外出先での癇癪は起きる前に予防する!なんでも欲しがる小学生女子と楽しくおでかけする方法とは

 

最初は楽しくおでかけしていたはずなのに、子どもの欲しいものは際限がなく、買ってあげないとだんだん不機嫌になってくる!なんてことはありませんか?そんなイライラのお出かけは今日から卒業!3ステップの簡単な対応で楽しいお出かけが作れますよ。
 

【目次】

 
 

1.おでかけ大好きな娘と外出しても、最後は癇癪に巻き込まれていた過去

 
 
 わが家の娘が学校に行き渋りをしていた頃、1週間頑張って学校へ行ったご褒美としてお出かけにいくということをしていた時期があります。
 
休憩に甘いものを食べることもありましたし、ご褒美としてのおでかけなので、何か少額のものをひとつ買うのは良いよ、とも言っていました。
 
 
ところが、目の前に可愛いぬいぐるみやキラキラした文房具がたくさんあると、欲しそうにしてその場から離れなくなることが度々ありました。
 
 
「1つだけだよ」「〇円までだよ」と最初に約束しても、ほしい!という想いをなかなか切り替えられません。
 
 
 
 
おでかけの時間が長くなるほど、欲しいものが増えて、買って!買って!と最後には癇癪になるのには、正直困っていました。
 
 
せっかくの楽しいおでかけなのに、最後はお互いにイライラしながら帰宅することが続き、どうしたらいいの?と困っていました。
 
 
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2.買ってあげるものは1つだけと約束したのに、どうして何でも欲しがるの?

 
 

先のことが見えていないため

 
 
まず、子どもは「今」を生きていますよね。
 
 
お出かけに行って、あれもこれもと欲しいと言い出すのは、子どもの脳は未熟で「今」しか見えていない可能性が考えられます。
 
 
目の前にある素敵なものを見ると、さっきまで「欲しいー!」と言っていたもののことや、お出かけ前にした約束は、悪気がなくてもすぐに忘れてしまうのです。
 
 
あら、もう忘れちゃったんだね、とママが思えることで、子どもへの接し方も変わってくると思いませんか。
 
 

◆ほかの言葉を知らないため

 
 
また、かわいいね~と言う代わりに、見るもの全部を「欲しい!買って!」という言葉にしている場合があります。
 
 
子どもは言葉のバリエーションが少ないので、ただ目に付いたものでも、他の言葉が出てこなくて、欲しいと言っているだけのことも。
 
 
言葉じりに騙されず、その言葉の裏にはどんな気持ちが隠れているのか、見つけられるようになるといいですね。
 
 
 
 
 
そして、欲しいなぁ、買ってもらえたらいいなぁという気持ちが膨らみすぎて、最終的には叶えてもらえないことにいら立ち始めます。
 
 
大好きなママは、私の気持ちをわかってくれてるよね!という大前提
 
私がこんなに好きって言ってるのに、どうして買ってくれないの?!どうして分かってくれないの?!
 
という思考になり、癇癪につながってしまうのです。
 
 
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3.3ステップで解決した、小学生女子と楽しくお出かけする方法

 
 

ステップ1 行先きをリストアップ

 
 
行先きのリストアップはしたことがあるママも多いかもしれませんね。
 
 
 わが家では、ただ行先を書いただけのメモですが、娘の好きな柄のかわいいメモやノートを使いました。

 
 
 そして、リストアップしたものを「しおり」と言って、プチ旅行に行くような小さなワクワク感をつけ足していました。
 
 
行き先を決めるときは、子どもの楽しみな予定なのか、ママの予定なのか分けて考えてみてください。
 
 
ショッピングモールのようにお店がたくさんある場所は、食品売り場や専門店を1つの行き先と考えます。
 
 
書き出してみると、子どもの予定1つにママの予定がたくさん、なんてことはありませんか?
 
 
ママの予定のときは子どもは待っている状態、ちょっとつまらない状態ですよね。
 
 
 
 
 
まずは、子どもも大人も同じくらい楽しめる予定を組むところが、ポイントです。
ワクワクする雰囲気で、試してみてほしいです。
 
 

ステップ2 おでかけ前に約束ごとを決める

 
 
行先を決めたら、買うものと帰る時間を決めておきます。
 
 
 お店を見て周っていると、あちこち行きたくなったり、用事を思い出したりしますよね。
 
 
家に帰るのは退屈になるから嫌だという理由で、一度外出すると子どもはあちこち行きたがりました。
 
 
そんなときでも、帰る時間を決めておけば、ママも子どもに付き合ってあげやすくなります。
 
 
「ニコニコのお出かけができたら、来週のご褒美も、ママとのおでかけにしようか♪」
 
「決めた時間に帰ってこられたら、ママと一緒に帰ってから少しゲームできるよ!」
 
 
など、~したら、〇〇できるという言い方で伝えます。
 
 

ステップ3 欲しい欲しい!攻撃には、笑顔が有効!

 
 
最後は、目的地に着くまでのあいだに、お出かけに行けたことを肯定します。
 
 
「今日は〇〇ちゃんと一緒にお出かけできて嬉しい
 
「しおりを作って、特別なお出かけだね」
 
ママが嬉しいというメッセージを伝えることで、子どもは気分よく目的地まで行けますよね。
 
 
 
 
 
そして、お買い物前や途中など、やりやすいタイミングで、しおりを一緒に確認します。
 
 
「何を買うんだったっけ?かわいいしおり見てみよう!」
 
「まずはどこに行くって決めたでしょう?」
 
 
質問やクイズ形式にすると、指示している雰囲気を出さずに確認することができます
 
 
最初は、成功体験の記憶を作ることが目的なので、予定を詰めすぎずにお出かけしてみてください。
 
 
わが家では、何を買うのかお約束をして、行先きの見通しを立て、途中でしおりを見ながら確認したら、全く癇癪を起こさずにお出かけすることができました
 
 
帰り道にも、とても楽しかったことを伝えて、お出かけの成功体験が完成です!
 
 
ちなみに最初は、私が用事を急に思い出して、行先きを変更したり追加したりすることは、子どもに認めてもらえずNGでした。
 
 
でも、成功体験が積み重なることで、徐々に行先を増やしたり、予定変更したりしても、子どもは柔軟に対応してくれるようになっていきました。
 
 
外出先での癇癪は起きる前に予防する、ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:作倉 帆香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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