繊細な小学生女子のSOSサインがわかる!友達トラブルを防ぐ親子の会話

親にとってわかりづらい我が子の学校での様子。今回は友達トラブルを抱えた我が子のSOSサインを見逃してしまった反省点から考えてみました。子どもの発するSOSサインってどんなもの?そして、ホンネを聴きだす会話のコツとは?
 

【目次】

1.中学年ころから増えてくる友達トラブル
2.親が想像もしない友達トラブルを抱えていた娘
3.わたしの後悔 早めに気づいてあげていられたら…
4.子どもが発するサインをキャッチしホンネを引き出す会話のコツ 
◆SOSサインの知識をもっておく
◆子どものペースに合わせた会話をする

 

1.中学年ころから増えてくる友達トラブル

 
 
小学生の女子は高学年になってくると、仲間意識が強くなり友達トラブルも増えてきます。
 
 
休み時間はいつも決まったメンバーで集まって話をしたり、トイレも一緒に行くなど、女の子はグループを作りたがるようになります。
 
 
9歳の壁、10歳の壁と言われるように、小3、小4あたりから行動や学習面が雑になってくる傾向があります。
 
 
容姿や勉強の出来など周りと比較して人の価値を判断したりすることも。
 
 
 
 
そのため、心ない言葉で人を傷つけたり、傷つけられたりし、学校で嫌な思いをして帰ってきて家でイライラしていたり、行動が荒くなったりすることがあるかもしれません。
 
 
お母さんは、思春期にありがちなこと、と流してしまわず、注意してお子さんの言動を見ていただきたいのです。
 
 
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2.親が想像もしない友達トラブルを抱えていた娘

 
 
小学5年生になったわたしの娘は、繊細なタイプ。
 
 
不注意なところもあり、診断は受けていませんが、グレーゾーンの可能性があります。
 
 
4年生ごろから友達との関わりのことで愚痴を言うようになりました。
 
 
「Nちゃんにこんなこと言われた」
 
「AちゃんとMちゃんと3人だと私が仲間外れになっちゃう」
 
 
など、友達関係が少しずつ複雑になってきているなぁという印象がありました。
 
 
そして、5年生になってすぐ、親しくなった友達からつねる、蹴るや暴言の嫌がらせを受けていたのです。
 
 
それは、かさぶたや痣が残るほどのものでした。
 
 
 
 
それなのに、当時のわたしは娘の異変にすぐに気づくことができず、娘が発していたSOSサインをスルーしてしまったのです。
 
 
新年度になってから1ケ月ほど経った5月のことです。
 
 
いま思えば、この頃に感じていたいくつかの違和感は「だから、あの時はそうだったんだ」と合点がいきます。
 
 
しかし私は、娘の異変を感じつつも「新学期の疲れかな」「高学年にもなると荒い口調になるものかな」と思い込んでしまいました。
 
 
具体的な娘の異変はこうです。
 
 
①朝、起きてこなくなる
 
②会話が雑になる、乱暴になる
 
③クラスの友達のことを否定的に言う
 
 
朝は自分で起床できていた娘が時間になっても起きてこなくなり、「時間だよ」と私が起こしに行くと、「あぁぁー」と低い声でうなりながら起きるようになりました。
 
 
起きてからもムスッとした表情です。
 
 
その後の会話も鬱陶しそうでした。「え?」「あぁ、うん」など短い言葉。顔は下を向いたままで無表情です。
 
 
別の日には、帰宅した娘との会話で「蹴ったり叩いたりはみんなやってる」「キモイとかみんな言う」と言うので、驚いた私が「みんなって言っても全員じゃないでしょ?」と聞いても「みんなだよ」と言っていました。
 
 
今の子って随分と乱暴な言葉を使うのだろうか、と不安を覚えました。
 
 
繊細な娘にとって、この環境はしんどいだろうなと思いつつ、詮索しすぎると嫌がられそうとも思い、それ以上は突っ込んで聞きませんでした。
 
 
その後1ケ月ほどしてから、友達からつねられていることを話してくれた娘と相談し、担任の先生に報告しました。

 
 
そして、先生から相手の子に事実確認と注意をしていただきました。
 
 
幸い、相手の子は自分の行為を認めて反省し、後日、娘に謝ってくれ今も友達付き合いが続いています。
 
 
この時のことは今ふりかえっても、娘の抱えていた問題に気づいてあげられず辛い思いをさせてしまったな、という後悔の気持ちでいます。
 
 

