
旅先で早起きして宝探しするのも、いい思い出になりますよ。
 
 
ビーチコーミングの際には高波や暑さ対策、危険な漂流物への注意が必要です。
 
 
持ち物や気をつける点などは必ず事前に調べて、安全に楽しんでください。
 
 
このように、まずは遊びや生活の中で目に見えるものの状況が分かるようになれば、やがて目に見えない会話の流れも読み取れるようになっていきます。
 
 
親子で楽しみながら、空気の読めない子どもの周りを見る目をじっくり育てていきたいですね。

 
 
 
 
 
 
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執筆者:山中寧子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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