3.わたしの後悔 早めに気づいてあげていられたら

 
 
発達障害グレーゾーンや繊細さのある子どもは、ネガティブな記憶が蓄積されやすい特性があります。
 
 
そのため自信を失いやすいのです。
 
 
さらに繊細なタイプは強気で言い返したりするどころか、空気を読みすぎて何も言えなくなったりします。
 
 
このようなことを繰り返し、繊細な子どもは自己肯定感が下がっていく一方です。
 
 
そして、自分の抱えている困りごとを親や先生にすぐに訴えられず、自分で抱えてしまうのも繊細なタイプだからこそだとも言えます。
 
 
学校で一生懸命がんばってしまうのですよね。
 
 
 
 
だからこそ、家にいる時にはお子さんのしんどい思いが態度に出ているはずなので、お母さんにはここを見逃さずに、適切な声掛けをしてあげてほしいのです。
 
 
わたしも娘に異変が見られたときに早めに声掛けができていれば、もっと早めに対応できていたのではと思います。
 
 
ぜひ私の体験を反面教師にして、お子さんに「以前とは違うな、変わったな」と思うところがないか様子をよく見てくださいね。
 
 
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4.子どもが発するサインをキャッチしホンネを引き出す会話のコツ

 
 
では実際に子どもの変化に気づくための対応についてお話します。
 
 

◆SOSサインの知識をもっておく

 
 
子どもが心に困りごとを抱えている時、言動や体調に変化が現れます。
 
 
そのSOSサインのパターンを知識として持っておくと「これは!SOSかもしれない」と気づくことができます。
 
 
体調のSOS 
 
 夜、眠れない
 
 朝、なかなか起きれない
 
 食べなくなる
 
 食べすぎになる
 
 疲れた様子
 
 
行動のSOS
 
 話さなくなる
 
 挨拶をしなくなる
 
 無表情になる
 
 学校に行きたがらない
 
 家に引きこもる
 
 
以前にはなかったのに、このような変化があった場合は思春期や年頃だからとスルーせず、声をかけたり、注意深く様子を見ていくことが大事です。
 
 

◆子どものペースに合わせた会話をする

 
 
まずは子どもの様子からSOSを感じた時は
 
 
「なんだかしんどそうだね。気になることとかある?」
 
 
と軽く聞いてみてください。
 
 
 
 
この時、具体的に話してくれなくても、返事が素っ気なくても気にしなくて大丈夫です。
 
 
まずはお母さんはあなたの様子が気になっているよ、ということが伝わることが大事です。
 
 
そして、普段からお子さんとの会話のペースを意識してみてください。
 
 
これは、子どものペースに合わせた会話をするという意味です。
 
 
大人と子どものコミュニケーションのペースは違います。
 
 
大人は、考える速さも話す速さも子どもよりスピードがあります。
 
 
反対に、子どもは話すことを考えながら、言葉も選びながら話そうとするので、大人よりも時間がかかって言葉を発します。
 
 
そのため、話し始めるまでに黙ってしまったり、考えがまとまらず話の内容がよくわからないこともあります。
 
 
普段の会話でも
 
 
「今日、学校どうだった?」
 
「友達とうまくいってる?」
 
 
など、矢継ぎ早な質問は子どもが答えたくなくなってしまいます。
 
 
わたしもつい、考えがまとまらないならわかりやすく誘導してあげよう、という気持ちになって「〇〇っていうこと?」「△△なんじゃない?」などと答えを誘導した質問をしてしまいます。
 
 
これはNGな対応です。
 
 
ペースを合わせるということは、大人がじっくり待つということです。
 
 
口を挟んだり、返事を急かしたりせず、お子さんが何かを考えている様子であれば、黙って待ってあげることです。
 
 
会話の主導権をお子さんに持たせてあげてくださいね。
 
 
お子さんが心に何かを抱えている時は、必ずサインが出てきます。
 
 
お母さんがそれにしっかり気づけるように、子どものSOSサインについて知識を持っておいてください。
 
 
そして、子どものペースに合わせた会話を普段からしておくことで、ピンチの時にはお母さんがいるから安心という親子関係を築いておいてくださいね。
 
 
 
 
思春期の子どもへの適切な声掛けについてこちらでご紹介しています

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執筆者:北川明希子
(発達科学コミュニケーション  トレーナー)
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